ページの本文へ

Hitachi

Message from CIO

株式会社日立製作所
執行役常務
CIO 兼ITデジタル統括本部長
貫井 清一郎

日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現して人々の幸せを支えることをめざしています。デジタル、グリーン、コネクティブを変革のドライバーとして、日立は顧客や社会に価値を提供する社会イノベーション事業を多様な業種で拡大しています。
我々IT部門では、グローバルでの社会イノベーション事業拡大に貢献するITへと変革を遂げるべく、2024日立グループIT中期計画を策定し、掲げた重点施策を着実に進めています。デジタル経営基盤構築とIT構造改革を通して、俊敏性・効率性・堅ろう性を兼ね備えるとともに、世界に伍(ご)するコストレベルとデータ活用を実現していきます。
経営の求める成長・スピード・効率を実現するデジタル経営基盤構築では、「全社CRM基盤」「DXを加速する基盤やツール」「グローバル共通ERP基盤」の整備・構築とともに、「ITサービスの標準化・集約化」に取り組んでいます。
また、ITのアセット・コスト・リソース・ガバナンスの構造改革を断行し、定常コストの増加を抑制するとともに、グローバルIT人財の適正化や人財の多様化も推進しています。
さらに、自然災害、国際情勢、アフターコロナ対応などの事業環境の変化や増大するリスクに対し、より柔軟なITアーキテクチャーやゼロトラスト化を実現し、ITの強靭(じん)化を図ります。
これらの施策をグローバルで確実に実行するため、IT機能の最適配置に着手しました。グローバルの主要な地域に、Regional CIOとCoEを配置し、社内ITに関する意思決定/施策実行のスピード向上を図っています。
上記の取り組みをお客さまとの協創に生かすことで、お客さまのビジネスの価値向上につなげていきたいと考えています。本レポートが少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。