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経済産業省 政策シンポジウム:
「次世代コンピュータが実現する革新的ビジネス」
〜量子コンピュータ/アニーリングマシンが切り開く未来〜

ビッグデータやIoT、AI技術などが普及する中、大量の情報を瞬時に処理し、新たなビジネスを生み出すと期待されている次世代コンピュータ。
そのトップランナーが、「アニーリングマシン」です。

本シンポジウムでは、量子コンピュータの一種である量子アニーリングマシンを中心に、先進的なユーザ企業や本分野の第一人者、海外のリーディングカンパニーより、ビジネスへの適用事例や今後の更なる可能性について、ご説明します。

アニーリングマシンのユースケース例

開催概要

  • 日時:2019年5月20日(月) 13:00〜17:00
  • 場所:東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内)ホールB5
  • 主催:経済産業省、NEDO
  • 参加費:無料(事前登録制)

<プログラム>
セッション1:先進ユーザ企業のアニーリングビジネス戦略/量子コンピュータ・アニーリングマシンの可能性(1)

  • 経済産業省 商務情報政策局長 西山 圭太氏
  • 早稲田大学 総長 田中 愛治氏
  • メルカリ 取締役CPO 濱田 優貴氏
  • 三井住友フィナンシャルグループ 取締役執行役専務 グループCIO・CDIO
    三井住友銀行 取締役兼専務執行役員 谷崎 勝教氏
  • 東京工業大学 科学技術創成研究院 教授/東北大学 大学院情報科学研究科 教授 西森 秀稔氏
  • D-Wave Systems CFO Dan Cohrs氏

セッション2:量子コンピュータ/アニーリングマシンの可能性(2)

  • NTT取締役会長/日本経済団体連合会審議員会副議長 篠原 弘道氏
  • 1QBit Head of Hardware Innovation Lab Pooya Ronagh氏

セッション3: アニーリングマシンによる新ビジネス創出の最前線

  • 経済産業省 商務情報政策局デバイス・情報家電戦略室長 田中 伸彦氏
  • 富士通 理事 堀江 健志氏
  • 早稲田大学理工学術院 教授 戸川 望氏
  • TDK 次世代電子部品開発部 第2開発室 室長 佐々木 智生氏
  • リクルートコミュニケーションズ リードエンジニア 棚橋 耕太郎氏
  • デンソー 先端技術研究所担当係長 寺部 雅能氏
  • 物質・材料研究機構 主任研究員 東京大学 田村 亮氏
  • 産業技術総合研究所 ナノエレクトロニクス研究部門 研究グループ長
    文科省 Q-LEAP量子情報処理 サブプログラムディレクタ 川畑 史郎氏
  • NEC 中央研究所 理事 中村 祐一氏
  • 日立製作所 研究開発グループ エレクトロニクスイノベーションセンタ 主任研究員 山岡 雅直氏

開発の現場から:
異分野同士の協力で、CMOSアニーリングマシンを開発

従来のコンピュータでは解くのに極めて時間のかかる巡回セールスマン問題をはじめとする組合せ最適化問題の高速処理を、CMOSアニーリングマシンと呼ばれる半導体回路で実現するという手法を日立製作所が開発した。基本原理は、量子アニーリングと呼ばれる手法と似ているが、 -273℃(絶対零度)の極低温まで冷却しなくても済むという手軽さが特徴だ。元半導体技術者で、現在CMOSアニーリングマシンの開発を主導する山岡雅直主任研究員がどのようにして、この世界的な開発を成し遂げたのか、語ってもらった。

ニュースリリース:
IoT機器に実装可能な名刺サイズのCMOSアニーリングマシンを開発


高集積化と高速化により、最適化問題計算時のエネルギー効率を
従来型コンピュータと比べて約17万倍に向上

組合せ最適化問題の計算をスマートフォン、カメラ、センサなどのIoT機器でリアルタイムに行うエッジ処理 への適用可能性を見据え、日立は、実社会の複雑な問題を解くためのCMOSアニーリングマシンを名刺サイズへ高集積化するとともに高速化を図り、さらにエネルギー効率を大幅に高めることに成功しました。

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