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このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2011年6月7日

クラウド型サイネージソリューション「サインチャンネル」を発売

シンプルな操作と低価格で手軽にデジタルサイネージ*1の運用を実現

  株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、店舗の売り場や施設の共用部などに設置したデジタルサイネージ*1に、オリジナルコンテンツを手軽に配信することができるクラウド型サイネージソリューション「サインチャンネル」を2011年7月1日から発売します。 「サインチャンネル」を活用することで、各店舗や施設の担当者などがインターネットブラウザ*2を介して、日立が提供するクラウドサーバにアクセスし、デジタルサイネージ向けコンテンツの作成や放映スケジュールの設定を行うことが容易になります。このため、専任のコンテンツ担当者やIT担当者を必要としてきた日立の従来のデジタルサイネージ向け配信サービスに比べ、運営コストを低減することができます。
  また日立は、6月8日(水)から10日(金)までの3日間、幕張メッセで開催される「デジタルサイネージジャパン2011」のSCALA株式会社のブースにおいて「サインチャンネル」を展示します。展示では、省電力でバッテリ駆動にも対応した専用小型ディスプレイ(10型)端末を使った「サインチャンネル」のデモを予定しています。

[図]「サインチャンネル」の運用イメージ

「サインチャンネル」発売の背景

  日立は2003年よりデジタルサイネージプラットフォーム「MediaSpace」の提供を開始し、2007年にはデジタルサイネージ向けソフトウェア分野で高いシェアを持つ米国SCALA社と戦略的な販売提携契約を締結、主にアウトソーシング型のデジタルサイネージ向け運用サービスを提供してきました。「MediaSpace」は流通店舗、交通機関、金融機関などを中心に、すでに8,500ディスプレイを超える導入実績を有しています(2011年6月現在)。
  これまでの「MediaSpace」の運用を通じて販売店やメーカーの販促担当者などにとって、デジタルサイネージ向けのコンテンツを手軽に作成・配信する機能を持った安価なシステムに対するニーズが高いことがわかりました。これを受けて、「MediaSpace」のシリーズとして、オリジナルコンテンツの作成と配信が容易に行えるクラウド型サイネージソリューション「サインチャンネル」を発売することにいたしました。

「サインチャンネル」の特長

(1) 安価な導入と運用が可能

  クラウド型のサイネージソリューションであり、利用者自身がサーバを設置したり専用ソフトウェアをインストールする必要がなく、手軽に導入することができます。利用者が用意するのは、更新作業用パソコン、インターネット接続環境、および「サインチャンネル」に対応した専用ディスプレイ端末です。月額ご利用料金は1端末あたり月額3,500円(税別)*3からであり、日立の従来のデジタルサイネージ向け配信サービスに比べて導入コスト、および運用コストを低く抑えることができます。

(2) 簡単操作でコンテンツ作成・配信が可能

  デジタルサイネージ向けのコンテンツの作成や放映スケジュールの設定は、更新作業用パソコンからインターネットブラウザを介して日立が提供する「サインチャンネルサーバ」にアクセスし、シンプルな操作画面を見ながら簡易なマウス操作で行うことができます。
  コンテンツ画面の基本デザインとして、すぐに使える豊富なテンプレートを提供いたします。ユーザーはテンプレートを選び、表示したい文字や画像(静止画、動画)を挿入するだけでコンテンツを作成できます。また「サインチャンネル」がもつイメージ合成機能を活用することで、配信先ディスプレイの解像度や画面方向などにあわせ、コンテンツを適切なフォーマットに自動変換して配信することも可能です。

(3) パートナー企業が提供する外部コンテンツも利用可能

  自作のコンテンツ以外に、パートナー企業が提供するニュースや天気予報、地域情報などの多彩な外部コンテンツを利用できます。具体的には、Yahoo!ニュース、Yahoo!天気情報、Yahoo!検索ランキング(提供会社:ヤフー株式会社)、地域密着型情報コンテンツ(提供会社:株式会社ニューフォリア)などを、「サインチャンネル」の画面に最適化したデザインで表示できます。今後も、さらに多くの外部コンテンツを提供するために、幅広くパートナー企業との連携を進めます。

[図]外部コンテンツの表示例(*4)

(4) 専用小型ディスプレイ端末から対応端末機種を拡大

  「サインチャンネル」のサービス開始にあわせ、対応端末の第一弾として、日立は省スペース、省電力が特長の専用小型ディスプレイ(10型)端末「デジタルサインボード」を提供します。今後は、お客様がお持ちのディスプレイに接続することで「サインチャンネル」が利用可能となるSTB(セットトップボックス)型端末をはじめとして、パートナー企業との連携により「サインチャンネル」対応端末の機種拡大を進めていきます。

「サインチャンネル」の使用例

  • スーパーマーケット、ドラッグストア、書店などの売場での販売促進情報提供
  • 銀行や証券会社など、金融機関の店頭での金利情報やお客様への案内情報提供
  • レストランやファストフード、カフェなどでの時間帯ごとに異なるお薦め商品情報提供
  • エレベーター内やマンションエントランスなどでの施設からのお知らせや地域情報提供
      また日立は7月から、株式会社電通と共同で、北陸三県でスーパーマーケットを展開するアルビス株式会社の新店舗で「サインチャンネル」の販促効果検証を実施します。具体的には、店内クッキングサポートコーナーにおける実演販売との連動や、著名人が監修するおつまみレシピの放映など、「サインチャンネル」による商品購買の活性化の検証を行います。

「サインチャンネル」の販売価格、販売目標

名称 概要 価格(税別) 提供開始時期
サインチャンネル デジタルサイネージ向け
運用管理システム利用ライセンス
1端末配信につき
月額3,500円
2011年
7月1日
デジタルサインボード 専用小型ディスプレイ(10型)端末
貸与サービス
1端末貸与につき
月額1,000円
2011年
7月1日

  「サインチャンネル」は日立グループおよび全国の販売代理店での販売に加え、機器メーカーやサービス事業者などへのOEM提供を行います。これにより、2011年度に10,000端末、2015年度までに100,000端末へのサービス展開をめざします。

*1
デジタルサイネージ:デジタル技術を活用して、ネットワークを通じてタイムリーに映像や情報をディスプレイに表示する次世代型インフォメーションシステム。電子看板とも呼ばれます。
*2
Internet Explorer®などのインターネットブラウザが利用可能です。ブラウザのバージョンなど詳細については下記お問合せ先にご確認ください。
*3
別途「サインチャンネル」設定のための初期費用が発生します。更新作業用パソコン、インターネット接続、および専用ディスプレイ端末に関わる費用は含まれていません。詳細については下記お問合せ先にご確認ください。
*4
画面はイメージです。実際の表示画面とは異なる場合があります。

他社商標注記

「サインチャンネル」はSCALA株式会社の登録商標です。
Internet Explorerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 都市開発システム社 ソリューション事業部 [担当:榎堀、加藤]
〒101-8010 東京都千代田区外神田四丁目14番1号
TEL : 03-4564-9701 (直通)

以上

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