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Hitachi

続・これでリプレースも怖くない!

−「HDP*1」と「HDT*2」でより投資効果の高い提案へ−

*1 Hitachi Dynamic Provisioning *2 Hitachi Dynamic Tiering

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リプレース計画を作成している最中に、途中段階の見積もり案を見られてしまい、部長の不興を買ってしまった国府津さん。
改善のヒントを教えてくれるはずのピーちゃんはなんとバカンス中。
仕方なく国府津さん1人で見直しをする羽目に…

――――翌朝

国府津さん Oh No!

(ぜぇぜぇ…)
前回、ピーちゃんが言っていた、ストレージのシンプロビジョニング(ボリューム容量の仮想化)、というのを思い出して、最初から見積もったスペックどおりの物理容量が必要になるわけではない、というところまではなんとかたどり着いたんだけど…。これを実際の計画にどう反映したものか…。

ピーちゃん 喜び

グッモーニーン!しばらくぶりだけど、元気だったかな。

国府津さん 希望

ピーちゃーん。待ってたよぉー。

ピーちゃん 指導

どうしたんですか、そんな涙目で。

国府津さん 困った

という訳で…
困っていたんだよー。

ピーちゃん 指導

なるほど、そんなことが。
ごめんなさい、バカンスのことで頭が一杯で、ピーちゃん、すっかりフォーゲットしていました。

国府津さん 困った

(すっかりフォーゲットって…)

ピーちゃん 指導

それで、シンプロビジョニング(ボリューム容量の仮想化)を思い出すところまでは、たどり着いたと…。素晴らしい!よく思い出しましたね。
その通り、中長期的なデータを基に必要な容量を見積もったまでは良かったのです。ただ、その容量が最初から必要になるわけではないのです。

国府津さん メモを取る

はい。そこまではなんとか…。

ピーちゃん 説明

見積もりで算出した将来必要となる容量は、最初は仮想ボリュームとして用意するのです。
このとき、実際にその物理容量があるということではなく、将来的に必要になる容量として仮想的に定義しておくということになります。そして、業務の拡張などによって増えていく容量をHitachi Command Suiteでチェックし、必要に応じて実際の物理ボリュームを増やしていくのです。

解説:ボリューム容量の仮想化(HDP)
シンプロビジョニングは、ストレージのボリューム容量の仮想化によって、実際に割り当てられている物理容量よりも、多くの領域を使えるように見せる技術です。Hitachi Dynamic Provisioning(HDP)は、このシンプロビジョニングを実装した機能で、様々な側面からストレージシステムの効率的な運用に貢献します。
HDP活用のメリット
・最小限の物理容量でストレージシステムの運用を開始でき、初期投資コストを抑えることができます。
・サーバーのボリューム設定を変更しないでストレージの容量を増設できるので、増設時の再配置設計の手間が掛かりません。また急な容量の追加が必要となった場合でも、柔軟な運用が可能です。
・物理容量を意識せずに、大容量の仮想ボリュームを作成できるため、メールやコンテンツなどの容量増加が予測しにくいデータでも容量設計がしやすくなります。
・最小限の機器構成により、電力や設置面積などのランニングコストも抑制でき、省エネにも貢献します。

ピーちゃん 指導

さて、容量はこれで適正化されました。リプレース計画をさらにワンステップ上のレベルにするためには、もう一つ考えなくてはならないポイントがあります。何だかわかりますか?

国府津さん メモを取る

えーと、性能、ですかね…?

ピーちゃん 指導

グッドアンサーです。一般的に、ストレージシステムは、何種類かのディスクドライブによって構成されますが、よく使用されるディスクドライブの種類には、それぞれ次のような特徴があります。

ディスクドライブの分類と特徴

ピーちゃん 説明

つまり、「高速だけど容量は小さい」方向と「高速ではないが容量は大きい」方向に大別され、ストレージシステムはこれらの複数の階層で構成されています。
このようなストレージシステムの構造に対して、性能を十分に発揮するためには、アクセス頻度に応じて、データは適正な階層に格納されている必要がありますが、これをストレージ管理者が手作業で実施するのはなかなか大変ですよね。

国府津さん Oh No!

うーん、単純にデータの種類だけで分類できるわけでもないし、考えただけでも大変そう…

ピーちゃん 指導

そこで登場するのがストレージ階層の仮想化機能「Hitachi Dynamic Tiering (HDT)」です。HDTでは、このストレージ階層間のデータの移動を、データのアクセス頻度に応じて、自動的に実施してくれるのです。

解説:ストレージ階層の仮想化(HDT)
Hitachi Dynamic Tiering (HDT)は、異なる階層のディスクドライブに対して、データのアクセス頻度に応じて、最適なドライブに自動配置する機能です。
ストレージがデータのアクセス頻度をブロック単位でモニタリングすることで、その頻度によってデータブロックを自動配置します。アクセス頻度の高いデータはパフォーマンス重視のSSDへ、あまりアクセスのないデータは大容量で低コストのニアラインSASに自動で配置されます。
これによって、システム管理者はストレージ階層を意識することなく、ストレージシステムの全体の性能を常に適正な状態に保つことができます。

国府津さん メモを取る

なるほど…。これは便利ですね。

ピーちゃん 喜び

ちなみに、あらかじめスケジュールを設定しておくことで、業務時間中にモニタリングした結果で、業務時間外にデータの再配置を実施できるため、業務への影響が発生することもないんですよ。

スケジュール設定の例

8:00〜20:00をモニタリング期間とし、21:00からデータの再配置を開始するという設定例です。

モニタリングスケジュール設定画面
設定結果表示画面

国府津さん 希望

すごーい!!ぜひ、これも今回のリプレース計画に盛り込まなきゃ。
ピーちゃん、色々とありがとう。やっぱり僕のこと忘れてなかったんだね。

ピーちゃん 説明

え、ええ、まあね(忘れてたけど…)。
頑張ってくださいね!ピーちゃんもオールウェイズ応援してますよ。

――――さらに数日後

部長「 …(見直し後のリプレース計画を確認して)なるほど、「HDP」と「HDT」か。
国府津くん、よく調べてくれたな。
見積もり金額も妥当な線じゃないか。よし、この計画で行くこととしよう!」

国府津「ありがとうございます!部長(涙)」
(ピーちゃん!やったよ!!)

(次回へと続く…)

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