HDLM-ITRU 01-00-/A ----------------------------------------------------------- プログラムプロダクト HDLM-ITRU 01-00-/A Hitachi Dynamic Link Manager Software IT Report Utility 対応機能 README ----------------------------------------------------------- All Rights Reserved. Copyright (C) 2013, 2017, Hitachi, Ltd. 本書では,本ツールをご使用になる際の注意事項を説明いたします。 ご使用の前に必ずお読みください。 本書は改良のため,予告なしに変更することがあります。 他社所有名称に対する表示 ・AIX,AIX 5L, IBM, POWERは,世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。 記憶容量等表記 1KB(キロバイト)=1,024バイトです。 1MB(メガバイト)=1,048,576バイトです。 1GB(ギガバイト)=1,073,741,824バイトです。 記載項目 1.適用OS/適用機種 2.必須プログラム 3.関連プログラム 4.提供ファイルおよびリソース使用量 5.セットアップ方法 6.機能概要 7.修正内容 8.制限事項 9.使用上の注意事項 10.ソフトウェアマニュアル一覧 ----------------------------------------------------------------------- 1.適用OS/適用機種 1.1 適用OS 下記のOSに適用します。 AIX 5L V5.3 AIX V6.1 AIX V7.1 AIX V7.2 1.2 適用機種 下記シリーズ中で適用OSが稼働する機種: EP8000シリーズ(POWER5以降) IBM Power System ----------------------------------------------------------------------- 2.必須プログラム ・P-1M1Z-1111 システム情報採取ツール 01-10 ・P-9113-5171 Hitachi Dynamic Link Manager Software 7.6.0-00以降,または P-9113-5181 Hitachi Dynamic Link Manager Software 8.0.0-00以降 ----------------------------------------------------------------------- 3.関連プログラム なし。 ----------------------------------------------------------------------- 4.提供ファイルおよびリソース使用量 4.1 提供ファイル一覧 本プロダクトでは、次のファイルをインストールします。 /etc/opt/hitachi/systoru/pattern/!8A8_HDLM /opt/hitachi/systoru/tool/!8A8_HDLM_unlink.sh 4.2 仮想メモリ容量 37 MB 数値は,Hitachi Dynamic Link Manager Softwareに関する処理の仮想 メモリ容量です。処理は同時ではなく順番に行っていきます。 従って,実際に使用する仮想メモリの容量は,システム情報採取ツールの 取扱説明書,および各ミドルウェア情報採取機能のREADMEファイルに記載 されている仮想メモリ容量の最大値です。 4.3 ディスク占有量 3 KB ただし,ディレクトリごとの内訳は以下のとおり。 /etc 1 KB /opt 1 KB /usr 1 KB なお,本ツールは次に示すとおり,実行時にもディスクを消費します。 ・/var/opt/hitachi/systoru/log下に出力する実行ログおよび実行履 歴ログファイルとして合計約1MBを消費します。 ・データディレクトリの下に採取資料を出力します。ファイルサイズは実行 環境に依存し,意図的に削除しない限り累積してディスクを消費します。 4.4 実行時間とサイズの目安 次の数値は,測定環境においてHitachi Dynamic Link Manager Softwareの 資料を採取した場合の値です。 システム情報採取ツールの取扱説明書,および各ミドルウェア情報採取機能 のREADMEファイルを参照の上,実行時間,資料のサイズを加算してお見積く ださい。 [測定環境] サーバモデル:エンタープライズサーバEP8000 520 CPU:POWER6(4.2GHz)×2 メモリ:8GB Hitachi Dynamic Link Manager Software環境: ・各種パラメータのカスタマイズはなし。 [実行時間と採取資料のサイズ※] ┌─────┬──────┬───────┬────────┐ │ │ 実行時間 │ 出力ファイル │展開後のファイル│ │ │ │(圧縮ファイル)│ (ファイル群) │ ├─────┼──────┼───────┼────────┤ │-t config │ 約65 秒 │ 約 22 MB │ 約 63 MB │ ├─────┼──────┼───────┼────────┤ │-t failure│ 約65 秒 │ 約 25 MB │ 約 73 MB │ ├─────┼──────┼───────┼────────┤ │-g HDLM │ 約20 秒 │ 約 8 MB │ 約 36 MB │ └─────┴──────┴───────┴────────┘ ※お客様の環境により異なります。 ----------------------------------------------------------------------- 5.セットアップ方法 5.1 インストール (1) rootユーザでログインします。 (2) 新しいディレクトリを作ります。 (3) HDLMITRU_0100_A.tar.Z をそのディレクトリへコピーします。 (4) cdコマンドでそのディレクトリへ移動します。 (5) 次のコマンドで展開してください。 compress -d HDLMITRU_0100_A.tar.Z tar xvf HDLMITRU_0100_A.tar (6) 展開先のディレクトリに存在するcopy_pattern.shを次のコマンドで 実行すると、インストールできます。 ./copy_pattern.sh インストールに成功すると実行画面に Finished. と表示されます。 インストールに失敗すると実行画面に Failed. と表示されます。 インストールに失敗した場合は、rootユーザでログインしているか ご確認ください。 5.2 アンインストール (1) rootユーザでログインします。 (2) 新しいディレクトリを作ります。 (3) HDLMITRU_0100_A.tar.Z をそのディレクトリへコピーします。 (4) cdコマンドでそのディレクトリへ移動します。 (5) 次のコマンドで展開してください。 compress -d HDLMITRU_0100_A.tar.Z tar xvf HDLMITRU_0100_A.tar (6) 展開先のディレクトリに存在するdelete_pattern.shを次のコマンドで 実行すると、アンインストールできます。 ./delete_pattern.sh アンインストールに成功すると実行画面に Finished. と表示されます。 アンインストールに失敗すると実行画面に Failed. と表示されます。 アンインストールに失敗した場合は、rootユーザでログインしているか ご確認ください。 ----------------------------------------------------------------------- 6.機能概要 本ツールを適用することにより,通常のIT Report Utilityで採取できる 資料に加えて,Hitachi Dynamic Link Manager Softwareに関する資料採取を可能に します。 6.1 使用方法 具体的な使用方法につては、IT Report Utilityの取扱説明書を参照してください。 6.2 資料一覧 ここでは,Hitachi Dynamic Link Manager Softwareに関して採取する資料を示します。 OSに関して採取する資料は,IT Report Utilityの取扱説明を参照してください。 Hitachi Dynamic Link Manager Softwareに関する資料は,解凍後の資料の次の ディレクトリ下に作成されます。 [ホスト名]_[タイムスタンプ]/HDLM 次に資料一覧と採取するために指定するオプションを示します。 dlmgetrasfile(Hitachi Dynamic Link Manager Softwareの構築,障害情報取得時の 標準出力) config/failure/HDLM ----------------------------------------------------------------------- 7.修正内容 [重要度記載項目の説明] 本製品では以下の基準にしたがって重要度を記載します。 ・重要度の定義 該当する問題が発生した場合の業務へ与える影響度の目安を示します。 下記に示した基準にしたがって5段階に分類させていただきます。 重要度 説明 AAA 業務システムの運用が停止し,発生頻度が高い AA 業務システムの運用が停止するおそれがある A 業務システムの運用が停止するおそれはほとんど無い B 業務システムの運用に与える影響が少ない C 業務システムの運用に与える影響はほとんど無い (1) 01-00-/A での修正内容 ■1 Hitachi Dynamic Link Manager Software(以下、HDLM)をインストールしたAIXのシス テムで、システム情報採取ツール(IT Report Utility)のsystoruコマンドによりHDLM の情報を採取すると、ダンプ※1とログファイル※2を消すことがある 問題を修正しました。 ※1 ダンプの出力先ディレクトリのデフォルトは/var/adm/ras/ です。 ※2 ディレクトリ /var/adm/ras/ には、bootlogなどのログファイルがあります。 <重 要 度> AAA <発生条件>:次の条件に該当する場合に発生します。 (1)以下のOSを使用している。 AIX 5L V5.3 AIX V6.1 AIX V7.1 AIX V7.2 (2)以下のHDLMをインストールしている。※3 ・P-9113-5171 Hitachi Dynamic Link Manager Software 7.6.0-00以降,または P-9113-5181 Hitachi Dynamic Link Manager Software 8.0.0-00〜8.1.3-xx ※3 以下のファイルが存在すれば、対象のHDLMがインストールされています。 /etc/opt/hitachi/systoru/pattern/!8A8_HDLM (3)以下対象バージョンのsystoruコマンドを実行する。 P-1M1Z-1111 01-00、01-01、01-10 (4)systoruコマンドの実行で消費するディスクの容量の上限に達し、      一部の資料採取に失敗する。※4            ※4 ディスクの容量の上限に達すると以下の警告メッセージを実行画面に表示        します。       KAIS131-W:The size of the output data exceeded a limit size. <回 避 策> systoruコマンドの実行で消費するディスクの容量の上限を無制限とすることで、 本現象の発生を回避できます。その回避方法は以下の通りです。 systoruコマンドの実行で消費するディスクの容量の上限は以下のファイルに設定さ れています。 /etc/opt/hitachi/systoru/config/systoru_conf 容量の上限はそのファイルの以下の行に設定されています。 SYSTORU_MAX_OUTPUT_DATA_SIZE=512000 この行を以下のように変更してください。 SYSTORU_MAX_OUTPUT_DATA_SIZE=-1 この変更により、本現象は発生しなくなりますが、 systoruコマンドの実行で消費するディスクの容量の上限が無制限となります。 そのため、systoruコマンド実行前後のディスク空き容量を監視し、 ディスクフル状態にならないようご注意願います。 ----------------------------------------------------------------------- 8.制限事項 なし ----------------------------------------------------------------------- 9.使用上の注意事項 本プロダクトをインストール後、以下のバージョンのHDLM ・P-9113-5171 Hitachi Dynamic Link Manager Software 7.6.0-00以降,または P-9113-5181 Hitachi Dynamic Link Manager Software 8.0.0-00〜8.1.3-xx をインストールされた場合は、必ず本プロダクトを再インストールしてくだ さい。再インストールされないと、systoruコマンドによりダンプとログファ イルを消す問題が発生します。問題の詳細は「7.修正内容 (1) 01-00-/A での修正内容」をご参照ください。 IT Report Utility全般に関する使用上の注意事項は, IT Report Utilityの取扱説明書を参照してください。 ----------------------------------------------------------------------- 10.ソフトウェアマニュアル一覧 10.1 マニュアル一覧 取扱説明書(IT Report Utility) 10.2 発行年月 取扱説明書の発行日,取扱説明書番号は, IT Report UtilityのReadmeを参照してください。 − 以上 −