ニュースリリース

日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」において
「Microsoft® Visual Studio® Team Foundation Server 2010」を
「Microsoft® 統合開発環境提供サービス」としてラインアップに追加

  株式会社日立製作所(執行役社長 中西 宏明／以下、日立)は、このたび、高信頼、高セキュリティなクラウドコンピューティング環境を実現するソリューションである「Harmonious Cloud」において、マイクロソフト株式会社(本社 : 東京都渋谷区、代表執行役 社長 : 樋口 泰行)の製品で、システム開発におけるプロジェクトやソース管理などを行うツールである「Microsoft® Visual Studio® Team Foundation Server 2010」*1を「Microsoft® 統合開発環境提供サービス」としてラインアップに追加し、ITシステム開発者向けに4月28日から提供開始します。
  具体的には、プロジェクトチームで行うシステム開発の各工程に必要となる機能を実現する「Microsoft® Visual Studio® Team Foundation Server 2010」の開発環境を、プラットフォームとともにHarmonious Cloudセンタ*2から提供します。これにより、ITシステム開発者にとって高効率、低コストで迅速なシステム開発が可能になります。
  また、開発したソフトウェア資産は、高い信頼性と堅牢なセキュリティを備えた日立のHarmonious Cloudセンタで管理します。

*1

Microsoft® Visual Studio® Team Foundation Server 2010 :
  マイクロソフト社製品で、アプリケーション・ライフ･サイクル管理ソリューションの中核となるコラボレーション・プラットフォーム。チームでソフトウェア配布プロセス全体にわたって、リスクの軽減、対話の効率化、無駄の排除を実現できるようになるツール。

*2

Harmonious Cloudセンタ :
  日立の環境配慮型データセンタ内に構築したクラウドサービス提供の拠点。クラウドサービス向けの機器を設置、運用するとともに、ユーザー企業のアプリケーションやパッケージのクラウドコンピューティング環境での検証を専門技術者が支援する。

  IT資産の有効活用、柔軟なシステム運用などのメリットが期待されるクラウドコンピューティングの利用が進む今日、システム開発期間に一時的に開発環境を増強したいというニーズがますます増えてきています。
  さらに内部統制などのコンプライアンス強化を背景に、ソースプログラムの変更管理や構成管理、開発の進捗管理、プロジェクト状況把握の多角的なレポーティングなど開発プロセス全般に求められる要件をサーバで一元管理し、プロジェクトチームで共有するニーズも同時に出てきています。

  こうしたニーズに応えるべく、今回日立は、「Microsoft® 統合開発環境提供サービス」を提供します。

「Microsoft® 統合開発環境提供サービス」の特長

• 1. システム開発に必要な各種管理機能を、工程ごとの人員計画に基づいて提供
  
    システム開発におけるプロジェクトやソースプログラム管理などを行うサーバ環境を、ユーザー企業に代わり準備し、Harmonious Cloud センタから提供します。
    具体的には、バージョン管理、レポート機能、コラボレーション機能などプロジェクトの各工程に必要となる機能を実現する「Microsoft® Visual Studio® Team Foundation Server 2010」を、日立がプラットフォームとともに提供します。
    従来は、ユーザーがサーバを用意し、開発ピーク時に必要な数だけのソフトウェアライセンスの購入が必要でした。そのため開発拠点あるいは開発企業が複数にわたる場合、共通で利用するサーバ環境などの配備に手間がかかりました。
    本サービスでは、サービスとして利用するためユーザーはソフトウェアライセンスを購入せずに、工程ごとに必要な開発人員に応じたライセンスを月額契約で使用でき、開発コストの適正化を図れるとともに、初期コストや作業負荷のかかるサーバ環境の構築が不要となり、プロジェクトチームでの開発に専念する事が可能です。
  
  
• 2. Harmonious Cloudセンタの安心安全な環境で、確実なソフトウェア資産の管理を実現
  
    ユーザー企業が自社に専用サーバを設置する必要がなくなり、例えばプログラムのソースコードのような機密性の高いIT資産を、高い信頼性、堅牢なセキュリティ、環境への配慮を備えた日立のHarmonious Cloudセンタで管理します。
  

  日立は、将来的にはサーバ環境に加え「Microsoft® Visual Studio® 2010 Ultimate」などのクライアント環境のメニュー化も市場のニーズにあわせて進めていきます。

  なお、本発表に際し、マイクロソフト株式会社から以下のコメントをいただいています。

マイクロソフト株式会社 執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長 大場 章弘氏

  このたびの「Microsoft® Visual Studio® Team Foundation Server 2010」を活用した 「Harmonious Cloud」における開発環境提供サービスの開始を歓迎します。本サービスの開始により、お客様が最適な投資で迅速な開発環境を手に入れ、ビジネスを加速することを期待しています。今後もマイクロソフトは日立製作所様とともに、市場の期待にお応えするソリューションを提供して参ります。

価格および提供開始時期

サービス名	概要	月額価格	提供開始時期
Microsoft® 統合開発環境提供 サービス	開発環境を月額サービス として提供	1プロジェクト、5ユーザーに つき月額 174,300円〜 (税抜 : 166,000円〜)	4月28日

*

価格には、仮想サーバ (1core､2GBメモリ､40GBディスク､OS : Windows Server 2003, Standard Edition)、
追加ディスク 40GB、 Microsoft® Visual Studio® Team Foundation Server 2010 5ユーザー分を含みます。

関連情報

• 日立のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」のホームページ

展示会への出展予定について

  本サービスは、2010年5月12日(水)〜14日(金)に東京ビッグサイトにて開催される「第1回 クラウドコンピューティングEXPO」の日立ブースにおいて、紹介される予定です。

• 「第1回 クラウドコンピューティングEXPO」オフィシャルサイト
• 「第1回 クラウドコンピューティングEXPO」日立出展紹介ホームページ

他社所有商標に関する表示

• Microsoftは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corp.の登録商標です。
• Microsoft Visual Studioは、米国 Microsoft Corporation の商品名称です。
• Windows Server 2003は、米国Microsoft Corporation.の商品名称です。
• その他、記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 プラットフォームソリューション事業部
プロモーション推進部 [担当 : 武子(たけし)]
〒140-0013 東京都品川区南大井六丁目26番3号 大森ベルポートD館

• Harmonious_Cloud@ml.itg.hitachi.co.jp

以上