HI-UX/WE2：高性能で高信頼，運用・管理も簡単

高信頼化機能

	ホットスタンバイ(3500/5xx,E5xxPS,E5xxRM)
	サーバ障害時に，短時間で現用系から待機系に切り替えることにより，システムの可用性を向上させます。
	ディスクのミラーリング
	3050シリーズ，3500/3xxでは，ハードディスクボリュームの二重化により，ディスク障害によるシステム停止を防止します。3500/5xx,E5xxPS,E5xxRMでは，パーティション単位でミラーリングを行い，保守/運用に豊富な機能が用意されています。
	無停電電源装置サポート
	無停電電源装置(UPS)をサポートしています。停電時にはオペレーティングシステムが緊急停止処理を行うため，ファイルシステムの破壊を防ぐことができます。

スケーラビリティ

	単一のプラットフォーム
	デスクトップからマルチプロセッササーバ，クラスタシステムまで単一のオペレーティングシステムでカバーしており，API/ABI互換を実現しています。

高性能

	クラスタシステム(3500/5xx,E5xxPS,E5xxRM)
	クラスタシステムは，複数のマシンがあたかも1台のマシンのように動作し，高いパフォーマンスを発揮するシステムです。大規模DB全件検索，大規模オンライントランザクション処理，高速バッチ処理や，大量のCPUパワーを必要とする科学技術計算に有効です。
	VAFS(バーチャルアレイファイルシステム)
	複数のハードディスクを1台のディスクのように扱い，並列アクセスすることにより，大容量ファイルのアクセス速度を向上させます。さらに，パリティチェック機能をサポートし，信頼性の強化を図っています。
	メモリ・マップド・ファイル
	ファイルをメモリ上にマッピングすることにより，メモリアクセスと同様の方法による，簡易かつ高速なファイルアクセスが可能となります。

運用・管理の省力化機能

	ローダブル・ドライバ
	I/Oの構成やドライバソフトウェア構成を立ち上げ時に自動的に認識し，お客さまのハードウェアに合わせたシステムを自動的に構成します。複雑なカーネルコンフィギュレーションを不要とし，メモリーなどのシステム資源を有効に利用できます。
	センターコンソール運用
	ネットワーク接続されたコンピュータ群を1か所で集中管理することにより，オペレータの負担を減らします。また，コンソールなしでの運用も可能です。
	自動運転/自動オペレーション
	システムやアプリケーションが出力するメッセージに対するアクションが出力するメッセージに対するアクションを定義し，自動実行します(JP1使用時)。   ■センターコンソール運用支援機能を使用したシステム例■
	自動シャットダウン
	パワースイッチを押すだけで，自動シャットダウンが可能です。
	自動電源制御(3500/5xx,E5xxPS,E5xxRM)
	指定された時刻に，自動的にシステムの電源をON/OFFします(JP1使用時)。
	遠隔電源制御
	遠隔のコンピュータからネットワークを経由してサーバの電源を制御できます。