ニュースリリース

UQコミュニケーションズ株式会社から業務アウトソーシングを受注

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫／以下、日立)は、このたび、UQコミュニケーションズ株式会社(代表取締役社長:田中 孝司／以下、UQコミュニケーションズ)が本日からサービスを開始する、世界標準規格のモバイルWiMAX*1技術を活用した高速のモバイルデータ通信サービス「UQ WiMAX」に対するアウトソーシング*2サービスを、UQコミュニケーションズから受注しました。具体的には、お客様サポートセンターの構築・運用、および回線開通管理、料金計算、請求などの業務システムの構築・運用アウトソーシングサービスを受注し、本日からサービス提供を開始します。

*1

WiMAX (Worldwide Interoperability for Microwave Access) :
IEEE802.16委員会で策定されたブロードバンドワイヤレス標準技術を元に業界団体であるWiMAX Forumが上位ネットワーク層の標準化、相互接続のための認証規格化などの推進を行っている技術の総称。日本ではWiMAXは2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステムの技術のひとつとなっている。

*2

アウトソーシング : 企業や行政の業務のうち専門的なものについて、それをより得意とする外部の企業等に委託すること。外部の専門的な知識やノウハウ(外部資源)を有効的に活用し、自社の目的とする業務に戦力を集中する戦略的な経営手段。

  UQコミュニケーションズは、世界標準規格のモバイルWiMAX技術を活用し、全国展開する国内唯一の電気通信事業者です。UQコミュニケーションズの業務においては、多くの加入者やMVNO*3へサービスを提供するために、大規模かつリアルタイムな処理能力、ユーザーの様々なニーズに対応した多様なサービス提供を実現する柔軟性、個人情報や通信の秘密を含む情報の高いセキュリティ力が求められます。
  日立は、従来培ってきた高信頼かつ大規模なシステム技術やリアルタイム処理技術、Webやシステムにおけるセキュリティ技術を駆使し、今回のアウトソーシングサービスを提供します。

*3

MVNO (Mobile Virtual Network Operator : 仮想移動体通信事業者) : 携帯電話などの移動体回線網を自社では持たず、保有する他の事業者から借りて、独自の通信サービスを行う事業者のこと。

  今後、MVNOの参入、放送との融合などにより、通信業界においてはサービスの競争がますます激しくなっていくことが想定されます。日立は、今後も通信事業に関するアウトソーシングサービス事業を積極的に展開し、通信業界の発展に貢献していきます。

UQコミュニケーションズ株式会社について

  UQコミュニケーションズ株式会社は、KDDI株式会社、Intel Capital Corporation、東日本旅客鉄道株式会社、京セラ株式会社、株式会社大和証券グループ本社及び株式会社三菱東京UFJ銀行の6社がワイヤレスブロードバンド事業を開始するために設立した会社で、2007年12月に総務省から2.5GHz帯特定基地局開設計画の認定を取得しました。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信グループ ネットワークソリューションシステム事業部
キャリアシステム営業本部 第四営業部[担当:中村]
〒140-8573 東京都品川区南大井六丁目26番18号 大森ベルポートB館
TEL : 03-5471-2422 (ダイヤルイン)

以上