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「社会に貢献してこそ」それがエネルギー事業の原点。「未来にコミットしてこそ」それがエネルギー事業の到達点。

「社会に貢献してこそ」それがエネルギー事業の原点。「未来にコミットしてこそ」それがエネルギー事業の到達点。

「社会に貢献してこそ」それがエネルギー事業の原点。「未来にコミットしてこそ」それがエネルギー事業の到達点。

2024年1月15日、日立製作所の創業者・小平浪平は生誕150周年を迎えました。
日立は創業以来、日本の近代化や高度経済成長を支えながら、エネルギー事業を通じてさまざまな社会課題に取り組んできました。

よりクリーンで安定的なエネルギーが求められる現代。
今後も持続可能なエネルギーの未来に貢献していきたいという、日立のエネルギー事業に込められた想いを、日本の成長と共に歩んだ歴史と創業の精神を振り返る「創業編」、決意を新たにする「未来編」に分けてご紹介します。

「社会に貢献してこそ」それがエネルギー事業の原点。

電気の時代が始まりを告げ、近代化の途上にあった日本。
「自らの力で電気機械を製作したい」という志を胸に、
草創期の日立は幾多の困難に挑んだ。
諸外国の新しい技術を取り入れては国産化をめざし、
1910年に鉱山の修理工場で、
日本人により設計製造されたモーターとして
現存最古の「五馬力誘導電動機」が誕生した。
以来、「優れた自主技術・製品の開発を通じて
社会に貢献する」という理念を貫き、
エネルギー産業の進化を支え続けてきた。
エネルギーは、かつて新しい国づくりの礎だった。
そしてこれから、歴史と技術を積み上げた先で、
日立のエネルギー事業は、新しい世界を支える道になる。

エネルギー事業の起源にあった「国産化への決意」


重要文化財に指定された五馬力モーター

エネルギー事業の起源にあった
「国産化への決意」

1910年、日立製作所の設立と同年に創業者・小平波平の指揮のもと製作された「五馬力モーター」。日立の象徴的な製品で、日本人が設計製造した現存最古のモーターは、2023年6月に設計図面とともに重要文化財に指定されました。当時、日本の産業は海外製の工業機械に頼っており、国の近代化に向け技術の国産化が課題となっていました。五馬力モーターも、「自らの力で電気機械を製作したい」という想いから生まれたものです。「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念の出発点であるとともに、日立のエネルギー事業の起源ともいえます。

安定した電力供給への貢献を通して大きな飛躍へ


外国製品を抜いてトップシェアとなった変圧器

安定した電力供給への貢献を通して
大きな飛躍へ

第一次世界大戦時、千馬力級の発電用水車でさえ国産が難しかった中で、日立は1万馬力の水車を完成させるまでに成長。そして転機となったのが、1923年の関東大震災後の復興でした。東京では半数近い世帯が停電し、企業の多くが被災。その中、大きな被害を免れた日立工場では「京浜地方の復興を第一の任務とすべき」と、変電設備や変圧器などを増産。この経験により結果として製品の量産技術が確立され、大正から昭和にかけて大きく飛躍する礎となったのです。安全な送電に欠かせない遮断器で、外国製品を抜いてトップクラスのシェアを獲得したのもこの時期です。

戦後の復興と成長を支えた多様なエネルギー開発


10万kW立軸フランシス水車(佐久間発電所御納)

戦後の復興と成長を支えた
多様なエネルギー開発

戦後に入り、増大する電力需要に応えるため、日立は戦前の実績を生かして水力・火力・原子力といった大型電源の開発を推進していきました。佐久間発電所用の10万kW立軸フランシス水車や、仙台火力発電所用の火力発電機などは、1950年代以降の電源開発を代表する製品です。日立は、1974年、オイルショックを機に日本のエネルギー政策が見直されスタートした「サンシャイン計画」にも参画。太陽・地熱・水素など多様な新エネルギーの研究・技術開発にも注力していきました。社会インフラを支える日立のエネルギー事業はこうして、大きな広がりを見せていきます。

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「未来にコミットしてこそ」それがエネルギー事業の到達点。

持続可能な未来に向けてクリーンなエネルギーがますます求められる時代。
カーボンニュートラルの実現をめざして、よりクリーンで、安定したエネルギー供給を支えるという使命に、日立は向き合っている。
「パワーグリッド」「エネルギーソリューション」「原子力」。
長年培ってきた技術と経験、先進のデジタルソリューション……。
そのすべてを注ぎ込んで、イノベーションに挑み続け、人々の暮らしと社会の原動力となるエネルギーを、1世紀以上にわたり支えてきた。
日立のエネルギー事業は、今日と次の世代のために、持続可能なエネルギーの未来にコミットし続ける。

世界の潮流とカーボンニュートラルへの道筋

世界の潮流と
カーボンニュートラルへの道筋

気候変動の深刻化が世界共通の課題となった現代。脱炭素化に向けてグローバルな動きを背景として再生可能エネルギーの導入が加速する一方、需要の面では、EVの普及やデータセンターの大規模化、産業の電化などの新たなニーズを受け、エネルギー業界は大きな転換期を迎えています。また、国際情勢の不安定化による資源価格の高騰なども、エネルギーを取り巻く新しい課題となっています。こうした中、2050年までのカーボンニュートラルの実現に向け、エネルギー事業における長い歴史と豊富な実績を有する日立だからこそ、社会へ貢献できると考えています。

日立のソリューションとエネルギーの新たな価値

日立のソリューションと
エネルギーの新たな価値

カーボンニュートラルの実現に向けて、日立は「パワーグリッド」「エネルギーソリューション」「原子力」のエネルギー分野で、さまざまなステークホルダーとの協創による取り組みを推進しています。これまでに培ってきた技術と経験、さらに先進のデジタル技術を活用して、エネルギーバリューチェーン全体の高度化を支援しています。具体的には、電力需要予測の高精度化、発電所の運転効率化、分散型電源の最適制御など、日立のエネルギーソリューションを通じて、新たなエネルギーシステムの構築に貢献し、よりクリーンで安定的したエネルギー供給を支援していきます。

持続可能な未来に向けたさらなるイノベーションを

持続可能な未来に向けた
さらなるイノベーションを

次の世代のために、地球の未来のために、日立のエネルギー事業はカーボンニュートラル実現に向けて、さまざまな社会課題の解決に向けた取り組みをリードし続けます。先進のプロダクトとサービス、エネルギーソリューションやLumadaをはじめとするデジタル技術など、日立の強みを組み合わせ、DX(Digital Transformation)とGX(Green Transformation)という2軸からエネルギー分野における社会イノベーションを生み出していきます。次の世代により良い暮らしと社会をつないでいくために、日立はそのすべてを注ぎ込んで、持続可能な未来に貢献していきます。