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22kV配電システムとその要素技術

Development of 22kV Distribution Systems and Switchgear

梶原 悟 日立製作所 電力・電機グループ 電機システム事業部 受変制御生産本部 受変制御設計部
土屋 賢治 日立製作所 電力・電機グループ 電機システム事業部 受変制御生産本部 受変制御設計部
喜久川 修一 日立製作所 電力・電機グループ 電機システム事業部 受変制御生産本部 受変制御設計部
高濱 朗 日立製作所 電力・電機グループ 電機システム事業部 電源システム部



口絵
注:略語説明
PMT(Pad Mounted Transformer;路肩などに設置されている地上用変圧器)
RNW(Regular Network;複数のRNWの低圧側を連係させ,当該機器が故障しても他の機器から負荷への電源供給が可能なシステム)
SNW(Spot Network;3系統から,それぞれ別の変圧器で受電し,1系統が停止しても残りの2台の変圧器で負荷に電力供給をすることが可能なシステム)
22kV配電系統の概略
 22kV配電では,従来の6kV配電に比べて,使用する電力量が同じであるならば,電圧に反比例して電流を低減することが可能になる。また,配電時の電力損失を電流の二乗に比例して少なくすることができるので,CO2の排出量を削減でき,地球の温暖化防止にも有効である。



 都市部などの電力消費が集中する地域の電力需要が増加する中で,6kV配電用変電所の立地不足や,配電用管路の輻輳(ふくそう)化などによるコストアップといった課題が生じてきた。そのため,6kV配電電圧を回線当たりの容量が大きい22kVに昇圧して,負荷の近傍まで配電することにより,配電時の電力損失を低減し,地球温暖化の一因でもあるCO2の排出量削減につながる電力供給設備が求められている。しかし,22kV機器は6kVの機器に比べてサイズが大きく高価格であることが,22kV配電の拡大を困難にしている。

 日立製作所は,東京電力株式会社との共同研究などにより,22kV配電機器のコストダウンと機器のコンパクト化を目的とした製品開発を行っている。


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