[アドバイザリ]
Intel製X710-DA2ネットワークアダプターにおいてファームウェアアップデート後にiLO Webインターフェイス画面でステータスが「Unknown」と表示される現象について

概要

Intel製X710-DA2ネットワークアダプターにおいて、ファームウェアアップデート後に、iLO Webインターフェイス画面でステータスが「Unknown」と表示される場合があります。

発生頻度

低

現象および影響範囲

Intel製X710-DA2ネットワークアダプターにおいて、ファームウェアアップデート後に、iLO Webインターフェイス画面でネットワークアダプターのステータスが「Unknown」と表示される場合があります。
これは表示上の問題であり、サーバの動作や機能には影響しません。

回避策

回避策はありません。

対策方法

対策版ファームウェア以降のバージョンにアップデートしてください。
次の日立Webページから対策版ファームウェアをダウンロードしてください。
対策版ファームウェアをダウンロードの上、ダウンロードページを参照し対策版ファームウェアを適用してください。
ファームウェアアップデート後、電源ケーブルを抜いて電源を5秒以上切断してから、電源ケーブルを差しなおし電源を入れなおしてください。
電源ケーブルを抜き差しする必要があるため、リモートでは実施できません。

• ダウンロードサイト(ドライバ／ファームウェア／ユーティリティ)

【RHEL7.9環境の場合】
　ファームウェアバージョン：11.1.3 (ダウンロードサイト掲載) 以降

ファームウェアファイル名

RHEL用ファイル名：firmware-nic-intel-1.27.30-1.1.x86_64.rpm

識別子 (固有のNVM/EEPROM ID)

Ethernet 10Gb 2-port FLR-SFP+ X710-DA2 Adapter：0x8000D6BB 以降
Ethernet 10Gb 2-port SFP+ X710-DA2 Adapter：0x8000D6BA 以降

注意事項：

• SPR3.80に収録されているファームウェアではなく、ダウンロードサイトに掲載しているファームウェアを適用してください。
• 対策版ファームウェアと対象ファームウェアの識別は、BIOSシステムユーティリティ画面から、システム構成 > 対象のアダプター > ファームウエアー・イメージ・プロパーティー の「固有のNVM/EEPROM ID」を確認ください。
• RHEL7.9以外に対して、対策版ファームウェアの提供予定はありません。

対象製品

発生条件

対象バージョンのファームウェアを適用している場合に、本現象が発生することがあります。

対象バージョン

ファームウェアバージョン：11.1.1 (SPR3.70収録バージョン) 以降、11.1.3 (SPR3.80収録バージョン) 以前

識別子 (固有のNVM/EEPROM ID)

Ethernet 10Gb 2-port FLR-SFP+ X710-DA2 Adapter：0x8000C689以降、0x8000D072 以前
Ethernet 10Gb 2-port SFP+ X710-DA2 Adapter：0x8000C688以降、0x8000D073 以前

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ファームウェアバージョンが該当するか確認のうえ、BIOSシステムユーティリティ画面から、システム構成 > 対象のアダプター > ファームウエアー・イメージ・プロパーティー の「固有のNVM/EEPROM ID」が該当するか確認ください。

対象OS

OS依存なし

更新情報

2023年6月30日（公開）

*

本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2023-0032a