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2005 日本女子ソフトボールリーグ1部 第6節

第6節、劇的な勝利で2連勝!
10勝3敗で同率2位をキープ!

 9月3日〜4日にかけて、愛知県豊田市運動公園ソフトボール球場で日本リーグの
後半戦となる第6節が行われた。我が日立ソフトウェアは初日のホンダ戦では4回に
亀田、鈴木由のタイムリーで先制すると、続く5回には馬渕の3号3ランでダメ押し。
投げては遠藤−佐藤−河野のリレーで2安打に封じて快勝。翌日の豊田自動織機戦は
M・スミスからチャンスは作るものの決定打が出ない展開。遠藤は粘りの投球ながら、
4回に相手主砲にホームランを許して1点をリードされる。7回裏の攻撃も既に二死
でランナー無し。しかし、ここからまさかまさかの奇跡の逆転サヨナラ勝ち! 最後
まであきらめないチームの執念に勝利の女神が微笑み、劇的な勝利でこの節、2連勝!
 この結果、通算成績10勝3敗とし、同率2位をキープした。         
 第7節は9月10日〜11日、富山県砺波市野球場となみチューリップスタジアム
で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:磯崎千嘉 撮影:磯崎千嘉

 
対 ホンダ戦(9/3 日立ソフトウェア9勝3敗)
亀田、鈴木由、先制タイムリー!
 馬渕、ダメ押しの3号3ラン!!
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 0 2 3 0 0 5
ホンダ 0 0 0 0 0 0 0 0
【バッテリー】☆遠藤(8勝3敗:5回),佐藤(1回2/3),河野(1/3)−鈴木由
【本塁打】馬渕3号(5回:3ラン)

 ◎内野陣の負傷者が多く、三塁に杉山、右翼にはリーグ戦、初スタメンとなる
  濱本という守備体系。先発の遠藤は初回裏、先頭打者にポテンヒットを許す
  ものの3回まで走者はこの一人だけという危なげないピッチング。    
 ◎一方、打線は相手エース、C・ディルの前に3回まで山田の投手強襲ヒット
  1本のみに抑えられるが4回表、一死から山田が普通のショートゴロを内野
  安打にする俊足を披露して出塁。続く馬渕がレフト前で一、二塁とチャンス
  を広げ、さらに亀田がレフト前に運ぶと山田がここでも俊足を生かし、一気
  にホームを陥れて先制! さらに二死一、二塁から打撃好調の鈴木由がセン
  ター前に運んで2点目を追加する。                  
 ◎続く5回表、代わった相手ピッチャーから一死後、西山が四球を選んで出塁。
  二死後、山田がこの日3本目となる安打をセンターに放って一、二塁。ここ
  で打撃上向きの主砲の馬渕が右中間に第3号3ラン!! ダメ押しの5点目
  を豪快にもぎとり、自身はリーグ通算本塁打数の単独トップ(26本)に立つ。
 ◎遠藤は4回裏、先頭打者に内野強襲の二塁打を喫して初めて得点圏に走者を
  背負うが、続くクリーンナップを連続三振、ファーストゴロに打ち取る気迫
  の投球。炎天下の中、5回を散発の2安打に封じて佐藤にリレー。    
 ◎その佐藤は低めを丁寧につく投球で1回と2/3をパーフェクトピッチング。
  最後は地元愛知出身の河野がリーグ戦初登板。河野は最後の打者を見事三振
  に切ってとり、地元の熱い声援に応えた。               
 
撮影:磯崎千嘉 撮影:磯崎千嘉

 
対 豊田自動織機戦(9/4 日立ソフトウェア10勝3敗)
最終回、二死ランナー無し
 ここから奇跡の逆転サヨナラ勝ち!!
チーム名
豊田自動織機 0 0 0 1 0 0 0 1
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 2x 2
【バッテリー】☆遠藤(9勝3敗)−鈴木由
【盗塁】西山(1,3回) 【二塁打】鈴木由(4回)

 ◎相手エース、M・スミスの前に、得点圏にランナーを進めるものの決定打が
  出ない展開が続く。まずは初回裏、先頭の西山がスミスの敵失を誘って出塁。
  西山は二塁盗塁を決めて無死二塁とチャンスを広げるが得点出来ず。3回裏
  には西山がチーム初ヒットを放ち、二死二塁で山田がレフト前にクリーンヒ
  ットを放つものの、相手の挟殺プレーにかかって得点出来ず。      
 ◎その直後の4回表、この回の先頭打者の相手主砲に遠藤がセンターに一発を
  浴び1点を先行される。その後、遠藤はこのイニングに3連打を集中される
  が粘りの投球で最小失点で切り抜ける。続く5回表には一死二塁、6回表は
  二死一、二塁と遠藤は10安打を許すものの、失った得点はホームランでの
  1点のみに抑える我慢の投球。                    
 ◎一方、打線は4回裏に鈴木由のヒットで二死二塁とするが、チャンスを生か
  せず。6回裏には来條の死球と馬渕のレフト前ヒットなどで一死一、二塁と
  好機を広げる。ここで続く亀田が痛烈な当たりを弾き返すが、相手二塁手に
  ジャンプして好捕され、抜けていれば同点という場面を阻まれる。    
 ◎最終回の攻撃もM・スミスの前に二者連続の三振で既にツーアウト。しかし
  誰もが予想できなかった結末は、濱本のリーグ戦、初ヒットから始まった。
  濱本は追いこまれながらもボールを良く選び、フルカウントからセンター前
  にクリーンヒット。西山がすかさず初球をレフト前に運んで一、二塁。続く
  来條はセカンド正面へのゴロ。万事休すと思われた瞬間、相手二塁手がこれ
  を後逸。ボールが外野を転々とする間に濱本が一気にホームに生還し、土壇
  場でのまさかの同点!! しかも一、三塁とサヨナラのチャンスが続く。 
 ◎スタンドの興奮覚めやらぬ中、続く山田がスミスの初球を狙い打ち、ライト
  前へ会心の当たり!! 最終回、二死ランナー無しからの、あっという間の
  同点、逆転劇はまさに奇跡的。最後までゲームをあきらめないチームの執念
  に勝利の女神が微笑み、劇的な結末で連勝を飾った。          
 
撮影:磯崎千嘉 撮影:磯崎千嘉

記録&記事:桐越信一

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