コロナ禍も3年目となるが、未だ終息が見えてこない。
ビジネスの現場では、オンラインコミュニケーションが常態化している。移動時間の制約から解放されるなど大きなメリットもある反面、失われたものもある。
「チームメンバーと対面で会う機会が無くなり、チーム力の低下を招いている」という類の話を最近よく聞く。
「人間関係の希薄化」という問題。オンライン会議で日々顔を合わせてはいるが、今ひとつしっくりこないのである。
「オフィスで頻繁に交わされていた短時間の雑談が、実はチーム力を高めていた」という話にとても納得する。比較的同質であるはずの日本人だけのチームでさえも以前のようにはいかない、という現実。ましてやグローバルビジネスで、さまざまな背景を持つ仲間たちと共にチームを組む場合はなおさらである。
本号での識者への取材を通して、「人と人とのつながり」「相互理解」「共通の価値観」「共感」の重要性を改めて感じた。
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