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Hitachi

Hitachi Dynamic Link Manager SoftwareをインストールしたAIX版ご利用時の注意事項

この記事は2015年2月18日に公開した「IT Report Utility (システム情報採取ツール)ご利用時の注意事項」の改訂版です。

現象

Hitachi Dynamic Link Manager Software(以下、HDLM)をインストールしたAIXのシステムで、システム情報採取ツール(IT Report Utility)のsystoruコマンドによりHDLMの情報を採取すると、ダンプ*1とログファイル*2を消すことがあります。

*1
ダンプの出力先ディレクトリのデフォルトは/var/adm/ras/ です。
*2
ディレクトリ /var/adm/ras/ には、bootlogなどのログファイルがあります。

重要度

AAA

対象バージョン

  • P-1M1Z-1111 01-00
  • P-1M1Z-1111 01-01
  • P-1M1Z-1111 01-10以降
  • P-1M1Z-2111*3 01-10
  • P-1M1Z-2111*3 11-04
  • P-1M1Z-2111*3 17-05以降
*3
systoruコマンドを格納したCDの形名

発生条件

次の条件のすべてに該当する場合に、本現象が発生することがあります。

  1. 以下のOSを使用している。
    • AIX 5L V5.3
    • AIX V6.1
    • AIX V7.1
    • AIX V7.2以降
  2. 以下のHDLMをインストールしている。*4
    • P-9113-5171 Hitachi Dynamic Link Manager Software 7.6.0-00以降
    • P-9113-5181 Hitachi Dynamic Link Manager Software 8.0.0-00〜8.1.3-xx
  3. 以下対象バージョンのsystoruコマンドを実行する。
    P-1M1Z-1111 01-00、01-01、01-10以降
    
  4. systoruコマンドの実行で消費するディスクの容量の上限に達し、一部の資料採取に失敗する。*5
*4
以下のファイルが存在すれば、対象のHDLMがインストールされています。
/etc/opt/hitachi/systoru/pattern/!8A8_HDLM
*5
ディスクの容量の上限に達すると以下の警告メッセージを実行画面に表示します。
KAIS131-W:The size of the output data exceeded a limit size.

対策方法

以下のダウンロードサイトから拡張モジュールの修正版をダウンロードしインストールしてください。

拡張モジュール:
HDLM-ITRU 01-00-/A
Hitachi Dynamic Link Manager Software IT Report Utility 対応機能

運用回避策

systoruコマンドの実行で消費するディスクの容量の上限を無制限とすることで、本現象の発生を回避できます。その回避方法は以下の通りです。

systoruコマンドの実行で消費するディスクの容量の上限は以下のファイルに設定されています。
/etc/opt/hitachi/systoru/config/systoru_conf

容量の上限はそのファイルの以下の行に設定されています。

SYSTORU_MAX_OUTPUT_DATA_SIZE=512000

この行を以下のように変更してください。

SYSTORU_MAX_OUTPUT_DATA_SIZE=-1

この変更により、本現象は発生しなくなりますが、systoruコマンドの実行で消費するディスクの容量の上限が無制限となります。
そのため、systoruコマンド実行前後のディスク空き容量を監視し、ディスクフル状態にならないようご注意願います。

発生時の対処方法(回復策)

ありません。

重要度の説明

本ツールでは次の基準にしたがって重要度を記載します。

【重要度の定義】
該当する問題が発生した場合の業務へ与える影響度の目安を示します。
次に示した基準にしたがって5段階に分類しています。

AAA 業務システムの運用が停止し、発生頻度が高い。
AA 業務システムの運用が停止するおそれがある。
A 業務システムの運用が停止するおそれはほとんどない。
B 業務システムの運用に与える影響が少ない。
C 業務システムの運用に与える影響はほとんどない。