●現象および対処方法
MS-DOS6.2/Vに組み込まれているMSAV(アンチウィルス)プログラムをご使用になる場合、次の現象が発生する場合があります。
- 現象:
MSAVで指定したドライブに存在するファイルをスキャンすると不特定アドレスのメモリを書き換える場合があります。
- 原因:
MSAVは内部的にワークエリアを使用していますが、ワークエリアのメモリをファイル読み込み用のバッファとして共有しています。ワークエリアとして使用する場合、初期値をセットしてから使用すべきところを、未セットの(ファイルの内容が残った)状態で使用するケースがあります。ワークエリアの中にはアドレスを示すデータが定義されていますが、未セットで使用した場合、ファイルの内容をアドレスとして扱っています。
このため不特定アドレスのメモリを書き換える現象となります。
- 対応方法:
MSAVのご使用は極力控えて頂き、市販のウィルスチェックプログラムをご使用頂きます様、お願い致します。また、MSAVをご使用になられる場合は、MSAV実行後、システムを再起動してから次のプログラムを使用してください。
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