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Hitachi

教えて!日立にまつわるエトセトラ

世界に誇る技術は、このワークスタイルから生まれていた!

第4回 オフィスからイノベーションを!

従業員の働きやすさを、とことん追求して設計された横浜事業所。
さまざまな角度から、働きやすさの秘訣を探っていく本企画。
第4回目は、従業員のみなさんがどのような環境で働いているのかを伺ってきました。

ついに、従業員のみなさんが働くフロアに潜入!
最新のIT技術を駆使してさまざまな製品やサービスを作り出すみなさんは、どのようなところで働いているのでしょう。

さっそく中に入ってみると・・・

とっても広いフロア!

何と、サッカーコート一面分の広さがあるそうです。
天井が高く、吹き抜けもたくさんあるので、開放感があって気持ちいいですねぇ。

ありがとうございます!明るさと開放感を一番に考えて計画したので、とてもうれしいお言葉です。

そうお話ししてくださったのは、当時、建屋移転のプロジェクトでオフィス作りの取りまとめをされていた亘(わたり)さん。

明るくてお話し上手の亘さん
明るくてお話し上手の亘さん


このオフィスには、開放感を持たせるための工夫がたくさん散りばめられているんですよ。

そう言って案内してくださったのは、フロアに入ってすぐのところにあるミーティングスペース。
なんでも、エリアごとに色が違うのだとか。




最初はフロア内を1色に統一しようとしたのですが、シミュレーションしてみたら閉塞感が漂う雰囲気に・・・。なので、エリアごとに黄色、青、緑・・・と色を変えることで、明るさと開放感を演出したんです!ちなみに、座席も色が分かれているんですよ。

たしかに、椅子の色がカラフル!色は自分で選べるそうです。

開放感を出すために、細かい工夫がされているんですね。


なぜ、開放感にこだわっているのですか?
コミュニケーションをとりやすい環境にするためです。日立のビジネスを強くするためには、お客さまを知ることが大切。でも、そのためにはまず、お互いを知り、共感することが必要不可欠です。従業員4,000人の”知”を集結しやすくするために、フロア内の壁も取っ払ってしまいました!

そう言って、次に亘さんが案内してくださったのは「創造の大通り」と呼ばれるコミュニケーションスペース。


フロアを横切るように設けられた「創造の大通り」。なんと全長90メートル!
フロアを横切るように設けられた「創造の大通り」。なんと全長90メートル!



今は、グローバルな環境でスピーディに事業を推進しなければならない時代です。そういう時代の流れにあわせて、新しいアイデアが素早く生まれる環境を…ということでここを作ったんです。 可動式の机、椅子、ホワイトボードを用意して、ささっとミーティングできるようにしました。
それともう1つ工夫した点があって・・・

なんと、亘さんの後ろにある柱の壁もホワイトボードに!
柱や壁までも、有効活用されているんですね。


実際に打ち合わせしているところに遭遇。
通りすがりの人に声を掛けやすい雰囲気。みんなの「知」がぶつかり合います!

実はこのオフィス、今あるニーズに応えるだけでなく、5年先、10年先を見据えてコンセプトを決めたそうです。

ITの劇的な発展にどう対応するか、イノベーションを起こすにはどうすればよいのか・・・5年先、10年先の未来を見据えてオフィスコンセプトを検討しました。このコンセプトから、先ほどお話ししたコミュニケーションの活性化や、新しいアイデアを創造しやすくする工夫などが生まれたんです。 さらに、日立の強みである”技術力”をさらに極めるための工夫もしているんですよ。

こちらは個人の作業スペース。
一見、普通のオフィスと変わらないように見えますが・・・。

よく見てみると、席と席の間のパーティションが半透明に!

半透明にすることで、開放感を持たせつつ、無意識のうちに集中できる環境にしているそうです。
細やかな気配りですねぇ。
ぱっと集中できる環境があることで、コミュニケーションと作業のバランスもとりやすくなっているんですね。


共有スペースと個人スペースがそれぞれ最適に設計されていて、とても働きやすそうなオフィスですね。
そうですね。移転後に実施したアンケートでの満足度はとても高く、ニーズにあったものができたなぁという実感はあります。ただ、時代の流れにあわせて働き方も変わってくるはず。そのときのニーズに合わせたカスタマイズが必要になると思っています。これからも従業員の声に耳を傾け続けていくことで、継続的にオフィス環境を発展させていきたいと思っています!

「モノ」を用意するだけでなく、使う人の「気持ち」にも寄り添う。
これは、日立のものづくりの精神にも繋がっているんでしょうね。
これからどんなオフィスになっていくのか楽しみです!


◆次回は、さまざまな働き方とそれを支える制度についてご紹介。育児や介護などのライフイベントに対して、どのようなサポートが用意されているのかを伺います。

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