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概要

Intel Ethernet デバイスドライバを使用している環境において、データ不整合が発生する場合があります。

重要度

重要

現象および影響範囲

Intel Ethernet デバイスドライバを使用している環境において、パケットデータポインタ制御に問題があり、データ不整合が発生する場合があります。

本現象は、リモート装置から受信したデータと、OS/システムスタック(アプリケーション)に転送されるデータで不一致が発生する場合があり、独自のデータ整合性チェック機能が無い環境(アプリケーション)ではデータ不整合が発生します。
この問題の詳細は、Intel Technical Advisory TA-234に掲載されています。下記のリンクを参照してください。

回避策

以下のいずれかを実施してください。

  1. ジャンボパケット機能を無効化してください。
    Windowsデバイスマネージャーから対象製品を選択し、「詳細設定」タブの「Jumbo Packet」から無効化できます。
    なお、ジャンボパケット機能のデフォルト値は無効(オフ)です。
  2. SPR1.60に同梱されているドライバを適用してください。
    なお、SUMからドライバをダウングレードする場合、自動的に選択されません。「強制」を選択して適用してください。

     Intel i40ea/i40eb ドライババージョン - Ver. 1.8.83.0

対策方法

ファームウェア/ドライバのアップデートを行ってください。

次の日立WebページからSPR2.10以降をダウンロードしてください。
SPR2.10以降をダウンロードの上、ダウンロードファイル内のReadmeを参照しファームウェア/ドライバを適用してください。

ファームウェアバージョン
 - Ver. 10.4.3 (SPR2.10に収録)以降

Intel i40ea/i40eb ドライババージョン
 - Ver. 1.9.221.0 (SPR2.10に収録)以降

対象製品

対象製品名 Ethernet 10Gb 2ポート 562FLR-SFP+ ネットワークアダプター (TJxxxx-727054-B21)
Ethernet 10Gb 2ポート 562SFP+ ネットワークアダプター (TJxxxx-727055-B21)

※「xxxx」はお客さまのご購入製品により相違します。
対象装置 RV3000 A1

発生条件

Receive Side Coalescing(RSC)機能が有効、かつジャンボパケット機能が有効な場合、本現象する場合があります。

対象バージョン

Intel i40ea/i40eb ドライババージョン
 - Ver. 1.8.94.0

対象OS

Microsoft Windows Server 2016

更新情報

2019年10月11日(更新)
2019年3月29日(更新)
2018年12月21日(公開)

本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

CRI-2018-0012a