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Hitachi

 

2000年12月18日
株式会社 日立製作所

ミレニアム・プロジェクト「教育の情報化」対応の
授業サポートシステムを発売

簡単操作のペンパソコンと明るく見やすい大画面プロジェクタをセット化し提供

日立製作所 公共システムグループ(グループ長&CEO:中村 博行)は、このたび、小中高等学校を対象に、操作が簡単で持ち運びに便利なペンパソコンと大画面・高精細プロジェクタを組み合わせ、ビデオやインターネット上にある豊富なコンテンツを活用した効果的な授業を可能にする授業サポートシステム「キッズビジョン」を、12月20日より発売します。
政府では、ミレニアム・プロジェクトの一つである「教育の情報化」の中で、2005年度を目標に「全ての普通教室へのパソコン2台とプロジェクター等の設置」を推進しており、本製品はこれに対応したものです。

本製品は、画面に触れるだけで簡単に操作できるペンパソコンと、高輝度・高精細で大画面表示できるプロジェクタで構成されています。プロジェクタは、省スペース設計の設置型と軽量で持ち運びに便利な投射型の二つのタイプから選択できます。
ペンパソコンにより、先生は、キーボードやマウス操作に気を取られることなく、生徒とのコミュニケーションや指導に集中できます。持ち運びも容易なので、授業で使用する資料を職員室や図書室、自宅などで作成することもでき、授業の準備を効率的に行えます。
プロジェクタは、部屋を暗くしなくても明るくクリアな画面表示が可能なので、生徒の集中力を途切れさせることがありません。また、設置型は、52型大画面でありながら奥行きを51cmに抑えており、狭いスペースにも設置可能です。投射型では、最大で60型の表示がわずか1.5mの距離で投射可能なので、教卓から黒板への投射が可能です。これにより、学校では、現在の教室スペースを有効活用し、ビデオやインターネット上にある豊富なコンテンツを教材として取り入れた効果的な授業が可能になります。
また、ペンパソコンには、三つのオーサリングソフトを標準搭載しています。先生や生徒が作成したビデオやホームページなどを簡単に取り込めるので、授業中だけでなく授業の準備などにも役立ちます。今後は、教科書や教材ソフト制作会社などとの連携を図り、ペンパソコン対応の教材ソフトを順次拡充していきます。
これにより、当社では、2005年度までに、全国小中高等学校約70万教室の約20%のシェア獲得を目指します。

システムセット種類および標準価格(税別)

 タイプA(設置型)タイプB(投射型)
プロジェクタ部52型プロジェクションテレビ(C52-PC1)短焦点液晶プロジェクタ(CP-S220J)
コンピュータ部日立 ペンパソコン「FLORA-ie220MP」
サポートOSWindows®98 Second Edition
標準搭載ソフトFLEXMOVIE/脳の鏡 for Hitachi/シームレスコープ/PenServices for Windows®/
Internet Explorer5.0 他
標準価格(税別)1,250,000円から785,000円から

政府では、「ミレニアム・プロジェクト」の中で「教育の情報化」を推進しており、「2005年度までに、全ての普通教室にパソコン2台とプロジェクター等を整備する。」という目標を掲げています。これは、従来の「コンピュータ教室」だけでのコンピュータ整備ではなく、「すべての教室」の「すべての教科」の「すべての授業」において「すべての教員」がコンピュータやインターネットを活用できるようにすることを目的としています。さらに、これらハード面の整備に加え、すべての生徒が授業をより容易に深く理解できるように工夫された「教科書」に準拠した教材コンテンツなどのソフト面の整備が必要とされています。これは、「子供たちが授業内容を深く理解できるように工夫されたデジタルコンテンツをタイムリーに子供に見せ、「わかる授業」を行う」ということを目的にしたものです。

略号注記

  • Windows®98の正式名称は、Microsoft®Windows®Operating System 98です。

他社所有商標に関する表示

  • Microsoft、Windows、Windows NTは、アメリカMicrosoft Corporationのアメリカおよびその他の国における商標または登録商標です。
  • その他記載の会社名、商品名は、それぞれの会社の商標もくしくは登録商標です。

出荷時期

平成12年12月20日

以上

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