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Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2008年1月30日

エンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」において
新世代プロセッサーPOWER6搭載エントリーモデルをラインアップに追加

[画像]EP8000 550、520(POWER6搭載)

  日立製作所 (執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、このたび、高性能・高信頼なシステム向けのエンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」において、新世代POWER6プロセッサーを搭載したエントリーモデル「EP8000 550」、「EP8000 520」を新たにラインアップに追加し、2月1日から販売を開始します。

  「EP8000 シリーズ」は、システムとしてメインフレームクラスの信頼性と可用性を備え、ユーザーの基幹業務システムを支えてきました。これまでに、金融機関をはじめ、電力、交通といった社会基盤や企業の基幹業務において多くの採用実績があります。今回発表のモデルにおいても、日立独自の高速系切替機能*1などの高信頼化機能を提供するとともに、日立ディスクアレイサブシステムとの連携機能、安定稼働に役立つ情報提供やAIX予防保守パッチ提供、AIXソースコード解析による緊急パッチの提供といった高信頼サポートサービスも提供します。

*1
高速系切替機能:サーバに何らかの障害が発生した場合に、すばやく現用系から待機系のサーバに切り替えることを実現する機能

新モデルの特徴

(1) 従来比、最大約1.7倍のトランザクション処理性能を実現

  •   「EP8000 550」はPOWER6(4.2/3.5GHz)を最大8way構成まで可能なエントリーモデルで、POWER5+を搭載した従来モデル「EP8000 550Q」に比べ、最大約1.7倍のトランザクション処理性能を実現しました。メモリは最大256GB、PCIスロット*2はI/Oドロワ−*3を接続することで最大59スロットまで増強できます。これにより、小規模から中規模の業務システム、データベース、オンライントランザクション処理システムなどに対応する、優れた性能と拡張性を実現しています。
      「EP8000 520」はPOWER6(4.2GHz)を最大4way構成まで可能なエントリーモデルです。下位クラスのエントリーモデルながら、メモリは最大64GB、PCIスロットはI/Oドロワ−を接続することで最大60スロットまで増強できるなど、エントリーモデルとして非常に高い拡張性を備えており、プロセッサー性能を重視する小規模の業務システム、データベースなどに最適なモデルです。
*2
PCIスロット:PCIカードを装着する差し込み口
*3
I/Oドロワー:拡張 PCI スロットやディスクドライブスロットなどを内蔵する I/O 拡張機構

(2) メインフレームクラスの信頼性と可用性を実現

  •   「EP8000 シリーズ」では、これまで動的プロセッサー切り離し機能*4、PCIバス障害回復機能*5など、様々な高信頼化機能をサポートしてきましたが、今回、命令リトライ・リカバリ機能*6を新たにサポートし、プロセッサー内部での命令実行中にエラー発生した場合にも処理を止めることなく業務を継続できます。これらの機能により、システム停止につながる障害発生を低減させることができ、メインフレームクラスの信頼性と可用性を実現します。
*4
動的プロセッサー切り離し機能:障害の発生したプロセッサーを自動的に切り離して他のプロセッサーで処理を継続させる機能
*5
PCIバス障害回復機能:PCIバスやPCIアダプタに障害が発生しても、システムリブートを回避してシステムを継続させる機能
*6
命令リトライ・リカバリ機能:プロセッサーの内部状態を常時保持することで、エラー発生時には直前の正しい状態に復元することができ、さらに処理の再開後に障害が続く場合には予備プロセッサーに処理を継続させる機能

  なお、「EP8000 550」「EP8000 520」POWER6搭載モデルでは、POWER6プロセッサーの仮想化機能であるライブ・パーティション・モビリティ機能をサポートする予定です。これはサーバが稼働中でもパーティションの移設をサーバ間で行うことができる機能です。これにより、メンテナンスに伴うサーバの計画停止や、システム内での業務負荷に応じたパーティションの再配置を、サービスを止めずに実現でき、システム管理効率やサーバ使用効率の向上を図ることができます。

新製品の概要

モデル 形状 プロセッサー
(周波数)
最大プロセッサー数
(way)
メモリ容量
EP8000 550 ラックマウント POWER6(4.2GHz) 8 4〜256GB
POWER6(3.5GHz) 4〜128GB
タワー POWER6(4.2/3.5GHz) 4
EP8000 520 ラックマウント/タワー POWER6(4.2GHz) 4 2〜64GB
  • * なお、AIX version 6.1は、2008年4月末以降のサポートとなります。

新製品の価格と出荷時期

モデル 価格 出荷時期
EP8000 550 683万7,600円〜
(税抜 651万2,000円〜)
4.2GHz : 2008年2月29日
3.5GHz : 2008年4月30日
EP8000 520 166万6,350円〜
(税抜 158万7,000円〜)
2008年4月30日

他社商標注記

  • AIX、IBMは、米国における米国International Business Machines Corp.の登録商標です。
  • POWER5+、POWER6は、米国における米国International Business Machines Corp.の商標です。
  • UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

関連情報

お問い合わせ先

株式会社 日立製作所 情報・通信グループ
エンタープライズサーバ事業部 企画部 [担当:石口]
〒259-1392 神奈川県秦野市堀山下1番地
TEL : 0463-87-6786 (ダイヤルイン) 

以上

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