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2005 日本女子ソフトボールリーグ1部 第7節

第7節、連勝で通算12勝3敗
後半戦、破竹の7連勝で同率首位

 9月10,12日(11日が雨天順延)にかけて、日本リーグ1部第7節が富山県
砺波市野球場となみチューリップスタジアムで行なわれた。我が日立ソフトウェアは、
初日の大鵬薬品戦では中盤にホームランにより1点を先行されるものの、土壇場での
最終回二死からの逆転勝ち。前節の豊田自動織機戦に続き、2試合連続となる最終回
二死から粘っての劇的な逆転勝利。雨天順延となったレオパレス21戦では、初回に
1点を先行されるが、終盤に山田が起死回生の逆転2ラン! 直後に同点とされるが、
延長8回、来條が叩き出した1点を遠藤が苦しみながら守り抜き連勝。これで順延の
第2節を含め、後半戦、負け無しの破竹の7連勝。通算成績12勝3敗で同率首位を
併走している。                               
 第8節は10月8日〜10日、青森県五所川原市つがる克雪ドームで行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:深沢高敏 撮影:深沢高敏


対 大鵬薬品戦(9/10 日立ソフトウェア11勝3敗)
山田、俊足同点打! 馬渕、逆転二塁打!
 2試合連続、最終回二死からの逆転勝ち!
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 2 2
大鵬薬品 0 0 0 1 0 0 0 1
【バッテリー】☆遠藤(10勝3敗)−鈴木由
【二塁打】西山(7回),馬渕(7回) 

 ◎先発の遠藤は立ち上がりから直球主体に攻めの投球を披露。3回までランナ
  ーを一人も出さない完璧な立ち上がり。                
 ◎一方、打線は2回表、鈴木由と溝江のヒットに相手内野のエラーもあり二死
  二、三塁の先制のチャンスを迎えるが後続無く得点できず。続く3回表には
  先頭の西山がヒットで出塁し、一死後、山田の進塁打、馬渕のヒットで二死
  一、三塁のチャンスを作るがまたも得点できず。4回表は三人で打ち取られ、
  なかなか勢いに乗れずゲームの流れがつかめない展開。         
 ◎その直後の4回裏、遠藤は先頭打者にボール2からストライクを取りにいっ
  たところを狙われ、ライトへの本塁打を喫して1点を先制される。    
 ◎なんとか追いつきたい打線は、5回表には西山のライト前、6回表は亀田が
  同じくライト前にヒットを放ち、いずれも得点圏にランナーは進めるものの、
  あと1本が出ず試合はついに最終回へ。                
 ◎7回表、一死後、西山がレフト線上へのヒットと相手の隙をつく走塁で二塁
  を陥れ一死二塁のチャンスを作る。続く来條のセンターへのフライは進塁打
  となり二死三塁。ここで続く山田の当たりは、ショート少し深いところへの
  ゴロ。一塁へ送球されるが、山田は俊足を飛ばしてヘッドスライディング!
  完全なセーフとなり、この間に三塁走者の西山が還り土段場でついに同点!
  なおも続く馬渕が初球を狙って左中間への二塁打! 一塁から俊足の山田が
  一気に生還し、あっという間に逆転に成功。              
 ◎遠藤は5回以降ヒットは許すが後続を打ち取る気迫の投球。逆転後の最終回、
  4番から始まる相手打線を簡単に三人で片付けてゲームセット。3安打完投
  で10勝目を挙げ、チームは2試合連続となる土壇場での劇的な逆転勝利で
  2位をキープした。                         
  
撮影:深沢高敏 撮影:深沢高敏


対 レオパレス21戦(9/12 日立ソフトウェア12勝3敗)
山田、起死回生の逆転2ラン!!
 来條、延長8回、決勝タイムリー!
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 2 0 1 3
レオパレス21 1 0 0 0 0 1 0 0 2
【バッテリー】☆遠藤(11勝3敗)−鈴木由
【本塁打】山田1号(6回:2ラン)

 ◎初回裏、一死後、難しい当たりのショートゴロを西山が弾き(記録はエラー)
  さらに続く打者に遠藤がレフトオーバーの二塁打を喫して二、三塁のピンチ。
  ここで相手4番にセンターへ犠牲フライを打ち上げられ、早くも1点を先行
  される。その後、遠藤は5回まで2安打に抑える好投で味方の反撃を待つ。
 ◎一方、打線は相手先発秋元にストライク先行の投球でカウントを追い込まれ、
  4回表まで杉山のヒット1本に抑えられて沈黙。5回表には代わったM・ロ
  ーチの前に2者連続三振を喫するなど、付け入る隙をなかなか見出せない。
 ◎6回表も二死走者無し。しかし来條がセンター前に弾き返して出塁。ここで
  バッターはこの日、2打席連続三振の山田。こういう時の山田は怖いという
  言葉どおり、右中間に起死回生の逆転2ラン! 今シーズン初ホームランを
  叩き込んで一気に試合をひっくり返す。                
 ◎しかし、この1点を守れない。直後の6回裏、二死後、サードゴロを来條が
  ファンブルし一塁に走者を生かすと、遠藤が続く打者にヒットを打たれ二死
  一、二塁。さらにフルカウントから遠藤がワイルドピッチ。鈴木由がボール
  の行方を見失っている間に二塁ランナーに一気にホームをつかれ、初回同様、
  エラー絡みで失点して同点にされる。                 
 ◎この後、遠藤はストライクが定まらず投球リズムも崩れ、続く打者に四球を
  与えて二死満塁。さらに次打者にもストライクがまったく入らず、ボール3。
  四球なら押し出しで逆転という場面で、遠藤はなんとか踏ん張り内野ゴロで
  切り抜ける。                            
 ◎試合は結局、タイブレークに突入。延長8回表、西山が確実に走者を三塁に
  進めると、来條が追い込まれながらもレフト線に落とすタイムリー! 失策
  を挽回する技ありの一打でローチから1点をもぎ取る。その裏、遠藤は死球
  と犠打などで一死二、三塁の一打逆転サヨナラのピンチを背負うが、粘りの
  投球で後続を断ちゲームセット。連日の苦しい試合をものにして、後半戦、
  破竹の7連勝で同率首位に浮上した。                 
 
撮影:渡邉浩一 撮影:渡邉浩一

記録&記事:古園敏幸,桐越信一

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