ナビゲーションをスキップ
| HITACHI HOME | UP | PREV | NEXT | SEARCH | 日立トップページへ

本文ここから
東京電力株式会社常陸那珂火力発電所
第1号機1,000MW発電設備の完成


Completion of Hitachi Naka Thermal Power Station Unit No.1 1,000MW Power Generating Plant of the Tokyo Electric Power Co., Inc.

松本 信幸 日立製作所 電力・電機グループ 火力・水力事業部 日立生産本部 火力システム設計部
岩元 英明 バブコック日立株式会社 呉事業所 火力技術本部 ボイラ設計部
金田 孝雄 日立製作所 情報・通信グループ 情報制御システム事業部 発電制御システム設計部
鴫原 浩一 日立エンジニアリング株式会社 電力システム本部 エンジニアリング第1部



口絵

完成した東京電力株式会社常陸那珂火力発電所の全景
 茨城県那珂郡東海村とひたちなか市にまたがる常陸那珂港北埠頭に位置する常陸那珂発電所に,1,000MWの火力発電設備第1号機が2003年12月に完成した。



 近年,地球環境保全の観点から,火力発電設備の熱効率の向上が最優先課題となっている。このような中で,2003年12月に完成した世界最高水準の高効率プラントが,東京電力株式会社常陸那珂火力発電所第1号機1,000MW石炭燃焼火力発電設備である。

 この発電設備は,主蒸気温度が最高水準の600℃となる超々臨界圧石炭ボイラと,最終段に41インチ(約104cm)翼を採用した最新鋭蒸気タービンを用いたものである。

 日立製作所は,この発電設備の主機であるボイラ設備とタービン発電機設備の設計と製作を担当した。プラントの計画にあたっては,蒸気条件に応じて高温・高圧化し,多炭種に対応できる大容量石炭燃焼ボイラや,高効率蒸気タービンを採用するなど,日立製作所の総合力と最新技術を駆使して,高効率化と信頼性の向上を図った。

 また,監視制御システムでは,中央操作室に拡大表示装置(大型液晶表示器)を設置し,高機能CRTによってCRTオペレーションの適用範囲を拡大するなど,運転操作の省力化と監視性の向上を図った。さらに,所内の電源設備用配開装置に直接リモート伝送方式を適用し,ケーブル物量の削減による建設費の低減も図った。


本文ここまで
ここからフッタ

(C) Hitachi, Ltd. 2004. All rights reserved.
フッタここまで