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クラウドサービスプラットフォーム Cosminexus:
FAQ:各製品・サービスについて

uCosminexus Service Platfom

Q1. uCosminexus Service Platformのターゲットは、どのようなシステムでしょうか?

既存システムをサービスとして再利用したいケースや、ユーザインタフェースを統一し業務効率をあげたいニーズへの対応、パッケージやサービスをSOAで繋げるというビジネス展開など、大規模なシステムからボリュームゾーンまでを考えております。

Q2. JP1のジョブネットとの連携は?

JP1/Automatic Job Management System 3 - Managerと連携することによって、さまざまなイベント駆動型のシステム構成が実現できます。JP1の持つファイルやプロセスの監視、スケジュール実行などを利用して、BPELを起動できます。

Q3. uCosminexus Service Platformの開発は、本当にコーディングレスなのでしょうか?

通信I/Fが、HTTP、SOAP、WS-Reliability、RMI-IIOPなど、製品サポート範囲内のものであれば、アダプタはインターフェースを取込み、GUIから設定を行なうだけで自動生成されます。また、ビジネスプロセス定義もデータ変換定義も、GUI操作だけで行なうことができ、コーディングは不要です。

Q4. 製品サポート範囲外の通信I/Fがあるシステムには、uCosminexus Service Platformは適用できないのでしょうか?

顧客システムに適応したカスタムアダプタやカスタム受付を作ることが可能なフレームワークを用意しています。また、特殊なデータ変換などを実現する目的で、ビジネスプロセスにUOCを組み込むことができます。

Q5. どのようなアダプタが提供されるのですか?

同期呼び出し型のアダプタには、Webサービス(SOAP)アダプタ、SessionBeanアダプタ、DBアダプタ、TP1アダプタ、オブジェクトアクセスアダプタ、Message Queueアダプタ、Kafkaアダプタ、FTPアダプタ、SFTPアダプタ、メールアダプタ、HTTPアダプタ、gRPCアダプタ、コマンドアダプタがあります。一方、非同期呼び出し型のアダプタには、WS-Reliabilityアダプタ、DB-Queueアダプタがあります。サービスプラットフォームからファイルの入出力するファイル操作アダプタ機能も提供しています。

uCosminexus Service Platformの製品情報は、下記をご覧ください。

uCosminexus Service Platform - WorkCoordinator

Q1. WorkCoordinatorから、uCosminexus Service Platform - WorkCoordinatorへの移行はできますか?また、その方法は?

可能です。ただし、システムの内容によって移行方法、移行工数が違いますので、弊社担当まで御相談ください。

Q2. uCosminexus Service Platform - WorkCoordinatorは、クラウドに対応していますか。

はい、対応しています。
AWS EC2やAzure Virtual Machines上でも、これまでの物理サーバと変わらず使用することができます。また、Red Hat OpenShiftにも対応しており、ハイブリッドクラウドやマルチクラウド環境での利用も可能です。

uCosminexus Service Platform - WorkCoordinatorの製品情報は、下記をご覧ください。

uCosminexus Application Runtime

特徴

Q1. 本製品は、なぜ開発されたのでしょうか?

OSSの利用が普及する一方、障害が起きた場合の影響を抑えられるか、障害の要因特定、および再発防止ができるか、といった不安をもつお客さまへ、これらの課題解決のニーズに応える製品としてuCosminexus Application Runtimeを開発いたしました。

Q2. 本製品を適用すると、何が実現できますか?

本製品は、 Apache Tomcat/Spring Bootにおける障害監視、トレース取得、およびログ情報の収集機能(RAS*1)を強化することにより、システムの安定稼働を容易にして、お客さまの負担を軽減します。

*1
Reliability, Availability and Serviceability

Q3. 本製品をパブリッククラウドにて適用することはできますか?

はい、できます。本製品のアドインは、オートスケールの仕組みにも適合する機能です。 スケールインによるインスタンスの破棄においても、Apache Tomcat/Spring Bootにおける障害の要因特定に必要なログを、効率的に取得・保管する手段などをご提供します。オンプレミスだけでなく、クラウドにおけるシステムの安定稼働を容易にするためにご利用できます。

Q4. クラウドではログ収集サービス、例えばAmazon CloudWatch Logsなどの利用が推奨されていますが、それとの使い分けはできますか?

はい、できます。目的に合わせた手段を選択または併用をご検討ください。 ログを随時ストリームとして収集および監視する目的ならば、ログ収集サービスを適用ください。一方、障害の原因究明に必要なログを効率的に取得・保管する目的ならば、本製品をご利用ください。

Q5. uCosminexus Application Serverとの違いは何ですか?

アプリケーションサーバ自体を日立でご提供するか否かが違います。 uCosminexus Application Serverはアプリケーションサーバそのものを日立にてご提供します。一方、本製品の場合は、Apache Tomcat/Spring Bootをお客さまが導入したものをそのまま利用し、それに対するアドインを提供いたします。なお、本製品の提供形態は、サブスクリプションタイプとなりますので、アドインの使用権とサポートサービスおよびApache Tomcat/Spring Bootのサポートサービスをご提供します。

Q6. 一般的なApache Tomcat/Spring Bootのサポートサービス(かんたんOSSカスタムサポートサービスなど)との違いは何ですか?

Apache Tomcat/Spring Bootのへのアドインをご提供するか否かが違います。 一般的なApache Tomcat/Spring Bootのサポートサービスは、Apache Tomcat/Spring Bootに対するサポートサービスのみをご提供します。一方、本製品は、Apache Tomcat/Spring Bootのサポートサービスに加え、RASを強化するアドインおよびアドインのサポートサービスを提供することで、システムの安定稼働を容易にします。

Q7. アプリケーション性能解析ツールとの違いは何ですか?

アプリケーション内部の性能解析を目的とするか、Apache Tomcat/Spring Boot内の障害要因の切り分けを目的とするかが違います。 アプリケーション性能解析ツールは、アプリケーションの性能解析のため、アプリケーションの任意の内部処理を可視化します。そのため、取得する情報量が多くなると本番環境のオンライン性能へ影響する場合があります。一方、本製品の独自トレースは、障害要因の特定を目的とし、 uCosminexus Application Serverの長年のビジネスで培ったノウハウを活用し、Apache Tomcat/Spring Boot内部の障害要因の切り分けに有効なポイントに絞っているため、本番環境のオンライン性能へ影響はほとんどありません。

機能

Q8. 本製品の構成はどのようになっていますか?

本製品は、Apache Tomcat/Spring BootにおけるRASを強化するアドインの使用権とサポートサービスと、Apache Tomcat/Spring Bootのサポートサービスをセットにしたものです。
これらの手厚いサポートにより、システムの安定稼働を容易にして、お客さまの負担を軽減します。

Q9. Apache Tomcat/Spring Bootの障害監視はどのような方法により行っていますか?

本製品のアドインにて、監視用のプロセスを起動し、それが親プロセスとしてApache Tomcat/Spring Bootのプロセスを監視する仕組みです。 また、Apache Tomcat/Spring Bootプロセス内で動作するアドインの監視エージェントにより、Apache Tomcat/Spring Boot内の障害を、監視用のプロセスへ通知する仕組みです。 これらにより手厚い監視を実現します。

Q10. Apache Tomcat/Spring Bootの独自トレースはどのようなトレースですか?

Apache Tomcat/Spring Bootの公開API、サーブレットのAPI、およびDBアクセスAPIなどが呼び出されたときの入口および出口で取得するトレースです。 これにより、障害の要因がApache Tomcat/Spring Boot、アプリケーション、またはDBのいずれであるか切り分けが可能です。また、本トレースの取得箇所は必要最小限に絞っており、トレースを取得するスレッドとは別スレッドが非同期にファイル書き込みを行うため、本トレース取得によるアプリケーション動作の影響はほとんどありません。

Q11. DBアクセスを行うアプリケーションのレイヤにおいても独自トレースが取得できるのでしょうか?

DBアクセスにおいて、Apache Tomcat/Spring BootからJDBCドライバを呼び出す箇所のトレースが取得できます。 さらに、JDBCドライバとしてHiRDB Type4 Driverを使用した場合は、HiRDBの性能解析トレース機能と連携できます。

Q12. Apache Tomcat/Spring Bootの独自トレースはSEが読めるものでしょうか?

はい、本独自トレースはテキスト形式になっており、読み方もマニュアルにて解説しています。

サポートサービス

Q13. Apache Tomcat/Spring Bootのサポートサービスはどのようなサポートができますか?

Apache Tomcat/Spring Bootに関するQ&A、障害要因の特定の支援・回避策の情報提供、予防保守のための不具合やセキュリティ脆弱性の情報をご提供いたします。ただし、Apache Tomcat/Spring Bootの修正パッチを日立からご提供することはございません。

Q14. 使用するApache Tomcat/Spring BootのバージョンがEOLになっても日立でサポートできますか?

はい、サポートいたします。 日立ミドルウェアのライフサイクルポリシーでは、リリースから10年が標準サポートの期間ですが、 標準サポートの期間は、ご使用のApache Tomcat/Spring Bootのサポートサービスを提供いたします。

Q15. 本製品がサポートするApache Tomcat/Spring Bootをバージョンアップしてもサポートできますか?

本製品のアドインは、Apache Tomcat/Spring Bootの公開APIのみを利用しているため、本製品が動作環境としてサポートしているApache Tomcat/Spring Bootのバージョン・リビジョンに対する修正パッチ*も基本的にサポート対象です。
ただ、バージョン・リビジョンを上げる場合には、今後、検証によりサポートする方針です。 サポート対象のApache Tomcat/Spring Bootのバージョン・リビジョンは、uCosminexus Application Runtimeご紹介ページの動作環境をご参照ください。

*
一般的なOSSのバージョン表記「メジャー.マイナー.パッチ」の小数点で区切られた最後の番号を指します。

Q16. アプリケーションに対しては、どこまでのサポートが可能でしょうか?

障害の要因が、アプリケーションにあるか、Apache Tomcat/Spring Bootにあるかの切り分けと、アプリケーションによるApache Tomcat/Spring Bootの呼び出し方が適切かどうか、という観点でサポートが可能です。ただし、アプリケーションそのものはサポートの対象外です。
また、切り分けにより、アプリケーションにおけるApache Tomcat/Spring Boot連携方法・Apache Tomcat/Spring Bootの設定にかかわる問題の場合、それに対する改善・回避方法をご提示できます。

Q17. 日立JDK同梱版と非同梱版の違いは何ですか?

日立JDKの使用権と日立JDKのサポートサービスをご提供するか否かが違います。 日立JDK同梱版は、Java実行基盤に対しても、障害の原因究明を支援する機能、および修正パッチの提供を含むサポートサービスをご提供しますので、Java実行基盤を含めたトータルなサポートが可能です。非同梱版の場合、JDKに関わるこれらの機能およびサポートサービスは対象外です。

前提プラットフォーム

Q18. AWS、Azure、Google Cloudなどパブリッククラウドへ適用はできますか?

どのパブリッククラウドにおいても、前提OSの条件を満たしていれば対応できます。 前提OSの詳細は、uCosminexus Application Runtimeご紹介ページの動作環境をご参照ください。

Q19. Apache Tomcat/Spring Bootがインストール済みのDockerイメージへ適用できますか?

公式のApache Tomcat/Spring BootがインストールされたDockerイメージか、またはDocker Hubにて公開されているApache Tomcat/Spring Boot公式のDockerイメージであれば、サポート対象です。 前提のApache Tomcat/Spring Bootは、uCosminexus Application Runtimeご紹介ページの動作環境をご参照ください。

前提ソフトウェア

Q20. 前提ソフトウェアはありますか?

前提ソフトウェアはApache Tomcat/Spring Bootのみです。
前提ソフトウェアのApache Tomcat/Spring Bootについては、uCosminexus Application Runtimeご紹介ページの動作環境をご参照ください。

Q21. 他社JDKを使っていますが、本製品は活用できますか?

はい、他社JDK上で動作するApache Tomcat/Spring Bootに対するサポートが可能です。
もし他社JDK側に障害要因があった場合は、JDK・Apache Tomcat/Spring Bootのどちらの要因であるかの切り分けをご支援できます。 ただし、他社JDKに対するサポートサービスは対象外です。前提の他社JDKのバージョンについては、uCosminexus Application Runtimeご紹介ページの動作環境をご参照ください。

導入の注意

Q22. 本製品をセットアップする際に、パラメータのチューニングが必要でしょうか?

基本的にデフォルトの設定にてお使いただくことができます。
ただし、Apache Tomcat/Spring Bootの設定に本製品を組み込むための設定、およびログのアーカイブを出力する先の指定が必要です*。

*
他に監視に関わる設定もありますが、必要な場合に設定します。

Q23. 既に構築済みのApache Tomcat/Spring Bootへ適用できますか?

はい、本製品のサポート条件を満たしていれば、本製品はアドインのため、インストールおよびセットアップを行って適用可能です。

Q24. 本製品をセットアップすると、既存のApache Tomcat/Spring Bootの設定に影響がありますか?

既存のApache Tomcat/Spring Bootの設定をそのまま引き継ぎ、本製品を組み込む設定を追加します。また、障害時のログ出力先として外部ストレージをお客さまにてご用意いただき、本製品によるログのアーカイブを出力する先をそこへ指定する設定も必要です。

Q25. 既存のアプリケーションへ影響はありますか?

基本的にアプリケーションの動作への影響はありません。そのため、例えば、開発環境ではApache Tomcat/Spring Bootのみを使って開発し、テストおよび本番環境にて本製品を導入していただくことでもできます。

ライセンス・価格

Q26. 本製品の提供形態はどのような形態ですか?

本製品の提供形態はサブスクリプションタイプです。本製品が提供するアドインの使用権とサポートサービスおよびApache Tomcat/Spring Bootサポートサービスのセットをご提供いたします。ただし、アドインをインストールするための媒体は別途手配が必要です。

Q27. 本製品のライセンスは、何を単位に見積もりますか?

本製品のライセンス体系は、プロセッサのCPUコアを単位としたライセンスです。適用対象のシステムに割り当てるCPUコア数に応じたライセンス数をお見積もりください。ただし、2コア=1ライセンス*として計算します。

*
x86アーキテクチャのCPUに適用される考え方です。

Q28. コンテナで本製品を使う場合にライセンスはどのように見積もりますか?

コンテナ内にて本製品が認識できる仮想CPUのコア数に応じたライセンス数(2コア=1ライセンス)が必要になります。もし、コンテナが動作する仮想マシンの仮想CPUのコア数がわかる場合は、いずれか小さい方です*1。
(1)コンテナオーケストレータの管理下で動作する仮想マシンの仮想CPUのコア数の合計
(2)本製品が入ったコンテナへ割り当てる仮想CPUのコア数*2×コンテナの最大同時実行数

*1
もし仮想マシンが動作する物理マシンのCPUコア数がわかる場合は、いずれか小さい方です。
*2
コンテナオーケストレータの設定ファイルで指定している仮想CPU数の上限、または、コンテナオーケストレータの管理下で動作する仮想マシンへ割り当てる最大仮想CPUのコア数

uCosminexus Application Runtimeの製品情報は、下記をご覧ください。

uCosminexus Application Server
〜実行環境製品 uCosminexus Application Server〜

Q1. uCosminexus Application Serverは、Amazon EC2 Auto Scalingに対応していますか?

はい、対応しています。

Q2. uCosminexus Application Serverは、フレームワークに対応していますか?

はい、Spring等のフレームワークに対応しています。

Q3. 対応しているJava EE/Jakarta EEの各仕様のバージョンは何ですか?

下記の標準仕様に対応しています。

Java EE 5対応:
JSP 2.1、JCA 1.5
Java EE 6対応:
EJB 3.1、JavaMail 1.4、Interceptors 1.1、JMS 1.1
Java EE 7対応:
WebSocket 1.0、Batch Applications for the Java Platform 1.0、
JSON-P 1.0、Servlet 3.1、JSF 2.2、JSTL 1.2、EL 3.0、
JTA 1.2、CDI 1.2、DI 1.0、Bean Validation 1.1、
JPA 2.1*1、Concurrency Utilities for Java EE 1.0、
Common Annotation 1.2、JAXR 1.0、JAX-RS 2.0、
WS Metadata 2.1、JAX-RPC 1.1、JAF 1.1、JAXB 2.2、
StAX 1.0、SAAJ 1.3、JAX-WS 2.2、
Debugging Support for Other Languages 1.0、
JMS 2.0(Cosminexusが対応する他社製MQが前提となります。詳細はお問い合わせください。)、
JCA 1.7(Cosminexusが対応する他社製MQが前提となります。詳細はお問い合わせください。)、
Interceptors 1.2*2、JSP 2.3*2
Java EE 8対応:
JSON-B 1.0*3、JSON-P 1.1*3、Servlet 4.0*3、JSF 2.3*3、CDI 2.0*3、Bean Validation 2.0*3、JPA 2.2*3、JAX-RS 2.1*3
Jakarta EE 9対応:
パッケージ名変換機能でのサポートになります。*4
Jakarta Servlet 5.0*4、Jakarta Contexts and Dependency Injection 3.0*4、Jakarta RESTful Web Services 3.0*4、Jakarta Persistence 3.0*4 、Jakarta Server Faces 3.0*4、Jakarta Server Pages 3.0*4、Jakarta Expression Language 4.0*4、Jakarta Bean Validation 3.0*4、Jakarta Annotations 2.0*4、Jakarta Transactions 2.0*4 、Jakarta Batch 2.0*4、Jakarta JSON Processing 2.0*4、Jakarta JSON Binding 2.0*4、Jakarta WebSocket 2.0*4、Jakarta Concurrency 2.0*4、Jakarta Interceptors 2.0*4
*1
コンテナ管理管理永続化ユニット/永続化コンテキストはV11.1以降で対応。
*2
V11.1以降で対応。
*3
V11.2以降で対応。
*4
V11.3以降で対応。

Q4. WebサーバのベースであるApache HTTP Serverのバージョンは何ですか?

Apache HTTP Server 2.4をベースにしています。

Q5. サポートするデータベースは何ですか?

下記のデータベース製品をサポートしています。

  • HiRDB: Version 9およびVersion 10
  • VOS3 XDM/RD E2: バージョン11
  • Oracle Database: 11g R2、12c R1/R2、18c、19c
  • Microsoft SQL Server: 2017、2019

JDBCドライバがuCosminexus Application ServerのJava SEのバージョンに対応していることが前提となります。グローバルトランザクションはHiRDBおよびOracleでサポートしています。なお、プラットフォームによっては上記製品の一部に対応していない場合があります。

Q6. 他社アプリケーションサーバから移行できますか?

Java EE仕様に従った使用範囲であれば、業務プログラムをほぼそのまま移行できます。ミドルウェア移行支援ソリューションで支援できますので、問い合わせ先までご相談ください。

Q7. 輸出は可能でしょうか?

すでに中国、インド、米国、東南アジア等の多くのお客さまにて、ご使用いただいております。ただし、輸出規則関連法規等の規則に従った手続きを行う必要があります。

Q8. 明示管理ヒープは、どうなりますか?

uCosminexus Application Server 11-40では、Java SE 11対応Cosminexus Developer’s Kit for JavaとJava SE 17対応版を選択してインストールできますが、Java SE 17対応版以降での明示管理ヒープのサポートを終了します。Java SE 11対応Cosminexus Developer’s Kit for Javaでは、引き続き明示管理ヒープをサポートします。

uCosminexus Application Serverの製品情報は、下記をご覧ください。

uCosminexus Application Server
〜開発環境製品 uCosminexus Developer〜

Q1. uCosminexus Developerで利用できるEclipseのバージョンは何ですか?

Eclipse 4.13〜4.18*1、Eclipse 4.21〜4.22*2、Eclipse 4.29*3に対応しています。

*1
対応バージョンはV11.0、V11.1になります。
*2
対応バージョンはV11.2、V11.3、V11.4になります。V11.4の場合、Java SE 11使用時のみになります。
*3
対応バージョンはV11.4になります。Java SE 17使用時のみになります。

Q2. Windows Serverには対応していますか?

はい、対応しています。

Q3. VMware ESX Server及びVMware vSphere ESXには対応していますか?

はい、対応しています。

Q4. uCosminexus Developerで利用できるEclipseの入手手段を教えてください。

Eclipse.orgのEclipseパッケージダウンロードページにて、"Eclipse IDE for Enterprise Java Developers"をダウンロードしてください。ご使用のプラットフォームに合わせたWindows版のファイルをダウンロードしてください。

uCosminexus Developerの製品情報は、下記をご覧ください。

uCosminexus OpenTP1

Q1. 他社トランザクションマネージャ製品と比べて、uCosminexus OpenTP1の主な特色は何ですか?

  • OpenTP1は、DAM、TAMといったリソースマネジャーを持っており、OpenTP1のジャーナルファイルに同期した回復ができます。
  • OpenTP1は、日立でソースコードから独自開発した製品です。問題が発生しても迅速な調査、対策版の発行ができます。
  • 豊富な通信プロトコルメニューを持っており、メインフレームとの接続性も高くなっています。
  • JP1、HiRDB、uCosminexus Application Serverと合わせて日立製品で基幹システム全体を構築できます。特に、uCosminexus Application Serverとは、JCAインターフェースによる2フェーズコミットもできます。
  • OpenTP1は.NET Framework環境上でもリモートプロシジャ機能、スケジュール機能、トランザクション機能といった、OpenTP1の機能を提供して参ります。

Q2. SOAにuCosminexus OpenTP1はどのように対応していきますか?

Cosminexusのエンタープライズ・サービス・バスにはRPCアダプタがあるので、uCosminexus OpenTP1をSOA上のサービスとして活用できます。また、レガシーゲートウェイを用いると、既存のuCosminexus OpenTP1からもエンタープライズ・サービス・バス上のビジネスプロセスやサービスにアクセスすることができます。このため、既存のサービスを活用することはもちろん、COBOLで新規にSOAのサービスを開発することも可能です。

uCosminexus TP1 Connector

Q1. uCosminexus OpenTP1(uCosminexus TP1/Client/J)だけを使ったWeb化と比べて、適用のメリットは何ですか?

コネクションプール機能によるスループット性能向上、CosminexusとOpenTP1とのトランザクション連携(2フェーズコミット)ができます。また、C言語でコーディングされたOpenTP1のアプリケーションプログラムの入力データ・出力データを表す構造体を入力して、カスタムレコードと呼ぶJava Beanを生成できます。Javaアプリケーションからカスタムレコードを利用することで開発・保守が容易になります。

Q2. COBOL言語でコーディングされたuCosminexus OpenTP1のアプリケーションプログラムを呼び出す場合はどうすればよいですか?

TP1/COBOL adapter for Cosminexusとの連携により、uCosminexus TP1 Connectorを経由するアクセスBeanを生成することができます。Javaアプリケーションからは、この生成したアクセスBeanを使って、uCosminexus OpenTP1上のCOBOLアプリケーションを呼び出すことになります。

uCosminexus OpenTP1 については、より詳しい製品情報をご案内するために、別サイトをご用意しております。

HiRDB

HiRDB については、より詳しい製品情報をご案内するために、別サイトをご用意しております。

Hitachi Elastic Application Data Store

Q1. Hitachi Elastic Application Data Store とは何ですか?

システムが取り扱うデータ量の爆発的増加に伴って、「アクセスのピーク時にも、高速なレスポンスを実現したい」、「アクセス数やデータ量の変動に合わせて、サーバを追加したい」といった要件が高まり、従来のRDBだけでは対応が難しくなってきています。
本製品は、システムやデータの特性に合わせたデータ管理基盤の1つとして、高速性と高スケーラビリティを実現するインメモリデータグリッドを提供します。

Q2. インメモリデータグリッドとは何ですか?

インメモリデータグリッドとは、複数サーバのメモリを仮想的に統合し、そのメモリ空間上にデータを分散配置し、並列処理する技術です。データをメモリに配置することでディスクアクセスのオーバーヘッドを排除して、高速なデータ処理を可能にします。また、仮想的なメモリ空間上で透過的なデータアクセスを行うことによる高スケーラビリティの実現、データ多重化による高信頼性の確保に貢献します。

Q3. Hitachi Elastic Application Data Store を導入するメリットは何ですか?

主な導入メリットを3点あげます。

  • 柔軟なスケールイン・スケールアウトによって、高スケーラビリティを実現し、スモールスタートからの対応でシステム投資コストを最適化
  • AP層とDB層を分離し、間にインメモリデータグリッドを適用することによってSPOFを排除し、サービス継続性を向上
  • シンプルなデータ構造により、データアクセスを行うアプリケーション開発が容易になり、開発効率および保守効率を改善

Q4. どのような場面で利用できますか?

サービスの高速化やサービスレベルの維持を求められる場合に利用可能です。
利用場面の例を3つあげます。

例1:サービスの高速化
インターネットトレードにおいて、株価参照サービス(参照系サービス)で本製品を利用し、レスポンスタイムやスループットを向上

例2:サービスレベルの維持
メール配信システムで、メール送信中継処理(更新系処理)に本製品を利用し、障害時にもデータの一貫性を維持しながらサービス継続を確保

例3:高スケーラビリティなサービスの実現
スマートメータシステムで、日々増加する検針データに対し、データ収集処理(更新系処理)に本製品を利用し、アプリケーションを改修することなくスケールアウトを実現

Hitachi Elastic Application Data Storeの製品情報は、下記をご覧ください。

システム検証支援サービス

Q1. システム検証支援サービスとは何ですか?

システム開発時のテスト効率の向上や性能障害調査の省力化によって、システム開発のコスト削減を支援するサービスです。

Q2. どのような場面で利用できますか?

以下のような場面で、システムやDBの動作確認テスト・性能分析に利用できます。

  • システムの移行、システム更改による業務追加
  • システムの移行、システム更改によるリプレース

Q3. システム検証支援サービスを導入するメリットは何ですか?

  • 本番環境からキャプチャしたパケットデータをテストデータとして活用します。また、お客さまのテスト要件に合わせてカスタマイズしたUOC*を提供します。これにより、お客さまがテストデータやシナリオを作成する手間を削減できます。
  • OSやシステム検証支援ツール、UOCをハードウェアにインストールした、システム検証支援基盤を貸与します。これにより、お客さまはテスト作業の効率化のためだけに資産を増やすことなく、必要な時に必要な期間だけ、サービスを活用した効率化を図ることが可能です。
  • システムテスト工程を効率化することで、テスト工数の削減を図り、エンドユーザーへの業務提供のスピードの向上を支援します。
*
User Own Coding:パケットデータの編集などを行うプログラム

Q4. システム検証支援サービスではどんなことができますか?

1. スループット変動時の動作検証ができます。

予測される将来の性能限界、および変更後システムにおける限界性能などの事前検証を目的として、あらかじめ蓄積しておいた本番データを利用してスループットを自在に変更したテスト(トラフィック増加時性能検証など)を実施できます。

2. 特異日データでの動作検証ができます。

休業日前といった繁忙データ、閏日などの特殊日データやオンライン開始直後などの特殊時間帯データを本システムにて予め蓄積しておくことにより、特異な条件下(特異日データ)でのテストをいつでも実施できます。

3. 長時間の動作検証ができます。

取得したデータを直接テスト対象となるシステムへ送信することにより、本番と同じ状況で長時間の連続テストを容易に実施できます。これにより新システムへリプレースする際の信頼性がより高いものになり、リプレース後の障害発生リスクを軽減することができます。

4. UOCを作成することによる柔軟なテストができます。

本番データには顧客情報など含まれる場合があります。このためそのままテストデータとして使用するとセキュリティリスクが発生します。UOCを作成することによりデータの一部をマスクするなどデータの安全性を確保することができます。また、テストシステムに合わせたデータの加工も行うことができ、柔軟なテストを行うことができます。

5. パケットデータから性能ボトルネック箇所を容易に特定できます。

WebサーバからDBサーバへ一連のトランザクションでの流れをパケットデータにより一元的に可視化し、性能障害となったトランザクションを特定してリアルタイムに表示することができます。一元的に可視化することで、Web画面と実行したSQLを括りつけることが可能になり、原因分析を短時間で容易に実現することが可能になります。

6. SQL実行時の詳細な情報をビュー表示できます。

性能障害が発生した場合にSQL実行時の詳細な情報をビュー表示することができます。SQLの情報は、実行時間、排他待ち時間、IO時間などの遅延原因となり得る情報を細かく見ることができます。詳細情報は簡単にExcelに出力できます。また、テスト環境で稼働前に適用することで、テスト工数の削減も図れます。

7. JP1連携により、システム全体を集中監視できます。

万一障害が発生しても、迅速な対応が可能です。
JP1/Service Level Management - Managerと連携することで、予兆検知と組み合わせて管理することもできます。

Q5. テスト対象のプラットフォームがWindowsやLinux以外でも利用できますか?

システム検証支援サービスは、WindowsとLinuxの他に、AIXやSolarisなどのプラットフォームがテスト対象である場合にも対応しています。詳細はお問い合わせください。

Q6. サービス導入に必要な構築作業も支援対象でしょうか?

支援対象です。貸与するハードウェアは、お客さまのテスト環境に接続していただくと、簡単にシステム検証支援サービスを利用開始できるように構築済です。さらに、ハードウェアの貸与が不要なお客さまに対しては、構築手順書の提供とオンサイトでの構築支援も行っています。オンサイトでの支援は別途オプション料金が加算されます。

Q7. ハードウェアは、どのくらいの期間、貸与してもらえますか?

ハードウェアは、最大3か月まで貸与可能です。3か月以上の貸与が必要な場合は、事前にご相談ください。

Q8. サービスで提供されたマシンやソフトウェアは、契約時に連絡したシステムとは別のシステムのテストに使用しても良いですか?

別システムへの使用はご遠慮ください。お客さまには、マシンとシステム検証支援基盤製品、UOCを特定システムで使用する権利を契約期間中付与します。そのため、契約期間終了後は、貸与マシンとシステム検証支援基盤製品、UOCは返却していただきます。複数のシステムで使用する予定がある場合は、事前にご相談ください。

Q9. ハードウェアはこちらで用意したものを使いたいのですが、サービスの利用は可能ですか?

可能です。ハードウェアの貸与が不要なお客さまには、システム検証支援ツールを貸与し、要件に沿ってカスタマイズしたUOCを提供します。構築手順書の提供とオンサイトでの構築支援も行っています。オンサイトでの支援は、別途オプション料金が加算されます。

システム検証支援サービスの情報は、下記をご覧ください。

HAモニタ

Q1. EJBのクラスタリングやJSP/Servletのクラスタリングとの関係はどうなっていますか?

HAモニタは、ノードの障害検知を行う製品であり、直接の関係はありません。

Q2. 「高速」というのはどの程度高速なのでしょうか?

ノード障害は5秒で検知できます。ご使用のプラットフォームによって、OS障害を瞬時に検知できる機能があります。

Q3. 特別なハードウェアが必要になるのでしょうか?

ご使用のプラットフォームによって、系切替機構が必要になります。また専用のLANも敷設する必要があります。

HAモニタ については、より詳しい製品情報をご案内するために、別サイトをご用意しております。

COBOL

Q1. Java-COBOL連携機能(Cosminexus連携機能)で何ができるのですか?

既存のCOBOLアプリケーションに修正を加えることなく、ServletやJSPなどのJavaアプリケーションからCOBOLアプリケーションを呼び出すことができます。Java-COBOL連携機能(Cosminexus連携機能)は次の2種類の製品を提供しています。

(1)COBOLで作成したユーザアプリケーションプログラムをJavaアプリケーションサーバから利用する
(2)COBOLで作成したuCosminexus OpenTP1のSPPをJavaアプリケーションサーバから利用する

(1)の製品名はJava-COBOL連携機能を標準提供しているCOBOL2002であり、(2)の製品名はTP1/COBOL adapter for Cosminexusです。2製品とも、COBOLの引数定義を入力ファイルとして、アクセスBeanを生成します。Javaアプリケーションから生成したアクセスBeanを使って、COBOLアプリケーションを呼び出すことになります。

Q2. COBOLプログラムの作り方は、Windows/UNIXのCOBOLプログラム開発の場合と違いはありますか?

Windows/UNIXのCOBOLプログラム開発の場合と同様です。通常のサブルーチンとして作成してください。Javaプログラムにデータを受け渡すために特別なインタフェース指定は必要ありません。

Q3. トランザクション連携はどのようになりますか?

uCosminexus TP1 Connectorと共に使用することにより、J2EEサーバ上のDBとuCosminexus OpenTP1上のCOBOLアプリケーションからアクセスするDBとの2フェーズコミットが可能です。ただし、uCosminexus OpenTP1を使用しないJava-COBOL連携経由のCOBOLアプリケーションはJ2EEサーバで行なわれるトランザクション管理対象外となります。このため、COBOLアプリケーション内でトランザクションが閉じるように開発してください。

COBOL2002 については、より詳しい製品情報をご案内するために、別サイトをご用意しております。

uCosminexus Batch Job Execution Server

Q1. メインフレームのJCLをオープン化するための移行ツールなのでしょうか?

uCosminexus Batch Job Execution Server(以降、BJEXと称する)は、メインフレームで培った技術を取り込んでいるため、メインフレームのJCL (Job Control Language:ジョブ制御言語)をオープン環境に移行するときには非常に有効ですが、オープン化だけに使用する製品ではありません。JCLに相当する機能は全体の一部で、オープンシステムでのバッチ業務の運用性を向上させるための製品であり新規業務にも対応できます。 ジョブを記述する方法として、シェルスクリプトもあります。BJEXとシェルスクリプトとを比較した場合、次のようになります。

  • シェルスクリプトは、プログラミング言語に近い逐次処理型の手続きでロジックの組み立てが必要です。
  • BJEXは必要な項目を定義していく宣言型で、ジョブ記述専用の理解しやすい形式です。

Q2. メインフレームのJCLを移行する場合、BJEXとシェルスクリプトとどちらが良いでしょうか?

メインフレームの種類によりジョブの定義(JCL)の形式が異なりますので、JCLの形式で判断することをお勧めします。JCLの形式にだけ着目した場合、以下のようになります。

  • メインフレームのJCLが宣言型の場合には「BJEX」を使用
  • メインフレームのJCLがプログラミング言語に近い逐次処理型の場合には「シェルスクリプト」を使用

上記はJCL形式に着目したもので、実際にはシステムの運用性なども考慮して選択することになります。
なお、一般的に宣言型のJCLは処理を理解しやすいためスクリプト形式に変換するのは比較的容易ですが、スクリプト形式のJCLを宣言型に変換するのは難しいです。このため、宣言型のJCLはBJEXのように宣言型のまま移行することをお勧めします。

Q3. BJEXを導入した場合、シェルスクリプトは不要になるでしょうか?

シェルスクリプトは簡単なプログラミングで処理をすることに利点があり、必要に応じてシェルスクリプトを利用するのが一般的です。なお、BJEXのジョブ定義ファイルではジョブ内の処理単位をステップという考えで定義できます。特定ステップをシェルスクリプトで記述することができるので柔軟なジョブ定義が可能になります。

Q4. オープン化するのにJCLが残るのは選択として正しいのでしょうか?

BJEXではJCLのメリットを生かしていますが、メインフレームの機能だけではありません。次のようなオープンシステム固有の機能もあり、オープンシステム向けの製品です。

  • シェルスクリプトを直接記述できます。
  • OSのコマンドを直接実行できます。
  • 環境変数を任意の場所に記述できます。
  • Javaバッチとの連携ができます。
  • オープンシステム用帳票基盤EURとの連携ができます。
  • オープン環境で一般的なXML形式を採用しています。

Q5. JCL機能以外にどのようなメリットはありますか?

システムの運用面では次のような機能を使用することができます。

  • ジョブの実行結果のジョブログを自動的に出力します。さらに、JP1と連携して内容表示ができます。
  • COBOLアプリケーションからのメッセージ出力や応答メッセージに対応できます。
  • ジョブステップを並列実行してバッチ処理の高速化ができます。
  • 帳票データを専用のスプールに自動出力し、帳票システムと連携して印刷まで一括処理ができます。
  • ジョブが使用するファイルの排他権を事前に確保し、排他失敗によるジョブの異常終了を防止できます。
  • Javaバッチとの連携ができます。

Q6. 他のCosminexus製品は必要ですか(アプリケーションサーバなど)?

製品分類は、Cosminexusグループとなっていますが、他のCosminexus製品は前提になっていません。
なお、Javaバッチを実行するときには、アプリケーションサーバが前提となります。

Q7. ジョブ定義ファイルを編集するときは専用のエディタが必要ですか?

ジョブ定義ファイルはオープン環境で一般的に使用されているXML形式を採用しています。このため、一般に流通しているXMLエディタを使用して編集することができます。また、XMLエディタ用にDocument Type Definition(DTD)を提供しており、これを使用することでジョブ定義ファイルの開発が容易になります。また、一般的なテキストエディタで編集することもできます。