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ストレージソリューション

Hitachi

BladeSymphonyと日立ストレージソリューションで
サーバ/ストレージの一元管理を実現

いま多くの企業では、社内に散在するサーバやストレージの運用管理に大きな負担を強いられています。
ビジネスを健全な形で展開するには、ITリソースを一元管理しながら、事業継続を保証するデータ保全とセキュリティを適正なコストで実現しなければなりません。
そこで茨城日立情報サービス株式会社では、3拠点に散在していたサーバとストレージを、BladeSymphony(ブレードシンフォニー)のサーバモジュール「BS320」と、日立ストレージソリューションの「Hitachi Adaptable Modular Storage 500/200」(日立アダプタブルモジュラーストレージ 500/200)に統合。
運用負担の軽減に加え、データ統合によるセキュリティ強化と情報共有を両立させることに成功しました。

3拠点に分散するサーバとストレージを統合したい

 日立グループの一員として1976年に創業した茨城日立情報サービス株式会社(以下、IJS)は、Webシステムなどのネットワーク構築から、水道・道路・鉄道などの公共事業システム、さらには宇宙開発、原子力・火力関連のエンジニアリングにいたるまで、幅広い分野でさまざまなソリューション提案を行う総合SI企業です。

 同社はソフトウェア開発でも高い評価を得ており、鋳造シミュレーションシステム「ADSTEFAN」(アドステファン)は、PCベースの使いやすさと機能性によって国内トップレベルのシェアを獲得。アジアを中心とした海外でも金型製作の効率化に幅広く活用されており、国内外でのさらなるシェア拡大戦略が進行中です。

写真:小薗 守 氏
茨城日立情報サービス株式会社
管理部 部長
小薗 守 氏

 こうしたビジネス展開に合わせ、IJSでは基幹サーバやファイルサーバを中心としたITリソースの運用負担軽減とセキュリティ強化、情報共有を進展させるため、サーバとストレージの統合を決断。その経緯を管理部部長の小薗守氏は、次のように語ります。

 「本社には基幹サーバと各部署ごとのファイルサーバ、日立事業所と東京事業所には、それぞれ拠点サーバやイントラネット用サーバが配備されており、運用管理が非常に繁雑になっていました。またデータを格納するストレージも分散していたため、情報漏えいの防止や情報共有の促進を図るには、これらのITリソースを集約するのがベターではないかと考えたのです」

図:鋳造シミュレ―ションシステム「ADSTEFAN」
鋳造シミュレ―ションシステム「ADSTEFAN」

すべてのリソースを本社内のマシン室で一元管理

 そしてIJSの新たなITプラットフォームに選ばれたのが、BladeSymphonyの小型高集積サーバモジュール「BS320」と、ミッドレンジストレージ「Hitachi Adaptable Modular Storage 500/200(日立アダプタブルモジュラーストレージ 500/200)(以下、AMS500/200)」でした。省スペース、省電力、軽量化を高度に追求した「BS320」は、高さ6Uのサーバシャーシにサーバモジュール10台を搭載できるコンパクトさが自慢。一方、多様化するアプリケーション環境でのストレージ統合を支援する「AMS 500」と「AMS 200」は、ミッドレンジストレージながらSAN/NAS/iSCSIといったホスト接続や、ディスクドライブの二重障害に対応したRAID6など、上位機種に引けを取らない高信頼・高性能を誇ります。

 IJSではWindows Server® 2003をプラットフォームとした基幹システムに「BS320」9モジュール(うち1台は予備機)と「AMS 500(容量36TB)」を、また開発機には「BS320」6モジュール(うち1台は予備機)と「AMS 200(容量2TB)」、基幹システムのバックアップ用に高性能テープアレイ装置「TF800」を組み合わせ、本社内のマシン室で一元管理できる環境を整備しました。

写真:関根 祐司 氏 茨城日立情報サービス株式会社
管理部 情報管理 技師
関根 祐司 氏

写真:小泉 貴 氏 茨城日立情報サービス株式会社
管理部 情報管理
小泉 貴 氏

 「これまでは基幹システムのサーバだけで本社内のマシン室がいっぱいになる状態でしたが、BS320とAMSの組み合わせは非常にコンパクトで、ラック3筐体に3拠点すべての環境が集約できました」と語るのは、管理部 情報管理 技師の関根 祐司氏。関根氏によれば、従来、サーバ障害への対応などは、各拠点の設計技師が業務の片手間に行わざるを得なかったとのこと。しかしシステム運用管理の一元化により、そうした負担が一切なくなり、「本来業務に専念できるようになったと、皆から喜ばれています」(関根氏)

 また新システムの導入に際しては、複数台の本番サーバに対して待機系サーバを1台だけ用意しておけばよいBladeSymphonyならではの「N+1構成」と、OSやサーバ環境を丸ごとストレージに格納し、起動もストレージから行う「SANブート」を活用できたため、「少ない投資で効率よく可用性を高めることができました」と、関根氏は高く評価します。 

 さらに管理部 情報管理の小泉 貴氏も、「内部統制への対応も含めた全社的なデータ統合を図るには、何よりもストレージの信頼性と可用性が重要だと考えました。その点、AMSはディスク障害の予兆を監視して、早期にデータをスペアディスクへ退避できるディスク予防保守機能や、ディスクドライブの二重障害に対応するRAID6などがサポートされており、安心してデータの一元管理を任せられます」と語ります。

データ統合によってセキュリティ向上と情報共有を促進

 AMS 500と連携してShadowImage(シャドウイメージ)によるサーバレス&オンラインバックアップを実現するテープアレイ装置「Hitachi TF800」も、業務の効率化を強力に支援しています。

 「これまではサーバごとにDATを装着したり、バックアップソフトのバージョンごとに運用手順を変えるなど繁雑な作業が発生していましたが、AMSとTF800の連携によってバックアップの一元化が実現しました」と笑顔を見せる小薗氏。関根氏も「TF800は遠隔操作でバックアップできるうえ、環境設定がシンプルで、高い操作スキルも必要ありません。テープは耐火金庫に保管していますが、将来的にはディザスタリカバリを視野に入れた遠隔地保管も考えていきたいですね」と続けます。

 全社的なデータ統合が実現したのを契機に、IJSではActiveDirectory(アクティブディレクトリ)を使ったアクセス管理を導入。各種業務データや管理データに対するアクセス権限をいままで以上に厳格化しながら、情報共有によるビジネスのスピードアップと内部統制に向けた基盤強化を図りました。

 「セキュアな基盤上で、各拠点の技術者がシームレスな情報共有を図れる環境が整いました。これまでに蓄積されている設計情報や見積情報、実績情報などを効果的に活用しながら、新たなビジネスチャンスの拡大を図っていきたいと考えています」(小薗氏)

写真:BladeSymphony BS320とHitachi Adaptable Modular Storage 500/200、Hitachi TF800は、すべてがこのコンパクトなラックに納められている
BladeSymphony BS320とHitachi Adaptable Modular Storage 500/200、HitachiTF800は、すべてがこのコンパクトなラックに納められている

高信頼のITプラットフォームをお客さまにもお勧めしたい

図:システム構築図
システム構築図

 今後、新システムの活用が本格化するにともない、システムに関する各種問い合わせが増えてくると予想されることから、IJSでは同社の看板ソフトの1つである「お客さま相談センター支援システム“CRMeister(シーアールマイスター)”」をBS320上で稼働させ、ヘルプデスクとしてのノウハウ蓄積を行いつつ、ソフトの機能向上にも活かしていく計画です。また、日立の代理店でもあるIJSは、今回構築した新システムの導入・運用ノウハウを、ITプラットフォームの拡販営業にも活かすという、新たなビジネスモデルを構想しています。

 「実際にBS320とAMSを基幹業務に使ってみて、その信頼性と可用性の高さが実感できました。これからサーバやストレージをリプレースしたい、あるいはITリソースの統合をめざしたいというお客さまに、私たちが実経験から得たノウハウを生の声として提供することで、よりよいシステム構築を支援できると信じています」(小薗氏)

 これからも日立は、グローバルに展開するIJSのビジネスを強固に支えながら、高信頼・高可用なITプラットフォーム製品群を、幅広いお客さまに提供してまいります。

[お客様プロフィール] 茨城日立情報サービス株式会社

写真:茨城日立情報サービス株式会社

[本社] 茨城県日立市大みか町3-18-1
[設立] 1976年6月(昭和51年6月)
[資本金] 1億5千万円
[従業員数] 930名(2008年3月31日現在)
[年商] 110億円(2007年度)
[事業内容]
エネルギー関連各種プラントの解析、設計、汎用および制御用コンピュータのシステム開発、各種コンピュータの運用およびソフト開発、組み込みソリーション提供、各種制御用ハードウェアの製作

 

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お問い合わせ

本件に関する詳細など、お問い合わせは下記までご連絡ください。

特記事項

  • 2008年9月「はいたっく」掲載
  • 本事例中に記載の内容は初掲載当時のものであり、変更されている可能性もあります。詳細はお問い合わせください。
  • 事例は特定のお客さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
  • *本サイトで紹介しておりますソリューションについてのお問い合わせは株式会社日立製作所 RAIDシステム事業部が承っております。掲載団体への直接のお問い合わせはご遠慮願います。
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