日立は、優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献することを企業理念としています。中期経営計画では、その実現のために必要なアクションプランを明確にしています。
情報技術事業では、ビッグデータ、デジタルトランスフォーメーション、機械学習などの専門知識を提供しています。
鉄道事業は、6大陸38カ国で展開され、地域社会をつなぐ役割を果たしています。フリートソリューション事業は、輸送用車両の最適化と電化の促進に貢献しています。
エネルギーソリューション事業では、エネルギー効率が高く、信頼性の高い発電、送電、配電のシステムを世界中で開発しています。また、都市の地域社会とインフラをつなぐ、スマートシティのエネルギーソリューションも提供しています。
IoT対応のインテリジェントな冷蔵庫から、リモートセンシングによるモニタリングシステムの開発、ビッグデータの解析まで、スマートライフソリューションは、製品やサービスを使って消費者を理解し、生活スタイルの変化をサポートします。
産業向けの省エネルギーソリューションは、お客さまの温室効果ガス排出量の削減に貢献しています。水関連の製品、システム、サービスは、地域社会の人々がきれいな水を利用できるようにしています。
オートモティブシステム事業を通じて、自律走行技術や電気自動車システムの研究開発に投資しています。
2015年にすべての国連加盟国が採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」では、人々と地球の平和と繁栄のための共通の行動計画が掲げられています。その中心となるのが17の「持続可能な開発目標(SDGs)」であり、すべての国が緊急に行動を起こすことを求めています。
日立は、SDGsについて、地球規模の社会問題と環境問題を解決することによって持続可能な社会を実現し、人々の生活の質を高めるための重要な取り組みであると考えています。
日立は大きく貢献できる11の目標を特定
日立は、日立の主要な事業を通じてSDGsの達成に特に大きく貢献できる目標を5つ、企業活動全体を通じて貢献する目標として6つ特定しました。
多岐にわたる事業分野をもつ日立は、特定した11の目標以外にも、SDGsの達成に幅広く貢献できると考えています。また、日立はSDGsのそれぞれの目標は相互にかかわっていると理解しており、SDGsの17の目標すべての達成に向けて、直接的、間接的に貢献していきます。
日立は、「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、持続可能な社会の実現をめざし、社会イノベーション事業を推進してきました。
その一環として、グローバル規模の社会課題の解決に貢献すべく、国際的なイニシアティブに積極的に参画し、グローバル企業としての役割を果たしていきます。
2009年に正式加盟
2020年度はグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンの「サプライチェーン分科会」「ESG分科会」「SDGs分科会」など10の分科会に参加
日立では、サステナビリティ戦略会議を年2回開催し、サステナビリティに関する重要な方針や施策について審議・決定するとともに、進捗や成果を共有し、さらなる改善や新たな取り組みにつなげるための方策を検討しています。詳しくは、サステナビリティレポートをご覧ください。
議長
執行役会長兼CEO
メンバー
経営会議メンバー、ビジネスユニット(BU)のCEO、コーポレート部門責任者
内容
マネジメント/BU/部門レベルでのサステナビリティ戦略の審議・実行
メンバー
BUおよび主要グループ会社の事業推進部門長クラス
内容
サステナビリティ戦略の具体的施策の審議・実行
メンバー
BUおよび主要グループ会社の環境推進部門長クラス
内容
サステナビリティ戦略における環境長期目標達成の具体的施策の審議・実行
メンバー
BUおよび主要グループ会社のCSR・社会貢献推進責任者
内容
CSR施策の検討・審議
メンバー
BUおよび主要グループ会社のHRDD実行責任者
内容
HRDDを実行するために必要な情報や知見の提供、BUや主要グループ会社での実行状況の共有
メンバー
BU・主要グループ会社のダイバーシティ推進責任者
内容
ダイバーシティ& インクルージョン推進方針および施策の展開、ベストプラクティスの共有