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Hitachi

日立製作所 研究開発グループは、日立GEニュークリア・エナジーと共同で以下のニュースリリースを発行しました。

ニュースリリース概要

発行日、発行元

2014年3月25日 (株)日立製作所、日立GEニュークリア・エナジー(株)

タイトル

原子炉自然冷却システムの実用化に向けた空冷技術を開発

リリース文抜粋

株式会社日立製作所と日立GEニュークリア・エナジー株式会社は、沸騰水型原子炉(BWR:Boiling Water Reactor)向けに、大規模自然災害が発生した場合でも、ポンプなどを駆動する電源を用いることなく原子炉を長期間冷却し、放射性物質の環境への放出抑制に寄与する空冷技術を開発しました。

具体的には、原子炉を空気で冷却するための空冷熱交換器を構成する伝熱管などの表面にマイクロメートルサイズの微細な加工を施し、従来よりも熱を一部分に密集させ、形成された高温の空気層を一気に外気で取り除くことにより、空気による除熱性能を約2倍に向上させます。これにより、原子炉の冷却に必要な伝熱管の本数を約2分の1に減少させ、空冷熱交換器の体積を約2分の1と合理的なサイズまで小型化することが可能となり、これまで設置が不可能だったスペースに対して空冷熱交換器を設置することが可能となりました。

開発した原子炉自然冷却システム

掲載先

このニュースは、以下の新聞、Webサイトなどに掲載されました。

  • マイナビニュース (2014年3月26日)