セキュリティ情報（2025年6月16日）

日立ディスクアレイシステムにおけるSVP 脆弱性対策について　(2025年5月分)

公開日: 2025年6月16日
（株）日立製作所

セキュリティ情報ID
 hitachi-sec-2025-306

1. 日立ディスクアレイシステムに対する脆弱性対策のお知らせ

Microsoft製品に対して、以下に示す脆弱性が公開されました。

[脆弱性の内容]

1. カーネル ストリーミング サービス ドライバーの特権昇格の脆弱性 (CVE-2025-24063)
2. Windows カーネルモード ドライバーの特権の昇格の脆弱性 (CVE-2025-27468)
3. Windows Trusted Runtime Interface ドライバーの情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29829)
4. Windows ルーティングとリモート アクセス サービス (RRAS) の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29830)
5. Windows ルーティングとリモート アクセス サービス (RRAS) の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29832)
6. Microsoft Virtual Machine Bus (VMBus) Remote Code Execution Vulnerability (CVE-2025-29833)
7. Windows Remote Access Connection Manager の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29835)
8. Windows ルーティングとリモート アクセス サービス (RRAS) の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29836)
9. Windows インストーラーの情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29837)
10. Windows Multiple UNC Provider のドライバーの情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29839)
11. Windows Media のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2025-29840)
12. ユニバーサル プリント マネジメント サービスの特権昇格の脆弱性 (CVE-2025-29841)
13. UrlMon セキュリティ機能のバイパスの脆弱性 (CVE-2025-29842)
14. Windows ライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル (LDAP) のサービス拒否の脆弱性 (CVE-2025-29954)
15. Windows SMB の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29956)
16. Windows 展開サービスのサービス拒否の脆弱性 (CVE-2025-29957)
17. Windows ルーティングとリモート アクセス サービス (RRAS) の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29958)
18. Windows ルーティングとリモート アクセス サービス (RRAS) の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29959)
19. Windows ルーティングとリモート アクセス サービス (RRAS) の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29960)
20. Windows ルーティングとリモート アクセス サービス (RRAS) の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29961)
21. Windows Media のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2025-29962)
22. Windows Media のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2025-29963)
23. Windows Media のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2025-29964)
24. リモート デスクトップ クライアントのリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2025-29966)
25. リモート デスクトップ クライアントのリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2025-29967)
26. MS-EVEN RPC のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2025-29969)
27. Windows カーネルの情報漏えいの脆弱性 (CVE-2025-29974)
28. Windows 共通ログ ファイル システム ドライバーの特権の昇格の脆弱性 (CVE-2025-30385)
29. Windows グラフィックス コンポーネントのリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2025-30388)
30. スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性 (CVE-2025-30397)
31. Microsoft DWM Core ライブラリの特権の昇格の脆弱性 (CVE-2025-30400)
32. Windows 共通ログ ファイル システム ドライバーの特権の昇格の脆弱性 (CVE-2025-32701)
33. Windows 共通ログ ファイル システム ドライバーの特権の昇格の脆弱性 (CVE-2025-32706)
34. NTFS の特権の昇格の脆弱性 (CVE-2025-32707)
35. WinSock 用 Windows Ancillary Function Driver の特権の昇格の脆弱性 (CVE-2025-32709)

SVPは直接ストレージ機能には係わりませんので、万一攻撃者から攻撃された場合であってもストレージとしてのデータの内容およびRead/Write機能に支障はありません。また日立ディスクアレイシステムに蓄積されているデータを読み取られることもありません。

2. 対象製品

下記の製品が影響を受けます。

※以下の製品は影響を受けません。

• Hitachi Virtual Storage Platform E990
• Hitachi Virtual Storage Platform G130, G150, G350, G370, G700, G900
• Hitachi Virtual Storage Platform F350, F370, F700, F900
• Hitachi Virtual Storage Platform G100, G200, G400, G600, G800
• Hitachi Virtual Storage Platform F400, F600, F800
• Hitachi Virtual Storage Platform N400, N600, N800

3.クライアントPC、もしくは管理サーバ^*1のご使用について

クライアントPCでのStorage Navigatorのご使用については、Storage Navigator機能に限ったご使用であれば特に問題ありません。
クライアントPCを他の用途でもご利用されている場合や、管理サーバをご利用されている場合は、ご利用内容によっては今回の脆弱性の影響を受ける可能性があります。
詳しくはメーカにお尋ねいただくか、以下のセキュリティサイトをご確認の上対応をお願いいたします。

• https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance

*1

Hitachi Virtual Storage Platform E990
Hitachi Virtual Storage Platform G100, G200, G400, G600, G800
Hitachi Virtual Storage Platform F400, F600, F800
Hitachi Virtual Storage Platform G130, G150, G350, G370, G700, G900、および
Hitachi Virtual Storage Platform F350, F370, F700, F900を管理するためのサーバ(SVP)のことを管理サーバと表現しています。

4. 本セキュリティホールに関する情報

各脆弱性の詳細についてはMicrosoft社のセキュリティ更新プログラムガイドをご確認お願いいたします。

• https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance

5. 本件に関する問合せ窓口

• 問い合わせ先はこちら

6. 更新履歴

• 2025年6月16日: このセキュリティ情報ページを新規作成および発信しました。

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