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2012年10月4日
学校法人順天堂
株式会社日立製作所

順天堂大学と日立が包括的な産学連携の協定を締結

臨床現場のニーズに即した医療・ヘルスケア分野の共同研究を推進

  学校法人順天堂(理事長 : 小川秀興/以下、順天堂大学)と株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西宏明/以下、日立)は、医療・ヘルスケアの研究開発分野において、両組織の連携・協力関係を推進するために、包括連携協定を締結しました。今後は、人材交流と互いの研究施設を活用した連携により、臨床現場のニーズに即した先端技術の開発とその早期実用化を推進し、グローバルなライフ・イノベーションの創出をめざします。

  順天堂大学と日立は、包括的連携によって、高度な医療実績を有する順天堂大学における臨床現場のニーズを早い段階で把握し、日立の医用技術、情報技術などを活用した研究開発および実証により、医療・ヘルスケア分野の先端技術の早期実用化をめざした取り組みを推進します。患者のQoL(Quality of Life)の向上や医療費抑制など、医療を取り巻く課題の解決にむけ、超早期診断や治療をめざす「先制医療」、個人の体質にあった負担の少ない効果的な治療をめざす「超個別化医療」、治療法を確立し新たな治療機会の創出をめざす「高度医療」の3分野を中心に、共同研究を推進します。

  推進体制として「連携協議会」を設置し、共同研究テーマの選定や研究進捗の管理を行うなど、互いに有益な連携を図ります。共同研究テーマの選定にあたっては、両者が参加する「ワークショップ」を開催することで、テーマの探索に向けた情報交換を推進します。さらに、研究者や学生の相互派遣による学術交流と人材育成、研究施設の相互利用を通じた研究拠点の構築を進めて行く予定です。
  今回の研究分野における包括連携協定は、順天堂大学においては企業との、日立においては医療系大学との初めての締結です。今後は、それぞれが他大学や他機関などと、グローバルでの連携を推進するなかで、順天堂大学と日立が核となり、自由で柔軟な産学連携の研究ネットワークに成長させていきます。

順天堂大学について

  順天堂大学は、1838年に江戸薬研堀に蘭学医学塾を創設して以来170年以上の歴史を誇り、わが国の西洋医学の源流とされる医学部をはじめ、科学的な視野でスポーツを探求するスポーツ健康科学部や2つの看護学部を有する健康総合大学です。また、6つの医学部附属病院による、総病床数3,199という日本最大規模の大学附属病院群を配置するとともに、国内外の医療機関と連携した強固なネットワークを形成し、国民の医療ニーズに幅広く対応しています。

日立の医療・ヘルスケア分野の取り組みについて

  日立は、1910年の創業以来、「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」を企業理念とし、1950年代にレントゲン装置会社を吸収し、装置の製造を開始したのが、医療・ヘルスケア分野の取り組みの始まりです。同時期に研究開発部門では、中央研究所において、計測技術をコアとした医用技術の研究を開始し、以降、画像診断技術、遺伝子・生体分子解析技術をはじめ、ITとの融合による医用情報システム技術などの開発に取り組んできました。現在、日立グループでは、画像診断装置や臨床検査用装置などによる「診断」、陽子線治療システムによる「治療」、ヘルスケア分野向けストレージソリューション、PET支援サービスなどの新事業育成による「情報・サービス」の3つの分野でヘルスケア事業を推進しています。さらにこの3分野を融合させることで、日立の強みを生かした健康で安心な生活を送れる社会を支えるヘルスケア事業を展開しています。

お問い合わせ先

順天堂大学

臨床研究センター [担当 : 岡崎]
〒113-8421 東京都文京区本郷二丁目1番1号
電話 03-3868-2805(直通)

株式会社日立製作所

中央研究所 企画室 [担当 : 木下]
〒185-8601 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地
電話 042-327-7777(直通)

以上

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