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日立製作所 研究開発グループは、東北大学電気通信研究所、日立ソリューションズ東日本、文部科学省研究振興局参事官(情報担当)と共同で以下のニュースリリースを発行しました。

ニュースリリース概要

発行日、発行元

2016年5月27日 国立大学法人東北大学電気通信研究所、株式会社日立製作所、株式会社日立ソリューションズ東日本、文部科学省研究振興局参事官(情報担当)

タイトル

通信広域網が途絶した状況においても、継続的な情報サービスの提供を可能にするデータ複製方式を開発

リリース文抜粋

国立大学法人東北大学電気通信研究所、株式会社日立製作所、株式会社日立ソリューションズ東日本は、大規模災害によりインターネットなどの広域網が途絶し、遠隔地にバックアップしたデータが利用できない状況においても、被災地内でデータを保護し、継続して情報サービスの提供を可能にするデータ複製方式を開発しました。県や市レベルの自治体地域各所に設置したサーバー24台のうち、同時に被災する可能性の低いサーバー間でデータを複製し合うことにより、50%のサーバーが損壊しても、94%のデータが保護できることをシミュレーションで確認しました。データの消失リスクに応じてデータを複製する数を変えることにより、従来方式と比較して、半分のデータの複製数で同じ量のデータを保護することができます。本技術により、コストを抑えた耐災害情報プラットフォームの構築が可能となります。

本技術開発は、文部科学省の委託研究である「高機能高可用性情報ストレージ基盤技術の開発」プロジェクトとして実施されたものです。本成果の一部は2016年6月9日(木)~10日(金)に東北大学で開催される電子情報通信学会磁気記録・情報ストレージ研究会で発表する予定です。


コスト・リスク考慮型データ複製方式の概念図(サーバー台数4、平均複製数1.5の例)

掲載先

このニュースは、以下の新聞、Webサイトなどに掲載されました。

2016年5月30日
2016年6月2日