従業員の働きやすさを、とことん追求して設計された横浜事業所。
さまざまな角度から、働きやすさの秘訣を探っていく本企画。
第5回目は、従業員のライフイベントを支える制度についてお伺いしてきました!
これまで4回にわたって働きやすさの秘訣を探ってきましたが、知れば知るほど、従業員を一番に考えて設計されているオフィスです。こんな環境なら、ずっと働きたい!
・・・でも、育児や介護で「働きたくても働けない・・・」といった状況にならないか不安に思う人もいるはず。
そこで今回は、従業員のライフイベントを支える制度について、いろいろとお伺いしました。
まっすぐなまなざしで丁寧に説明してくださった人事の浜崎さん。
介護休暇とは、介護に専念するための休暇ではなく、介護施設の見学や家族との話し合いなど、介護の準備をするための期間。つまり、仕事と介護を両立するために、体制を整える期間です。
社会問題でもある介護離職をストップさせたいという思いから、法令より長い期間を設定しているそうです。
従業員同士のコミュニケーションが活発になるよう設計されている横浜事業所では、仕事のアイデアを創出するだけではなく、こうした悩みも、ともに解決していけるような場所になることをめざしているのですね。
男性も育児に積極的なんですね。でも、ここで働くみなさんは、毎日エンジン全開で仕事しているイメージが・・・。そんなに忙しいのに育児休暇が取れるのですか・・・?!
実際に育児休暇を取得された松本さんにお話を伺ってみました。
ストレージ管理ソフトの設計・開発業務を担当されている松本さん。日々、育児に奮闘中です。
取得する前は製品の設計・開発で多忙な日々を送っていた松本さん。「本当に育児休暇なんて取れるのだろうか…」と不安な気持ちだったそうです。
そんな松本さん、実際に育児を経験して得たものが多かったそうです。
育児を通して家族の絆が強くなったのですね。
もしも休暇を取っていなかったら、奥様から「今日もこんなに大変だった」と聞いても、本当の苦労を理解してあげられなかったかもしれない、と語る松本さん。復職された今は、仕事に対する姿勢も変わったのだとか。
育児休暇を取得したことで、仕事の楽しさもプライベートの大切さも実感して、毎日が充実しているそうです。
松本さんは、現在、保育園探しを始めているそうですが、保育園といえば、この事業所の隣には日立グループの託児施設が設置されています。
日立の労働組合が運営する託児施設『ゲン木くらぶ』。たくさんの園児が元気いっぱいに通っています。
2003年4月、待機児童問題を解消すべく、日立の事業所が多く立地するこの戸塚地区に設置された『ゲン木くらぶ』。日立グループの企業に勤めている従業員が利用でき、利用園児数は年々増加しているのだとか。
現在、ゲン木くらぶにお子さんを預けている大森さんにもお話を伺ってみました。
ソフトウェアの販売促進業務を担当されている大森さん。優しいママさんのオーラが出ていました。
実際に、お迎えは歩いて10分かからずに行けるのだとか。お子さんの体調不良などで保育園からお呼び出しがきても、すぐに駆けつけられるそうです。
職場の近くに託児所があるのは、働くご両親にとっても、お子さんにとっても安心できる環境ですね。
楽しいイベントが盛りだくさん。
なんとも、日立の施設ならではのイベントですね。
ところで、2年前に復職され、育児と仕事に奮闘している大森さんですが、初めのころは育児と仕事の両立に不安はなかったのでしょうか。
日立が開催している産休前・復職支援セミナーでは、本人と一緒に課長職以上の上司も参加して、復職時の働き方や心構えを共有するのだとか。復職後の活躍と、上司の理解ある支援を実現しているのだそうです。
最後に、人事の浜崎さんから一言いただきました。
さまざまなライフイベントを考慮し、個人の能力を最大限に生かして働くことができる制度をつくる。それが、長く、安心して働ける土台になっているのですね。
◆次回は、時間や場所にとらわれずに柔軟な働き方ができる環境整備についてご紹介します!