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Hitachi

Hitachi Block Storage Driver for OpenStackとは

Hitachi Block Storage Driver for OpenStackは、OpenStack®*1 環境環境で日立ストレージの操作(LU作成/削除、LUコピー、ホストグループへのマッピングなど)を実行するドライバです。日立ストレージの高性能・高信頼な機能を利用し、I/O高速化やコスト削減を実現します。
Hitachi Block Storage Driver for OpenStackを使うと、次のような課題を解決できます。

*1
OpenStack® の文字表記とOpenStackのロゴは、米国とその他の国におけるOpenStack Foundationの登録商標/サービスマークまたは商標/サービスマークのいずれかであり、OpenStack Foundationの許諾を得て使用しています。
日立製作所は、OpenStack FoundationやOpenStackコミュニティの関連企業ではなく、また支援や出資を受けていません。

課題1 - すばやく仮想サーバを追加したいのだが、割り当てに時間が掛かってしまう。

サーバに予想を上回るアクセスが発生した場合、急いで仮想サーバを追加する必要があります。しかし、データのコピー・設定、起動ディスク(OSが導入済みですぐに利用可能なディスク)の作成などで時間が掛かってしまいます。このため、負荷に耐え切れずシステムがダウンしてしまうことがあります。

解決! - Hitachi Block Storage Driver for OpenStackなら、日立ストレージの高性能・高信頼な機能を利用し短時間でシステムを拡張できます。

Hitachi Block Storage Driver for OpenStackを使うと、日立ストレージのスナップショット機能を利用して、ごく短時間で起動ディスクを用意できます。このため、すばやくシステム拡張に対応できます。

課題2 - 定期的にバックアップをしたいが業務に影響が出てしまう

バックアップを取得する場合、サーバへの負荷およびデータの整合性を考慮し、やむなく一時的に業務をとめて実施することがあります。バックアップには時間が掛かるため、業務に影響を与えてしまいます。

解決! - Hitachi Block Storage Driver for OpenStackなら、日立ストレージの機能を利用して業務への影響を最小限に抑えてバックアップを取得できます。

Hitachi Block Storage Driver for OpenStackを使うと、日立ストレージのスナップショット機能を利用して、日次バックアップデータを即座に作成できます。その後、必要に応じて日次バックアープデータから外部ストレージに保存できます。このため、業務への影響を最小限に抑えてバックアップを取得できます。

Hitachi Block Storage Driver for OpenStack導入による利点

機能 本製品導入前 本製品導入後
ボリューム操作機能 ストレージ管理ソフトウェアを利用して管理者が以下の操作などを手動で実施する
  • LUの作成、削除
  • ある時点のLU内データを、ストレージのスナップショット機能などを利用して別LUに保存。また保存したLUからデータの復元
  • LUを特定サーバに接続、解除
OpenStackの操作画面から、左記の操作などをエンドユーザ操作可能になる。

提供形態

Red Hat® OpenStack Platform*1 16.2以降については、日立製作所からのHitachi Block Storage Driver for OpenStackを提供しておりません。Red Hat社またはOpenStackコミュニティ、その他のOpenStackディストリビュータが提供するOpenStackおよびHitachi Block Storage Driver for OpenStackをご利用ください。

OpenStack種別 OpenStackバージョン 提供形態 サポート窓口
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) 16.1以前日立製作所より提供日立サポート360
16.2以降RHOSPに同梱Red Hat社
RHOSP以外のOpenStack ディストリビューション -OpenStackディストリビューションに同梱各ディストリビュータ
コミュニティ版OpenStack Victoria以降コミュニティ版OpenStackに同梱OpenStackコミュニティ
*1
Red Hat and Red Hat OpenStack Platform are registered trademarks of Red Hat, Inc. in the United States and other countries.
Red Hat、およびRed Hat OpenStack Platformは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.の登録商標です。

前提製品

前提製品として次のものが必要になります。

  • 日立ストレージ装置
  • Hitachi Configuration Manager REST API*1
  • Red Hat® OpenStack Platform*2

前提製品のサポート範囲の詳細は、下記の「サポートマトリックス」を参照してください。

*1
Red Hat OpenStack Platform 16.2 以降はSVPまたはGUM上にあるREST APIサーバのご利用も可能です。
*2
Red Hat and Red Hat OpenStack Platform are registered trademarks of Red Hat, Inc. in the United States and other countries.
Red Hat、およびRed Hat OpenStack Platformは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.の登録商標です。

サポートマトリックス

本製品を使用してシステム構築を行う際の、製品バージョン毎のサポート範囲を記載しています。

Red Hat OpenStack Platform 16.2以降に同梱されているHitachi Block Storage Driver for OpenStackについてはRed Hat OpenStack Platformのドキュメントを参照してください。

コミュニティ版OpenStackに同梱されているHitachi Block Storage Driver for OpenStackについてはコミュニティ版OpenStackのドキュメントを参照してください。

ユーザーズガイド

本製品が提供する機能、システムの前提環境、環境構築の手順、トラブルシューティングおよびRHOSPが同梱しているドライバへ移行するためのドライバ移行ガイド(英語)について記載しています。

Red Hat OpenStack Platform 16.2以降に同梱されているHitachi Block Storage Driver for OpenStackについてはRed Hat OpenStack Platformのドキュメントを参照してください。

コミュニティ版OpenStackに同梱されているHitachi Block Storage Driver for OpenStackについてはコミュニティ版OpenStackのドキュメントを参照してください。

ダウンロード

  • Red Hat OpenStack Platform 16.2以降
    Red Hat OpenStack Platform 16.2以降に同梱されているHitachi Block Storage Driver for OpenStackをご利用ください。
  • コミュニティ版OpenStack Victoria以降
    コミュニティ版OpenStack Victoria以降に同梱されているHitachi Block Storage Driver for OpenStackをご利用ください。