LG.PHILIPS LCD ではデスクトップ管理製品を選択する際に、JP1以外も含む数社の代表的なソリューションを複数ピックアップ。これらをパイロットシステムで実際に使いながらベンチマーキングテストを実施した。各ソリューションをそれぞれ1週間使い続け、あらかじめ決められたチェックリストによって、それぞれの機能や性能の評価を進めていったのだ。
チェックリストの内容は大きく5つのカテゴリーから成る。ソフトウェア資産管理機能、ハードウェア資産管理機能、リモートコントロール機能、ソフトウェア配布機能、そしてこれら以外のチェック項目群である。
「最終的にJP1を採用したのは、このベンチマーキングで最高の総合得点を獲得したからです」というのは、LG.PHILIPS LCD のITチームでシステムインフラ担当のインフラパートリーダーを務めるリーヨンジョ氏。単に総合得点が高いだけではなく、ほぼすべてのチェック項目で他の製品に比べて高い得点を獲得したという。
一方、リー氏の元でC/Sシステムのマネジメントを担当しているヤンビョンホ氏は「スペック上の機能だけを見れば、他の製品もJP1と同等の機能を持っていました」という。「しかし実際に使ってみると、パフォーマンスや処理の成功率がかなり違う。特にリモートコントロールは速度や安定性が重要です。JP1なら最も実用的に利用でき、導入効果も高いと判断したのです」
LG.PHILIPS LCD では実際の運用管理作業を外部のIT企業にアウトソースしているが、この作業を担当しているATEC SYSTEMのパクスンモク氏も「JP1は使いやすい」という。
「特に使いやすいのはリモートコントロール。速度や安定性が高いだけではなく、装備している機能もユニークです。例えばリモコン操作時の画面を動画として取得できるのもそのひとつ。取得した動画をイントラネットに手順書として掲載することで、エンドユーザー自身が手順書を見ながら問題に対応できる可能性が高まります」
また機能や性能面だけではなく、韓国語への迅速な対応も大きな評価ポイントとなった。
今回比較検討された他の製品は英語版が提供されており、韓国語には未対応。しかしJP1は韓国のエンジニアによるローカライズが行われており、今回のベンチマーキングでも韓国語版を利用することができたのである。
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