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概要

RV3000 A2 システムファームウェア(FW Bundle) 1.40.60でRMC CLIのupdate firmware saved reinstallコマンドが失敗します。この現象の対策方法を以下に示します。

発生頻度

現象および影響範囲

RV3000 A2 システムファームウェア(FW Bundle) 1.40.60でRMC CLIのupdate firmware saved reinstallコマンドが失敗します。以下に実行例を示します。

RMC9440C9D6047B eRMC:r001u01c cli> update firmware saved reinstall

For more information about these bundles, run 'show firmware bundle'
Bundles available are:
latest_fwu_bundle-1.40.60.tars
previous_fwu_bundle-1.35.12.tars

Would you like to update to latest_fwu_bundle-1.40.60.tars (y/n) y
ERROR: Not a valid URL.

回避策

システムファームウェアのアップデートに「Firmware Bundle for SUM installation」を使う場合:

回避策はありません。「Firmware Bundle」を使ってアップデートを実施してください。

システムファームウェアのアップデートに「Firmware Bundle」を使う場合:

システムファームウェア 1.40.60へアップデートする際はユーザーズガイドの「Firmware Bundleを使ってシステムファームウェアの更新を行う場合」の記載を以下に読み替えて作業してください。

  1. RMCから到達可能なネットワーク上にHTTPSサーバ, SFTPサーバ, SCPサーバのいずれか、もしくはUSBメモリを用意してください。
  2. Firmware BundleをHTTPSサーバ, SFTPサーバ, SCPサーバのいずれか、もしくはUSBメモリに格納してください。ファイル名はrv-x.x.x-fw.tarsの形式となっており、x.x.xの部分にバージョンが入ります。
  3. システム装置の電源をOFFにしてください。
  4. 「update firmware url」を参照し、reinstallオプションを付けずにシステムファームウェアを更新してください。なお、更新内容によってRMCが自動的に再起動することがあります。
  5. 「update firmware url」を参照し、reinstallオプションを付けてにシステムファームウェアを更新してください。なお、更新内容によってRMCが自動的に再起動することがあります。
  6. 「show firmware」を参照し、システムファームウェアのバージョンが目的のバージョンとなっていることを確認してください。
  7. 「show firmware silos」を参照し、システムファームウェア2つの面(Silo #1とSilo #2)の状態が一致していることを確認してください。

対策方法

システムファームウェア(FW Bundle)をバージョン1.45.8以降のバージョンにアップデートしてください。最新のシステムファームウェアは次の日立Webページよりダウンロードしてください。

アップデートはオフラインで可能です。 作業時間は1台あたり約30分となります。

対象製品

対象装置 RV3000 A2

発生条件

システムファームウェア 1.40.60

対象バージョン

システムファームウェア 1.40.60

バージョン確認方法

システムファームウェアのバージョンはshow firmwareコマンドで確認できます。詳細はRV3000 A2ユーザーズガイドを参照ください。

対象OS

対象製品がサポートする全OS

更新情報

2023年5月26日(更新):対策方法に対策版ファームウェアの情報を追加
2023年1月27日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2023-0002a