SANRISEシリーズにおけるSVPセキュリティホール
(MS04-040)対策について
2004年12月3日
(株)日立製作所RAIDシステム事業部
1. SANRISEシリーズに対するセキュリティホール対策のお知らせ
Microsoft製品に対して、以下に示すセキュリティホールが公開されました。
- MS04-040:Internet Explorer用の累積的なセキュリティ更新プログラム(889293)
弊社のSANRISEシリーズのSVPにおける、本脆弱性の影響は下記の通りです。
- 本脆弱性は、FRAMEやIFRAMEなどの特定のHTML要素に対するInternet Explorerの処理にバッファオーバーフローの脆弱性が存在し、リモートでコードが実行されるというものです。
攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、特別な細工が施されたWebページを表示させるようにSVP使用者(保守員)を誘導する事が必要条件となります。 SVPはサブシステム管理専用装置であり、Internet Explorerを使用したこのような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
よって、今回公開された脆弱性については特に対策の必要はありません。
2. 対象製品
Hitachi Universal Storage Platform、Hitachi Universal Storage Platform H12000、
SANRISE9980V/9970V、SANRISE9980V-e/9970V-e、SANRISE H1024/ H128
- 注:
- SANRISE9500Vシリーズ、SANRISE 2000/2000-e/1000シリーズ、およびSANRISE H512/H48は影響を受けません。
3. Storage Navigatorのご使用について
Storage Navigatorのご使用については、Storage Navigator機能に限ったご使用であれば特に問題ありません。
クライアントPCを他の用途でもご利用されている場合、ご利用内容によっては今回の脆弱性の影響を受ける可能性があります。
詳しくはメーカにお尋ねいただくか、以下のセキュリティサイトをご確認の上対応をお願い致します。
本セキュリティホールに関する情報