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事例紹介

Casestudy
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社団法人北海道家畜改良事業団
 
Businesspowerでオープンかつ戦略的な情報システムを再構築
 
1972(昭和47)年,家畜の改良と繁殖により,畜産経営の安定に寄与することを目的に設立された社団法人北海道家畜改良事業団。同事業団では1998年4月から,日立のオープンミドルウェアBusinesspowerを活用したクライアント/サーバ・システムを導入し,基幹業務のオープン化とバッチジョブの高速化を実現。新たな事業戦略へ向けたシステム再構築を図りました。

*Businesspowerは,PC-LAN環境で基幹業務を開発するために,さまざまなミドルウェアを体系化してセットにした商品。(社)北海道家畜改良事業団では「Businesspowerサーバベースセット」を導入いただいております。
 

規制緩和に対応し,情報システムの強化を図る

 
酪農畜産事業においては,高品質な種の提供,家畜改良の推進が世界的にも重要な課題となっています。そこで北海道家畜改良事業団は,国内だけでなく北米,ヨーロッパからも幅広く遺伝資源の導入を図り,乳牛・肉牛の改良業務を推進。クライアントの需要動向に応じた牛の精液,受精卵の安定生産と販売,各種試験研究を行いながら,我が国の酪農畜産事業をサポートしてきました。

「当事業団はこれまでも,日立のオフコンを利用してさまざまな業務を遂行してきました。しかし昨今の規制緩和の流れにともない,国内はもちろん外国企業との競争もますますシビアになってきたことから,より明確な実績管理とスピーディーな営業戦略の立案が重視されるようになってきました。ならば当然,それを実現するための情報システムも,運用管理コストが安く,より高速で汎用性の高いオープン環境で再構築していくしかありません。そこで注目したのが,これまでの資産をそのままPC-LAN環境に移行でき,ワンパッケージで基幹業務を再構築できるBusinesspowerでした。

当初,オフコンの使い勝手や信頼性をそのままPC-LAN環境で再現できるのかどうか不安もありましたが,Businesspowerサーバベースセットでは,組み合わせるハードとソフト,ミドルウェアなどが,すべて日立さんが責任を持って評価済みであるということで安心してお任せしました。システム移行に際してもトラブルはなく,同時に西暦2000年問題も意識することなくクリアできたことで,今では非常に満足しています」(管理部長 熊野雅規氏)
熊野 雅規 氏の写真
 
管理部長
熊野 雅規 氏
 
 

戦略的なデータ活用も柔軟に行える

 
(株)北海道日立ビジネス機器が構築を担当した新システムは,FLORA-SM1を基幹サーバ,FLORA-SB1をグループサーバに,本所と五つの事業所をINS-64のネットワークで結んだクライアント/サーバ・システムとして構築されました。同事業団が扱っている精液,受精卵などの商品アイテムは約460種類に及び,それぞれ多岐にわたる改良・体型・能力情報,繁殖後の成績などの膨大なデータが付随しています。各事業所から送られてくる,これらの販売・在庫データを本所で管理・分析することがメインの業務となりますが,従来はリモートアクセスによるデータ伝送のほか,FAX,電話で寄せられたデータを再入力するという複雑で手間のかかる登録形態でした。新システムではJP1のジョブ管理機能により,各事業所で発生したデータの本所サーバへの集中登録を自動化。販売・在庫管理の作業効率が飛躍的に向上したと熊野氏は語ります。

「システムのオープン化により,データの検索性と加工性が大幅にアップしたことも大きなメリットです。今まではホストにあるデータを引き出したり,必要な形に加工するには,かなり専門的な知識と時間が必要でした。しかし現在はOracle7の導入で,どの事業所からもデータベースにアクセスし,必要な情報を気軽に検索できるエンドユーザーコンピューティングが可能になり,各自のPC上でExcelに落として自由に加工できるので,アイテム別の売上分析やリスク管理など,これまで困難だった戦略的なデータ活用が柔軟に行えるようになりました。

データの見方が一面的だと,過去の売上だけを気にする傾向になりがちですが,こうして多面的な分析が行えると,今まで気づかなかった新しい方向性が見えてきます。そこで表計算ファイルを電子メールに添付して,他の事業所とやりとりすることなども日常的に行っており,全体的なスキルアップにつながる情報共有化が着実に進んでいくものと期待しています。本所としても,各事業所の売上成績を分析帳票データとして全事業所へメール伝送していますが,お互いの成績が客観的に見られる環境になったことで,競争意識やさらなる営業努力への動機付けなどに,いい意味での影響が出始めているようです」(管理部主幹 横山栄一氏)

FLORAを使用している様子の写真 FLORA-SM1の写真
 
クライアントPCとして活用されるFLORA
基幹業務を担うFLORA-SM1
横山 栄一 氏の写真
 
管理部主幹
横山 栄一 氏
 
 

TCO削減に向けた取り組みも

 
さらに北海道家畜改良事業団では,JP1を活用したジョブのスケジューリングと自動実行による自動化・省力化のほかにも,複雑な帳票もGUIで簡単に作成できるEURの導入による請求書の印刷用紙廃止,(株)北海道日立ビジネス機器によるリモート保守など,TCO(Total Cost of Ownership)の削減に向けたさまざまな取り組みも行っています。

「規制緩和による競争激化,国際化に対応する家畜改良の推進などに対応するためには,より徹底したコスト削減とリスク管理,迅速な情報収集とその提供などが重要な課題となってきます。その意味でもバッチジョブの高速化と基幹データの戦略的な活用,人手をかけない運用管理など,さまざまなメリットをもたらすオープンシステムの導入は,まさに必然だったと考えています。
今後はオープンシステムならではの拡張性と柔軟性を活かし,お客さまへの電子メールによる情報提供,牛の改良情報や写真のデジタルデータ化,海外買い付けスタッフとのモバイル・コンピューティング連動など,さまざまなアイデアを実現していきたいですね」(熊野氏)

基幹系システムの資産と信頼性を継承しつつ,PC-LANによる柔軟なクライアント/サーバ・システムが構築できるBusinesspower。オープン化による先進的な技術の導入をお考えのお客さまは,ぜひ日立のBusinesspowerをご検討ください。
 
種雄牛マスタメンテナンス画面例の図
 
種雄牛マスタメンテナンス画面例
 
社団法人北海道家畜改良事業団システム構成の説明図
 
社団法人北海道家畜改良事業団システム構成 拡大図はこちらです。
 
 

USER PROFILE

社団法人北海道家畜改良事業団
住所 〒062-0052 札幌市豊平区月寒東二条13-1-12
電話 (011)856-0641
FAX (011)856-0636

 
 

BusinesspowerJP1EUR の詳細は,製品ホームページでご覧ください。
 
* 会社名,製品名は,各社の商標もしくは登録商標です。
 
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