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Hitachi

日立ディスクアレイシステムにおけるSVP セキュリティホール(2018年12月分)対策について

公開日: 2018年12月21日
最終更新日: 2019年3月22日
(株)日立製作所 ITプロダクツ統括本部

セキュリティ情報ID
 hitachi-sec-2018-314

1. 日立ディスクアレイシステムに対するセキュリティホール対策のお知らせ

Microsoft製品に対して、以下に示すセキュリティホールが公開されました。

[新規情報]

  1. デジタル証明書が誤って開示されたことについてのアドバイザリ(ADV180029)
  2. Adobe Flash Playerの脆弱性の更新プログラム(ADV180030)
  3. Adobe Flash Playerの脆弱性の更新プログラム(ADV180031)
  4. Windowsカーネルの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8477)
  5. リモートプロシージャコールランタイムの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8514)
  6. .NET Frameworkの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8517)
  7. .NET Frameworkの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8540)
  8. Windows GDIの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8595,etc)
  9. 診断ハブ標準コレクターサービスの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8599)
  10. Windowsカーネルの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8611)
  11. Chakraスクリプトエンジンの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8617,etc)
  12. Internet Explorerの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8619)
  13. Windowsカーネルの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8621,etc)
  14. Windows VBScriptエンジンの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8625)
  15. Internet Explorerの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8631)
  16. Microsoft 音声合成の脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8634)
  17. Win32kの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8639)
  18. Windowsカーネルモードドライバーの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8641)
  19. スクリプトエンジンの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8643)

日立ディスクアレイシステムのSVPにおける、上記(1)〜(19)の脆弱性の影響は下記の通りです。

  1. 本件はSennheiser HeadSetupおよびHeadSetup Proソフトウェアにより、デジタル証明書が誤って開示されたため、なりすましが起こるというものです。SVPでは本件の対象となるSennheiser HeadSetupおよびHeadSetup Proソフトウェアを使用していないため、影響は受けません。
    • 詳細:ADV180029
  2. 本件はAdobe Flash Playerの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたWebサイトを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:ADV180030
  3. 本件はAdobe Flash Playerの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたWebサイトを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:ADV180031
  4. 本件はWindowsカーネルの脆弱性により、情報漏えいが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8477
  5. 本件はリモートプロシージャコールランタイムの脆弱性により、情報漏えいが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8514
  6. 本件は.NET Frameworkの脆弱性により、サービス拒否が起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには認証されていないリモートの攻撃者が特別に細工された要求を.NETアプリケーションに発行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、.NETアプリケーションを使用していません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8517
  7. 本件は.NET Frameworkの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには、.Netメソッドを利用して特定の入力を.NETアプリケーションに渡す必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、.NETアプリケーションを使用していません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8540
  8. 本件はWindows GDIの脆弱性により、情報漏えいが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工された文書を開く、または信頼されていないWebサイトを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8595,CVE-2018-8596
  9. 本件は診断ハブ標準コレクターサービスの脆弱性により、特権の昇格が起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特権のないアクセス権で診断ハブ標準コレクターサービスに特定のファイル操作をする必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、診断ハブ標準コレクターサービスを起動することはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8599
  10. 本件はWindowsカーネルの脆弱性により、特権の昇格が起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8611
  11. 本件はChakraスクリプトエンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。SVPでは本件の対象となるMicrosoft Edgeを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8617,CVE-2018-8629
  12. 本件はInternet Explorerの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたWebサイトを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8619
  13. 本件はWindowsカーネルの脆弱性により、情報漏えいが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8621,CVE-2018-8622
  14. 本件はWindows VBScriptエンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたWebサイトを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8625
  15. 本件はInternet Explorerの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたWebサイトを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8631
  16. 本件はMicrosoft音声合成の脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。SVPでは本件の対象となるMicrosoft音声合成を使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8634
  17. 本件はWin32kの脆弱性により、特権の昇格が起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8639
  18. 本件はWindowsカーネルモードドライバーの脆弱性により、特権の昇格が起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8641
  19. 本件はスクリプトエンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたWebサイトを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
    • 詳細:CVE-2018-8643

よって、今回公開された脆弱性については特に対策の必要はありません。

SVPは直接ストレージ機能には係わりませんので、万一攻撃者から攻撃された場合であってもストレージとしてのデータの内容およびRead/Write機能に支障はありません。また日立ディスクアレイシステムに蓄積されているデータを読み取られることもありません。

2. 今回のセキュリティホールの特徴

SVPはサブシステム管理専用装置であり、攻撃者がこれらの脆弱性を悪用するための操作が行われることはありません。このため、SVPではこれらの脆弱性の影響は受けません。

3. 対象製品

Microsoft Windows OSを搭載したSVPを装備する下記の製品が本件の対象となります。

  • Hitachi Virtual Storage Platform G1000,G1500
  • Hitachi Virtual Storage Platform F1500
  • Hitachi Virtual Storage Platform VX7
  • Hitachi Unified Storage VM (HUS VM)
  • Hitachi Virtual Storage Platform
  • Hitachi Virtual Storage Platform VP9500
  • Hitachi Universal Storage Platform V
  • Hitachi Universal Storage Platform VM
注:
Hitachi Virtual Storage Platform G130,G150,G350,G370,G700,G900、Hitachi Virtual Storage Platform F350,F370,F700,F900、Hitachi Virtual Storage Platform G100,G200,G400,G600,G800、Hitachi Virtual Storage Platform F400,F600,F800、Hitachi Unified Storage 100、Hitachi Adaptable Modular Storage、Hitachi Workgroup Modular Storage、および Hitachi Simple Modular Storageは影響を受けません。

4. クライアントPC、もしくは管理サーバ*1のご使用について

クライアントPCでのStorage Navigatorのご使用については、Storage Navigator機能に限ったご使用であれば特に問題ありません。
クライアントPCを他の用途でもご利用されている場合や、管理サーバをご利用されている場合は、ご利用内容によっては今回の脆弱性の影響を受ける可能性があります。
詳しくはメーカにお尋ねいただくか、以下のセキュリティサイトをご確認の上対応をお願い致します。

*1
Hitachi Virtual Storage Platform G100,G200,G400,G600,G800、Hitachi Virtual Storage Platform F400,F600,F800、Hitachi Virtual Storage Platform G130,G150,G350,G370,G700,G900、およびHitachi Virtual Storage Platform F350,F370,F700,F900を管理するためのサーバ(SVP)のことを管理サーバと表現しています。

5. 本セキュリティホールに関する情報

  1. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/ADV180029
  2. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/ADV180030
  3. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/ADV180031
  4. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8477
  5. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8514
  6. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8517
  7. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8540
  8. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8595
    https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8596
  9. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8599
  10. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8611
  11. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8617
    https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8629
  12. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8619
  13. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8621
    https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8622
  14. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8625
  15. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8631
  16. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8634
  17. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8639
  18. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8641
  19. https://portal.msrc.microsoft.com/ja-JP/security-guidance/advisory/CVE-2018-8643

6. 本件に関する問い合せ窓口


7. 更新履歴

  • 2019年3月22日: セキュリティサイトのURLを更新しました。
  • 2018年12月21日: このセキュリティ情報ページを新規作成および発信しました。
*1
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*2
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*3
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