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本ソフトのインストー ル、アンインストール(削除)時に変更される共通ファイル(Red Hat Linux)

下記にインストール時、アンインストール(削除)時に変更される共通ファイルの内容を示します。

ファイル名 変更内容
/etc/rc.d/rc.local インストール時

下記の行が追加します。
#
# for UPS monitor.
#
if [ "$1" != "" -a "$1" != "start" ]; then

exit 0
fi
if [ -x /etc/rc.ups ]; then

/etc/rc.ups
fi

また、ファイルのパーミッションが下記になります。
-r-xr-x---

アンインストール(削除)時

インストール時の変更内容が削除されます。
ファイルのパーミッションが下記になります。
-rwxr-xr-x

/etc/services インストール時

本ソフトインストール前の/etc/servicesが/etc/services.org.ups にコピーされます。

下記の行を追加します。
#
# UPS services
#
pm-ups 12000/udp # UPS monitor
pm-ups 12000/tcp # UPS administrator
xups 12010/udp # UPS messenger

上記に加えて、snmpのエントリが無い場合は、下記の行を追加します。
#
# SNMP services
#
snmp 161/udp
snmp-trap 162/udp

アンインストール(削除)時

インストール時の変更内容が削除されます。(snmpのエントリは削除されません。)
/etc/services.org.ups は削除されません。

/etc/inetd.conf インストール時

本ソフトインストール前の/etc/inetd.confが/etc/inetd.conf.org.ups にコピーされます。

下記の行を追加します。
#
# UPS admin daemon
#
pm-ups stream tcp nowait root /usr/ups/bin/upsadmd upsinetd

アンインストール(削除)時

インストール時の変更内容が削除されます。
/etc/inetd.conf.org.ups は削除されません。

/etc/X11/xinit/Xclients インストール時

ファイルが存在する場合は、本ソフトインストール前の/etc/X11/xinit/Xclientsが/etc/X11/xinit /Xclients.org.ups にコピーされます。

ファイルが存在する場合は、下記の行を追加します。
#
# Start UPS messenger
#
if [ -x /usr/ups/bin/xupsinit ]
then

/usr/ups/bin/xupsinit
fi

また、ファイルのパーミッションが下記になります。
-rwxr-xr-x

アンインストール(削除)時

/etc/X11/xinit/Xclients.org.upsファイルが/etc/X11/xinit/Xclientsにコピーされます。
本ソフトのインストール後にXclientsに修正を加えている場合は、本ソフトのアンインストールを実行するとXclientsが本ソフトのインストー ル前の状態に戻ります。
本ソフトインストール後にXclientsに修正を加えている場合は、本ソフトのアンインストールを実行する前にバックアップを取ってください。
/usr/X11R6/lib/X11/xinit/Xclients インストール時

/etc/X11/xinit/Xclients が存在しない場合は、本ソフトインストール前の/usr/X11R6/lib/X11/xinit/Xclientsが/usr/X11R6/lib /X11/xinit/Xclients.org.ups にコピーされます。

/etc/X11/xinit/Xclients が存在しない場合は、下記の行を追加します。
#
# Start UPS messenger
#
if [ -x /usr/ups/bin/xupsinit ]
then

/usr/ups/bin/xupsinit
fi

また、ファイルのパーミッションが下記になります。
-rwxr-xr-x

アンインストール(削除)時

/usr/X11R6/lib/X11/xinit/Xclients.org.upsファイルが/usr/X11R6/lib/X11/xinit /Xclientsにコピーされます。
本ソフトのインストール後にXclientsに修正を加えている場合は、本ソフトのアンインストールを実行するとXclientsが本ソフトのインストー ル前の状態に戻ります。
本ソフトインストール後にXclientsに修正を加えている場合は、本ソフトのアンインストールを実行する前にバックアップを取ってください。
/usr/X11R6/lib/X11/xinit/xinitrc インストール時

/etc/X11/xinit/Xclientsと/usr/X11R6/lib/X11/xinit/Xclients が存在しない場合は、
本ソフトインストール前の/usr/X11R6/lib/X11/xinit/xinitrcが/usr/X11R6/lib/X11/xinit /xinitrc.org.ups にコピーされます。

/etc/X11/xinit/Xclientsと/usr/X11R6/lib/X11/xinit/Xclients が存在しない場合は、下記の行を追加します。
#
# Start UPS messenger
#
if [ -x /usr/ups/bin/xupsinit ]
then

/usr/ups/bin/xupsinit
fi

また、ファイルのパーミッションが下記になります。
-rwxr-xr-x

アンインストール(削除)時

/usr/X11R6/lib/X11/xinit/xinitrc.org.upsファイルが/usr/X11R6/lib/X11/xinit /xinitrcにコピーされます。
本ソフトのインストール後にxinitrcに修正を加えている場合は、本ソフトのアンインストールを実行するとxinitrcが本ソフトのインストール前 の状態に戻ります。
本ソフトインストール後にxinitrcに修正を加えている場合は、本ソフトのアンインストールを実行する前にバックアップを取ってください。
RedHat Enterprise Linux 6 (x86_64版)使用時の制限事項

本ソフトウェアをRedHat Enterprise Linux 6 (x86_64版)にインストールする場合、32bit互換性ライブラリがインストールされている必要があります。32bit互換性ライブラリがインス トールさ れているかどうかの確認は、以下のコマンドを実行してください。
# rpm -q glibc-2.12 | grep i686
32bit互換性ライブラリがインストールされている場合は、コマンド実行後、下記のようなパッケージ名が表示されますので、本ソフトウェアのインストー ルが可能です。
glibc-2.12-x.y.el6.i686                                                              (注)
何も表示されない場合は、以下の何れかの方法でインス トールを行ってください。
  1. OSインストール時にインストールする
OSインストール時のインストールオプション選択時に、「ベースシステム」の「互換性ライブラリ」をチェックしてイ ンストールを行ってください。
  1. OSインストール後に必要なパッケージをインストールする
インストール用DVDまたはCDより、以下の2つのパッケージをインストールします。
  • glibc-2.12- x.y.el6.i686.rpm                                                                                               (注)
  • nss-softokn-freebl-3.12.7- x.y.el6.i686.rpm                                                                          (注)
インストール用DVDまたはCDをマウントし、パッケージのインストールを実行してください。/mnt にDVDをマウントしている場合のインストール手順は、以下のようになります。
# cd /mnt/RHEL_6.0\ x86_64\ Disc\ 1/Packages/
# rpm -ivh nss-softokn-freebl-3.12.7-x.y.el6.i686.rpm glibc-2.12-x.y.el6.i686.rpm (注)
                       (注:x, y は、バージョン番号を示す)

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