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2011年6月3日

日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」
BCM対応ソリューションを強化

高信頼なデータ保管/セキュアなクライアント/クラウド移行支援/電力抑制効果の
見える化などのサービスを新設・強化

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」に、高信頼なデータ保管、セキュアなクライアント*環境の提供、クラウド移行支援、電力抑制効果の見える化といったBCM(Business Continuity Management)対応ソリューションを新設・強化し、東日本および西日本に準備した堅牢なHarmonious Cloudセンタ(日立のクラウドサービス提供の拠点)から提供します。

*
クライアント : コンピュータネットワークにおいて、サーバコンピュータの提供する機能やデータを利用するコンピュータ、端末のこと。

  具体的には、ユーザー企業の情報資産をHarmonious Cloudセンタに設置したストレージに自動的にコピーして冗長性(二重化)および保全性を高める「データマネージドサービス」および「コンテンツマネージドサービス」を新たに「ストレージサービス」として提供し、ユーザー企業の情報資産の高信頼なデータ保管を行います。また、セキュアクライアントソリューションで培った豊富な運用実績をもとに、セキュアで高信頼なクライアント環境を提供する「クライアントサービス」、ユーザー企業の情報システムのクラウド環境への移行を支援する「クラウド環境移行支援サービス」を6月6日から順次提供を開始します。加えて、クラウドコンサルティングサービスのメニューに、クラウド化にともなう電力抑制効果を見える化する「省電力コンサルティングサービス」を追加します。

  震災やパンデミックに対する事業の継続性を高めるBCMの重要性が高まってきている昨今、IT資産の遠隔利用が可能なクラウドを企業システムに導入する期待も大きくなってきています。このような背景のもと、今回、「Harmonious Cloud」において、企業の基幹業務システムのクラウド化を推進する中でもニーズの高いBCM対応ソリューションを新設、強化します。
  本サービスにより、日立がこれまで蓄積してきたクラウド運用のノウハウや、日立の製品技術を使い、迅速にBCM対応環境を導入でき、ユーザー企業の初期投資やTCO(Total Cost of Ownership)を削減することが可能です。

「Harmonious Cloud」BCM対応ソリューションの主な内容

1. ユーザー企業の情報資産を守る高信頼な「ストレージサービス」を体系化して提供

  事業継続に不可欠な基幹システムデータの遠隔地での冗長化(二重化)を支援する「データマネージドサービス」(RDBなど高性能・高信頼ブロックストレージ向けサービス)により、情報資産を堅牢なHarmonious Cloudセンタで保管、運用を行います。具体的には、全世界で実績のある日立エンタープライズディスクアレイ「Hitachi Virtual Storage Platform(日立バーチャルストレージプラットフォーム)」のリモートコピー機能(Hitachi Universal Replicator、Hitachi TrueCopy)を活用し、ユーザー企業のBCM対応ポリシーに基づいて、ユーザー企業側のセンターに設置しているストレージから、Harmonious Cloudセンタへ自動的なデータ転送およびデータ集約を実現し、ユーザー企業の情報資産の高信頼なデータ保管を行います。
  また、日立独自技術によって、ストレージの統合や、管理の一元化を実現するストレージデバイスの仮想化機能(Hitachi Universal Volume Manager)を活用することで、他社も含めた異機種ストレージの情報資産も保管対象にすることが可能です。
  さらに、従来提供してきた「クラウドバックアップサービス」、ならびに日立ストレージ「Hitachi Virtual File Platform(日立バーチャルファイルプラットフォーム)(以下、VFP)」のファイル仮想化機能(Hitachi Universal File Manager)を活用し、自動的に日立のクラウドサービス拠点である「Harmonious Cloudセンタ」へデータ転送し、確実なデータ保全を実現する「ファイルストレージ アーカイブ マネージドサービス」と「ファイルストレージ システムバックアップ マネージドサービス」に、今回新たに、ユーザー拠点に設置した「VFP」分の従量課金サービスを加えて、ユーザー企業のシステム要件や価格要件に柔軟に応えられる「コンテンツマネージドサービス」(各種帳票や画像、映像などのコンテンツデータ(非構造データ)向けサービス)として、ラインアップに追加しました。

  これらのサービスは、Harmonious Cloudセンタ側のストレージリソースを活用し、利用量に応じた従量課金でのサービス利用となるため、情報資産管理に必要な初期投資やTCOの削減が可能となります。

2. 「クライアントサービス」により、セキュアで高信頼なクライアント環境をHarmonious Cloudセンタから提供

  幅広い規模、業種のユーザー企業への導入実績および日立グループ自身における約70,000ユーザーへの導入・運用実績をもとに、Harmonious Cloudセンタからセキュアで高信頼なクライアントサービスを提供します。事業継続性を重要視して設計されたデータセンタおよびセンタ内システムアーキテクチャにより、ユーザーは在宅やサテライトオフィスなど利用する場所を選ばず情報漏洩を防ぐセキュアで高信頼なクライアント環境を利用することが可能となります。

3. 迅速なクラウド導入を支援する「クラウド環境移行支援サービス」を提供

  豊富なユーザー環境移行のSI実績や、クラウド導入支援により培ったノウハウを活用し、最短1週間でユーザー企業内の既存システムからクラウド環境へのスムーズなシステム環境の移行を支援します。本サービスでは、既存環境の調査結果をもとに、多くのユーザーで実績のある移行方式を用いて、移行を支援します。
  また、検証環境が、2週間無償利用が可能で、ユーザー企業独自のアプリケーション動作確認などが可能です。

4. クラウドコンサルティングサービスに電力抑制効果の見える化を追加

  クラウド導入によるTCO削減効果など導入効果のアセスメントをするクラウドコンサルティングサービスにおいて、IT機器の電力抑制効果の見える化を追加しました。
  本サービスにより、ユーザー企業環境へのクラウド導入またはHarmonious Cloudセンタへの移行による電力抑制効果の把握が可能となります。


  日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」は、「安全・安心」「スピード・柔軟」「協創」のコンセプトのもと、企業の基幹業務システムを支える高信頼なクラウドとして、今後もサービスメニューの強化を実施していきます。

価格および提供時期

[表]価格および提供時期

関連情報

他社商標注記

記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 プラットフォームソリューション事業部
事業戦略部 [担当 : 飯塚、三木]
〒140-0013 東京都品川区南大井六丁目26番3号(大森ベルポートD館)

以上

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