「事務規定Document Managementソリューション」の最大の導入効果は、必要な人が必要なときに、必要な情報を得られる環境が実現できたことだ。
事務規定集を読めるパソコンは、一気に2,700台に増えた。窓口の担当者はその都度席を離れることなく、その場で事務規定集を確認しながら業務処理ができる。電話による問い合わせへの対応も目に見えてスピーディーになった。
CD-ROMの作成と配布にかかるコストも大幅に削減できた。初期導入にかかったコストは、5〜6年で回収できる見込みである。
そしてもちろん、改訂がタイムリーにできるようになったことは、顧客サービスの向上に大きく貢献している。もう個別の通達を参照したり、どの情報が最新のものであるかなどに気を使う必要はない。
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なお、イントラネットに含まれていない香港支店には、従来通り、CD-ROMを送っている。これは、「事務規定Document Managementソリューション」の一括印刷機能(大量の情報を紙やCD-ROMに出力する機能)を使って作成することができる。
次の課題は、事務規定集で示された業務をクリックすると、その業務が開始できるといった具合に、事務規定集と実際の業務ワークフローとを連携させることだ。「事務規定Document Managementソリューション」はその業務連携機能を備えているため、近い将来にその実現も可能である。
「事務規定Document Managementソリューション」の導入により、十六銀行では、必要なナレッジの一元管理とWebによる共有を実現。さらなる顧客サービス向上に向けて、ナレッジを活用する段階に入っている。
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