ページの本文へ

Hitachi

効率のよいデータ管理

リソースの有効活用で、コストパフォーマンスの高いストレージ運用を実現。

状況に応じた容量削減機能で、性能設計の負担を軽減し、容量効率を向上

ドライブ種別に応じ、2種類の圧縮機能を使い分け*1

Hitachi Virtual Storage Platformミッドレンジファミリーは、ドライブ種別に応じた2種類の圧縮機能で容量を削減します。

•SSD、SAS、ニアラインSASのデータ圧縮*2

SSD、SAS、ニアラインSASに格納されるデータには、バックアップやアーカイブなど低コストでの保管が求められます。Storage Virtualization Operating System RFによるソフトウェア圧縮でこれらのデータ容量を削減し、ビットコストの低減を図ることができます。

SAS:Serial Attached SCSI

•Hitachi Accelerated Flashのデータ圧縮*3

Hitachi Accelerated Flashに格納されるデータに対しては、ハードウェアで圧縮処理を行うため、高いアクセス性能を維持しながらフラッシュの空き容量を拡大することができます。また、ボリューム容量仮想化機能Hitachi Dynamic Provisioning との連携により、データ圧縮で消費されるストレージプールの容量を圧縮後のデータサイズ分だけに抑えられるため、リソースの効率的な利用が可能になります。

データ容量の削減

重複排除機能により使用容量を削減*1

重複排除機能によって、装置内でフルバックアップを何回も取っている場合や、OSイメージをクローニングして複数のVDI環境を構築する場合に必要なボリューム容量を削減します。また、データ移行機能と組み合わせることで、システム移行と同時に容量を削減できます。

重複排除機能により使用容量を削減

*1
Hitachi Virtual Storage Platform G130では非サポートです。
*2
米国特許第8,898,384号 取得済
*3
米国特許第8,862,805号 取得済
*4
事前評価が必要となる場合があります

ITインフラ環境の運用管理を自動化する「Hitachi Automation Director」

Hitachi Automation DirectorはITインフラ環境における仮想マシン作成やディスク容量の増設など、システム構成変更にかかる運用作業を自動化します。これにより、運用コストの削減や安定稼働を支援します。例えば、サーバが必要とするディスク容量やデータのバックアップ先など、最小限の条件を指定するだけで、ストレージ内の負荷状況を考慮し、最適なボリュームを設定してくれます。また、VMwareやOracleなどのアプリケーションの設定まで、まとめて自動実行できるので、大幅な作業時間の短縮が図れます。Hitachi Automation Directorを導入することにより、例えば、ストレージ間のバックアップ環境の構築にかかる操作数を約90%削減*できます。

ITサービスポータル画面
ITサービスポータル画面

*
日立内環境で比較・検証

ストレージデバイスの仮想化機能

既存ストレージ資産の有効活用

他社ストレージ*を含む異種ストレージを1つのストレージとして統合する仮想化機能Hitachi UniversalVolume Managerを提供。接続された外部ストレージは仮想化され、内蔵ディスクと同様に操作や管理ができます。また、複数の異種ストレージが混在する環境での統一的なデータコピー運用を実現し、既存ストレージ資産を有効活用できます。

Hitachi Universal Volume Managerによる仮想化機能

*
事前評価が必要となる場合があります。

業務停止時間を大幅に短縮したデータ移行

仮想化機能 Hitachi Universal Volume ManagerとVolumeMigrationにより、異種ストレージからのデータ移行処理を、サーバを経由せずに実行できるため、システム性能への影響がありません。これまで、旧機種や他社ストレージからのデータ移行時に発生していた長時間の業務停止や、作業の負担を削減します。

データ移行

*
事前評価が必要となる場合があります。

UVM:Universal Volume Manager VM:Volume Migration

データをアクセス頻度に応じて最適なドライブへ自動配置

Hitachi Dynamic Tiering Software*1により、データのアクセス頻度をモニタリングし、ストレージプールを構成するストレージ階層間で、それらのデータを自動的に再配置(最短30分周期)。アクセス頻度の高いデータを高速なストレージ階層に配置することで、容量コストを最適化。さらに、リアルタイムにアクセス頻度をモニタリングする機能 active flash*2により、アクセスが集中するデータを即座にフラッシュドライブ(HAFやSSD)に再配置することで、急激な負荷変動にも高速に追従できます。これにより、複雑なストレージ階層の設計を行うことなく、ストレージのコストパフォーマンスを向上させることができます。

最適なドライブへの自動配置

*1
米国特許第8,041,682号 取得済
*2
米国特許第8,880,830号、米国特許第8,918,609号 取得済

HAF:Hitachi Accelerated Flash 日立が独自開発した高性能フラッシュモジュールドライブ

仮想化環境の最適化

スマートなストレージ運用管理を実現

VMware環境からVMware vSphere® Virtual Volumesを運用管理できる機能 VASA Provider を提供。仮想マシンのクローニング/スナップショット機能をストレージにオフロードできます。さらに、VMware管理者は、業務の要件に合わせ、ストレージ管理者が設定したストレージ能力(Storage Capability)を参考に適切なボリュームを指定・運用できます。これにより仮想マシン単位でポリシーベースのストレージ運用管理を実現できます。

仮想マシン単位でのストレージ運用管理

*
VMware vSphere Virtual Volumesによって作成されるボリューム

VASA:VMware vSphere API for Storage Awareness

仮想化ソフトウェアとの連携強化で、より効率的な運用が可能に

仮想化環境下において、管理者がストレージを意識することなく、短時間に複製構成を作成できます。
OpenStack®では、仮想マシンのシステムディスクを複製する場合にストレージ機能でスナップショットを作成することで、実行中のインスタンスから新しいイメージを複製できます。ベースイメージをアップグレードする場合には、ベースイメージから短時間で複製(スナップショット)を作成し、その複製へのカスタマイズを行うことができます。時間も容量も消費することなく、効率的な運用が可能です。

仮想化環境でのイメージ複製

KVM:Kernel-based Virtual Machine