Hitachi

vMAまたはLinux(ゲストOS)リブート後に過去の障害イベントを再検知してしまう。

Hitachi Server Navigator - Log Monitor 障害回避・予防のお願い

対象製品

【Blade Symphony】

対象製品 対象コンポーネント 対象バージョン 対策バージョン 提供パッケージバージョン
Hitachi Server Navigator - Log Monitor (vMA版) - 09-17 以前 09-18 ←
Hitachi Server Navigator - Log Monitor (Linux(ゲストOS)版) - 09-17 以前 09-18 ←

【HA8000】

対象製品 対象コンポーネント 対象バージョン 対策バージョン 提供パッケージバージョン
Hitachi Server Navigator - Log Monitor (vMA版) - 86-18 以前 86-20 ←
Hitachi Server Navigator - Log Monitor (Linux(ゲストOS)版) - 46-18 以前 46-20 ←

関連製品

ありません。

重要性 *1

注意

  • *1 重要性の定義

現象

<<現象@>>
vMAの以下のファイルに出力される行の行頭の日時部分が YYYY-MM-DDThh:mm:ss の日時形式(*1)であるとき、vMAリブート後に過去の障害イベントを再検知してしまいます。

(ファイル名)
/var/log/esxi5-syslog_for_miacat.log
/var/log/esxi5-syslog_for_miacat.log.1

(現象が発生する行の例)
2017-01-05T01:46:27+00:00 158.214.156.112 vmkernel: cpu8:33999)World: 14302: VC opID hostd-e9ff maps to vmkernel opID 7510b18b

(*1) vMA 5.5.0.3 を新規にデプロイ(インストール)した場合、またはvMA 5.5.0.3 を新規にデプロイ後、アップデートパッチを適用した場合(例. vMA-5.5.0.4-2631654-updaterepo) に該当の日時形式になります。

<<現象A>>
Log Monitorの内部バックアップファイルに保持している最終イベントがシャットダウン時の最終イベントよりイベントメッセージ長が短い場合に、vMAまたはLinux(ゲストOS)の起動時に過去の障害イベントを再検知してしまうことがあります。

<<影響範囲>>
vMAまたはLinux(ゲストOS)リブート前に検知していた障害イベントを再検知し、通報してしまいます。

発生条件

  • 次の対象装置・対象OS・対象Log Monitorバージョンである
対象装置 Blade Symphony HA8000
対象OS vMA Linux(ゲストOS) vMA Linux(ゲストOS)
対象バージョン 〜09-13  09-14
〜09-17
09-13  09-15
〜09-17
〜86-15  86-16
〜86-18
 46-16
〜46-18
現象@ ○ ○ ─ ─ ○ ○ ─
現象@ ─ ○ ─ ○ ─ ○ ○

○:発生する
─:発生しない

現象発生時の回復策

回復策はありません。

対象バージョンでの回避策

(1)発生条件の現象@にのみ該当するLog Monitorバージョンでは、以下の手順にてvMAのsyslog-ng.confの設定変更を実施してください。

@Log Monitorサービスの停止
  #sudo service smal2d stop

AVmSyslogMAgtSrvdサービスの停止
  #sudo service VmSyslogMAgtSrvd stop

Bsyslog-ng.confの変更
  #sudo vi /etc/syslog-ng/syslog-ng.conf

  以下の行に下線部の記述を追加
    :
destination logserver-esx5 {
    file("/var/log/esxi5-syslog_for_miacat.log" template("$DATE $HOST $MSG\n"));
};

セーブして終了

Clastdata.ini、lastdataini.bakの削除
  #cd /var/opt/hitachi/miacat/Temp/MainteAgtTmp/
  #sudo rm lastdata.ini*

DvMA再起動

本回避策を適用後、vMAの以下のファイルに出力される行の行頭の日時部分が Mmm DD hh:mm:ss の形式になっていることを確認してください。

(ファイル名)
/var/log/esxi5-syslog_for_miacat.log
/var/log/esxi5-syslog_for_miacat.log.1

(回避策を適用した後の行の例)
Jan 5 02:28:40 158.214.156.112 vmkernel: cpu2:33992)World: 14302: VC opID hostd-3709 maps to vmkernel opID c487140c

(2)発生条件の現象Aに該当するLog Monitorバージョンでは、回避策はありません。
Log Monitorの対策バージョンへのアップデートをお願いいたします。

<<バージョン確認方法>>

・Hitachi Server Navigator - Log Monitor (vMA版/Linux(ゲストOS)版)

下記サイトより、
「Hitachi Server Navigator ユーザーズガイド Log Monitor機能 VMware vMA版 (旧名称:ハードウェア保守エージェント) VMware® ESXi™ 対応版」-「vMA版Log Monitorの導入」-「バージョンの確認」
を参照してください。

  • http://itdoc.hitachi.co.jp/Pages/document_list/manuals/bladesymphony.html#hsn

<<対策バージョンの入手、適用方法>>

下記サイトより、
対策バージョンをダウンロードして、ダウンロードページに記載の手順にて、適用してください。

  • http://www.hitachi.co.jp/products/it/server/portal/pcserver/hsn/#04

<<対策版へのアップデート方法>>
  <対象製品>に記載の<<対策バージョンの入手、適用方法>>に従ってアップデートしてください。

<<アップデート後のバージョン確認方法>>
  <対象製品>に記載の<<バージョン確認方法>>の方法で、対策バージョンになったことを確認してください。

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