ナビゲーションをスキップ
| HITACHI HOME | UP | PREV | NEXT | SEARCH | 日立トップページへ

本文ここから
設備投資の分散性と投資額の抑制を可能にする
中型ABWR“ABWR-600”


Development of Medium-Size ABWR "ABWR-600" Aiming at Diversification and Amount Control of Plant Investment

木下 詳一郎 日立製作所 原子力事業部 原子力プロジェクト部
安藤 浩二 日立製作所 原子力事業部 原子力計画部
守田 俊也 日立製作所 原子力事業部 原子力制御計画部
小山 和人 日立製作所 原子力事業部 原子力計画部



口絵
注:略語説明
ABWR(Advanced Boiling Water Reactor)
中型ABWR“ABWR-600”プラント全容のイメージ
 経済性向上のニーズに対応するために,電力需要の動向に合わせた設備投資の分散性と投資額の抑制を可能とする電源として,“ABWR-600”の開発を行った。これにより,分散電源としての適用性,至近の市場投入への可能性など,電力自由化を背景とした多様な市場の要求にもこたえることができる。



 基幹電源としての普及,経済性の向上,市場動向への迅速な対応など,原子力発電所へのニーズは多様化している。日立製作所は,このようなニーズにこたえるため,原子力発電プラント“ABWR-600(Advanced Boiling Water Reactor-600)”を開発した。

 これは,電気出力として600MWe級を選定し,第3世代として位置づけられる改良型軽水炉としては世界で唯一の建設・運転実績を持つ現行のABWR(1,350MWe級)の特長を生かしつつ,(1)システムの簡素化,(2)大型炉で開発した技術の活用,(3)配置設計の集中化などを反映することにより,設備の合理化,適正化を図ったものである。新たな開発を必要としない機器・システムを基本にしていることから,発電所の建設・運転にかかわる許認可の取得期間も含めて,市場での早期実用化が可能である。


本文ここまで
ここからフッタ

(C) Hitachi, Ltd. 2004. All rights reserved.
フッタここまで