本文へジャンプ

Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2010年7月6日

データセンター/コンテンツ配信事業者向けに
エントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」を販売開始

業界最高クラスの高密度でサーバブレードを集約可能

[写真]エントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」

  株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、主にデータセンター/コンテンツ配信事業者向けに、サーバブレードを42U*1ラック1台に最大320台と業界最高クラスの高密度で集約可能とし、業務処理の高速化や消費電力の低減を実現するエントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」(以下、BD10)を製品化し、7月7日から販売を開始します。

*1
1Uは44.45mm

  昨今、クラウドコンピューティングの進展や多機能携帯電話の普及などにより、インターネットを経由し業務アプリケーションやサービスを提供するホスティングサービスやコンテンツ配信などの事業が急速に拡大しています。これらのビジネス拡大に伴い、増大するデータの迅速な処理を可能とする高性能なIT基盤が必要となる一方、システムの運用コストを最小限に抑えるため、事業規模に応じたきめ細かな拡張やデータセンター内のスペース、消費電力などを削減し効率的な運用を実現することも求められています。

  今回製品化した「BD10」は、42Uラック1台に最大320台と高密度で集約可能なエントリーブレードサーバです。ビジネス拡大に応じ、その都度サーバブレードを追加できるためシステムの投資対効果が向上できます。また複数のサーバブレードを用いた並列処理ができるためホスティングサービスやコンテンツ配信など、大量データの入出力処理、負荷分散処理が必要なデータセンター環境において、迅速な処理を実現します。
  また「BD10」を格納する「ベースユニット」では、サーバブレードの稼働状況に応じ、電源の稼働台数や冷却ファンの回転数を制御することができます。さらに稼働状況の一元管理や障害検知などを行うシステム管理ソフトウェア「Hitachi bd Link /SV」をオプションとして提供します。これらを活用することで、消費電力を最小限に抑えるとともに、柔軟なシステム運用を可能とし、TCO(Total Cost of Ownership)を低減します。

  日立は今回製品化する「BD10」をはじめ、今後もデータセンターでの利用に適したサーバラインアップを強化し、省電力・高集積なデータセンター環境を実現する構築ソリューションとあわせ日立の総合力を結集したデータセンター事業の提案をさらに積極的に進めていきます。

新製品の特長

1. エントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」

(1) 1ラックに最大320台を搭載可能
「BD10」は、2009年5月に提供を開始したブレード型PCのクライアントブレード「FLORA bd500」の実装技術を応用し開発したブレードサーバで、1ラックあたり最大320台と業界最高クラスの高密度で集約できるほか、1台あたり約1kgとなる軽量設計や高い冷却効率を実現しています。これにより、データセンターにおけるサーバ設置スペースを削減でき、また複数のサーバを用いた並列処理ができるため、コンテンツ配信など大量データの入出力処理、負荷分散処理が必要な環境において、迅速な業務処理を実現します。
(2) システム全体の省電力化を実現
「ベースユニット」では、「BD10」の稼働状況に応じて電源の稼働台数や冷却ファンの回転数を制御することができます。また80 PLUS®*2GOLD認証を取得した高効率な電源を採用しました。これらにより、消費電力を最小限に抑えシステム全体の省電力化を実現します。
(3) 複数の電源やファンの搭載による冗長化構成の実現
複数の電源やファンを搭載し冗長化しているため、万が一電源やファンに故障が発生した場合でも継続的に稼働しシステムダウンを防止します。また、電源やファンの稼働状況を常時監視するコントロールボックスを搭載しているため障害発生を迅速に検知できるとともに、機能別に部品をモジュール化して搭載することで障害部位をシステムを止めず容易に交換ができます。これらにより、システムダウンに伴う機会損失を最小化します。
*2
80 PLUS® : 米国EPRI(The Electric Power Research Institute, Inc.)が作成した「80 PLUS® プログラム」に基づき、電源効率が80%以上の基準を満たすと認定された製品に与えられる認証

2. システム管理ソフトウェア「Hitachi bd Link /SV」

「Hitachi bd Link /SV」は、複数の「BD10」の稼働状況や障害発生を一元的に監視するシステム管理ソフトウェアです。データセンター内における「BD10」の設置場所やシステム構成を視覚的に表示し、表示画面から各サーバブレードの操作や一括電源制御、障害箇所の把握を行うことができます。これにより、集約した複数のサーバを一括で管理できるため、システム運用の負担を軽減します。

新製品の価格と出荷開始時期

(1) エントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」

製品名 形状 価格 出荷開始時期
「HA8000-bd/BD10」 サーバブレード 186,900円〜
(税抜178,000円〜)
2010年7月15日
「HA8000-bd用
5Uベースユニット」
ベースユニット
(シャーシ)
349,650円〜
(税抜333,000円〜)

(2) システム管理ソフトウェア「Hitachi bd Link /SV」

製品 価格 出荷開始時期
システム管理ソフトウェア「Hitachi bd Link /SV」
(CD-ROM,ライセンス無し)
個別見積 2010年7月30日
システム管理ソフトウェア「Hitachi bd Link /SV」
(1ライセンス証書)
個別見積

エントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」の主な仕様、構成

製品 主な仕様
「HA8000-bd/BD10」
(サーバブレード)
CPU インテル® Core™ i7-610E プロセッサー
(2.53GHz)
インテル® Core™ i5-520E プロセッサー
(2.40GHz)
メモリ 最小1GB(1GB×1)/最大8GB(4GB×2)
(DDR3 SDRAM、 PC3-8500(1,066MHz)、
Unbuffered、SO-DIMM、ECC付)
内蔵HDD 2.5型160GB(7,200min-1)SATAIIディスク × 1
または
2.5型500GB(7,200min-1)SATAIIディスク × 1
サポートOS Red Hat® Enterprise Linux® 4.8
(AMD/Intel EM64T)
Red Hat® Enterprise Linux® 5.4
(AMD/Intel 64)
外形寸法, 重量 19.5(W)×428(D)×94.2(H)mm, 約1kg
「HA8000-bd用
5Uベースユニット」
(シャーシ)
搭載
可能数
サーバ
ブレード
最大40
(上下2段構成、各段20スロット)
内蔵LAN
スイッチ
モジュール
最大4
コントロール
ボックス
モジュール
標準1
電源
モジュール
最大5
(2+1冗長構成 または 4+1冗長構成)
システム
冷却
ファン
モジュール
標準5
(各モジュール内蔵ファン
標準2[1+1冗長構成])
内蔵LAN
スイッチ
冷却用
ファン
モジュール
標準1
外形寸法, 最大質量 440(W)×779(D)×219(H)mm (5Uサイズ),
約83kg

関連情報

「日立uVALUEコンベンション2010」出展について

日立は、2010年7月22日〜23日に東京国際フォーラムで開催する「日立uVALUEコンベンション2010」において、今回発表した「HA8000-bd/BD10」を出展します。

他社商標注記

  • インテル、インテルCoreは、アメリカ合衆国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標です。
  • Red Hatは、米国およびその他の国におけるRed Hat Inc.の商標または登録商標です。
  • Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
  • 記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

お問い合わせ先

HCAセンター
電話0120-2580-12
利用時間9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日を除く)

以上

Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。