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事例紹介

Casestudy
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株式会社 リコー
 
週次の需給調整・生産サイクルを達成し、 グループ全体でのSCM を確立する生産計画管理システム
 
商品ラインアップが多様化する一方で製品のライフサイクルが一層短くなった情報機器の生産現場では、顧客ニーズに応えるために生産計画の変更が頻繁に行われています。その中で企業が最大の利益を上げるためには、コスト削減のための在庫低減、納期短縮のための生産リードタイムの短縮、さらには各生産拠点どうしの連携が求められます。それらを実現させるため、株式会社リコーでは日立の製造業向けサプライ・チェーン・プランニングパッケージ「SCPLAN」を導入し、同社の生産管理システム「RINKS21」の生産計画分野において活用。各工場を連携させ、短納期化とともに柔軟な生産計画変更を可能にしています。
 

業務革新のためSCM 導入

 
1936(昭和11)年創業の株式会社リコー(以下、リコー)は、OA・情報機器のトップメーカーとして、長年ビジネスの効率化に貢献してきました。業界でいち早く「OA(オフィスオートメーション)」を提唱し、ワードプロセッサ、複写機・印刷機、ファクシミリ、電子ファイリングシステムなどを商品化、次々に進化させてきたリコーは、デジタルネットワーク時代に突入したいま、ネットワーク環境における魅力あふれるビジネススタイルの提案に挑戦しています。

デジタル画像処理技術を駆使してコンピュータと画像機器の融合をはかり、オフィス全体の生産性を高める、imagio 、IPSiO 、Priport といった製品群の開発に代表される、このリコーの取り組みが、7期連続の増収増益といった好調な業績を支えているといっても過言ではありません。しかし、その陰には更なる成長のために業務を革新していく姿がありました。

「オフィスで使われる製品にデジタル化、カラー化の波が押し寄せましたが、それにうまく対応できたことが業績拡大につながりました。しかし、受注が増えることでより高いレベルでの在庫・納期管理が求められ、市場の需要変動にも対応できる体制作りが急務となったのです。1998年ごろから社内的にそうした意識があり、社長自らの積極的なリーダーシップにより、SCM (Supply Chain Management)の導入検討が始まりました」
(IT/S本部 SCMシステムセンター 所長 松崎 豊氏)

「当社では1980年ごろから、メインフレームを利用した設計・生産系の分野などで日立製品を使用しており、各分野でのソリューションについて定期的に情報交換会を行っていました。その流れからSCMに関してもお願いしようと考えたわけです。これまでの蓄積がありましたから、一からシステム作りを行ううえで、日立さんは最適のビジネスパートナーでした」
(IT/S本部 SCMシステムセンター SCM2グループグループリーダー 室 由紀夫氏)
松崎 豊 氏の写真
 
IT/S本部 SCMシステムセンター
所長 松崎 豊 氏
 
室 由紀夫 氏の写真
 
IT/S本部 SCMシステムセンター SCM2グループ
グループリーダー
室 由紀夫 氏
 
 
IPSiO Color8100の写真
 
高速カラーレーザープリンタの新製品
IPSiO Color8100
 

生産サイクル短縮を実現

 
「SCPLAN 導入の目的は明確でした。業務サイクル短縮のために、調達・生産のサイクルをこれまでの月次から週次単位に変更することです。さらに関連各社で生産している半製品についても週次での受発注を行えるようにし、グループ全体が有機的にすばやく連動して生産できるようにしていくねらいがありました。また、それを実現させるためには生産計画の変更に対するシミュレーション時間の短縮も必要でした」(松崎氏)

こうした目的を達成するために導入したSCPLANは、高速MRP (Material Requirements Planning :資材所要量計画)計算エンジンにより計画変更時のリアルタイムなシミュレーションと実行可能な生産・調達計画の立案を強力に支援し、製品・部品などの在庫削減や出荷までのリードタイム短縮に目標以上の効果を発揮。計画変更への対応力がアップし、実際に使用している現場からも好評を博しているようです。

「週次の調達・生産サイクルを業務の仕組みとして定着するまでに多少の時間はかかりましたが、導入直後から効果は出始めました。導入前後を比較すると製品在庫が約40 %削減でき、部品調達業務に関する時間も約45%軽減できました。これによりコストも大幅な削減が実現しました。さらに、これまで3日程度かかっていた生産計画変更のシミュレーションは、1時間以内で結果が出るようになり、マーケットからの要求にすばやく対応することが可能になりました。特にPCボードの生産工場では、顧客からの仕様に基づいた生産が中心で計画変更が多いですから、SCPLAN 導入により業務効率は大幅に向上しました」(室氏)

「1999年10月からトライアルを開始し、ともに作り上げた感のあるSCPLANですが、日立さんの積極的なご尽力のおかげで2000年上期からの導入時点では製品としてたいへん満足できるものに仕上がっていました。生産計画変更などでこれまでと異なる計算ロジックを使用するため、結果が一致しているかどうかの検証には時間をかけましたが、それ以外はスムーズに導入できました。また、現場担当者が使いやすいシステム作りに成功したのもSCPLAN ならではでしょう。グラフィカルなインタフェースを採用しており操作性が高いため、短期間でトレーニングが完了します。さらに特筆すべきは処理の速さで、一例を挙げると当社御殿場工場の生産計画変更シミュレーションが約1分半で完了します」
(IT/S本部 SCMシステムセンター SCM2グループ 蒋 懿(しょうい)氏)
蒋 懿(しょう い) 氏の写真
 
IT/S本部 SCMシステムセンター
SCM2グループ
蒋 懿(しょう い)氏
 
 
図1 SCPLAN 画面例の図
 
図1 SCPLAN 画面例
図2 部品調達状況画面例の図
 
図2 部品調達状況画面例
 

グローバル展開とソリューション提供に向けて

 
さらにリコーでは、複数の連携する拠点でSCPLANを導入しデータを共有することでSCPLAN のメリットを十分に活用し、グループ全体として効果をあげているのが特徴的といえるでしょう。

「組立工場だけでなく部品工場まで導入が完了すれば、工場間の連携がさらにスムーズに行えますから、SCPLANの力をより発揮した一層の効率化が可能でしょう。また近い将来、海外工場にも展開を進めていきたいと考えています。当社単体ではなく、仕入先さまとのWin- Win の関係を構築しながら、グループ全体の生産効率を上げていく『グループグローバル』という考え方は製造業全体に適応できるソリューションだととらえています。
製造業としてのノウハウを蓄積し、将来的には生産のソリューションプロバイダとして他社にも提供していきたいですね」(松崎氏)

時代のニーズに即応した魅力ある商品を創造しつづけ、更なるグローバル化をめざすリコー。

その経営戦略をSCPLANはこれからも強力に支えてまいります。
 
図3 リコーシステム構成の説明図
 
図3 リコーシステム構成
 
 

USER PROFILE

株式会社 リコー
本社 東京都港区南青山1-15-5 リコービル
総資産 1,704,791(百万円)(2001年3月)
売上高
(連結決算)
1,538,262(百万円)(2001年3月)
従業員数 12,242名(2001年3月)
事業内容 情報・通信機器、オフィス機器メーカー大手。プリンタ機能や複写機能を備えたデジタル複合機でトップ。
URL http://www.ricoh.co.jp/

 


SCPLAN の詳細は,製品ホームページでご覧ください。
 
* 会社名,製品名は,各社の商標もしくは登録商標です。
 
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