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日立 ITエコ実験村

エコ村だより

地域や大学とともにITを活用した生態系の保全活動に取り組んでいます。

雑木林、水田、畑地、小川といった身近な自然。日本の原風景ともいえる里山は、特有の動植物の生育・生息地であり生物多様性の観点からも注目されています。日立は、神奈川県の秦野市と東海大学、地域のみなさんの協力により「ITエコ実験村」を開村。ITで環境に貢献する「GeoAction100」の取り組みとして、里地里山の自然環境を保全する活動を進めています。

エコ村の様子や活動を、エコ村スタッフよりみなさんにお伝えします。

田んぼの草取り2019:秦野市立渋沢小学校4年2組

2019年7月3日(水)

4年2組の児童と担任の先生30名がエコ村の田んぼの草取りと草刈りを行いました。

担任の先生からエコ村スタッフに連絡があり「田植えをやったので引き続き田んぼに関する活動を体験してみたい」とのお話があり、近隣のボランティアの協力もあり実現しました。

まずはじめに米作りの名人から草取りについてお話がありました。その時「草取りはなぜ行うのか?」と児童に聞いたところ「雑草に栄養が取られないようにする!」と児童から回答があり「いいね!」とやり取りがありました。
名人からは他にも 「草があると日当たりが悪く水温が下るので日当たりを良くして水温を上がるようにしたり、種を落とす前に雑草を取ってしまうのでこの後の雑草の数を減らせる」ともお話がありました。2年前にも小学生に草取りをしてもらい、名人によると年々雑草の数が減っているという感覚があるとのことで、この活動は田んぼの活動の継続によいことであることがわかり始めました。

ヒエと稲の違いを説明しました
ヒエと稲の違いを説明しました

最後に稲と良く似たイネ科の草「ヒエ」の見分け方を教わり「お米の苗以外は全部雑草なので抜いてください」とのアドバイスがありました。

みんな一緒に草取り
みんな一緒に草取り

たくさん雑草が見つかりました
たくさん雑草が見つかりました

児童6〜7人に大人1人がついて草取りをしていきました。稲を倒さないように稲の間を通るように教えられた児童は、転ばないように足元に気を付けながら雑草をたくさん抜いていきました。

児童たちは、草取り中に田んぼにいる生きものもたくさん見つけたようで、生きものにも触れることができ、楽しそうにしていました。

田んぼの中が苦手な児童は周辺の草刈りをしました
田んぼの中が苦手な児童は周辺の草刈りをしました

最後に草取り機も使ってみました
最後に草取り機も使ってみました

4年2組の今後の活動は、児童たちが何を実施したいかを相談しているため、次回の活動はこれから調整をしていきます。

田植え2019:従業員とその家族編

2019年5月25日(土)

日立の従業員とその家族、地元の方々約130名が田植え体験に参加しました。日立は日立の環境ビジョンがめざす自然共生社会を実現していくために、生態系保全活動や従業員への環境教育を推進しており、その活動の一環となるこの田植え体験は今年で9回目を迎えました。

真夏のような日差しが照りつける中、従業員と家族が田んぼ3枚(うるち1枚、もち2枚)に田植えを行いました。うるち米は「はるみ」、もち米は「喜寿(きじゅ)」という品種でどちらも神奈川県の推奨米です。

親子用田んぼでの田植え
親子用田んぼでの田植え

大人用田んぼでの田植え
大人用田んぼでの田植え

田植えは、地域の昔ながらのひもを使った方法で実施していきました。田んぼごとに地元ボランティアのメンバーが指導者となり、参加者の田植えをサポートしました。初めて田植えをする人でもみんなで声を掛けていくことで周りと合わせながら植えることができました。特に田植えは、田んぼの泥に足を取られたり腰を低くしているので疲れるため、参加者は無理のないように交代をしながら植えていきました。

ITエコ実験村_田んぼ全景
エコ村 田んぼ全景

田植え後は、2つの見学会を同時に実施しました。
一つ目は、東海大学の4名の学生たちによる生き物観察会です。 この生き物観察会は毎回従業員の親子から好評で、今回もたくさんの方が興味を持って参加していました。今回も、観察用に学生たちが水生生物などを水槽に入れておき、手に触れやすく準備をしてくれました。アカハライモリ、タイコウチ、ヤゴ、カエル、ホトケドジョウなどのエコ村を代表する生きものを観察したり触れることが出来たようです。 春の里地里山の素晴らしさを五感で感じることができ、とても良い経験となったようです。

生き物観察の様子
生き物観察の様子

実際に生きものに触りました
実際に生きものに触りました

もう一つはエコ村担当者によるフィールド見学を実施ししました。 生きもの観察と同時実施ですので、少しだけですが生きものを紹介しながら、エコ村に設置しているIT機器類を中心に紹介していきました。新鳥獣害対策ソリューションや実験中の鳥獣害対策支援サービスで活用しているフィールド内に設置した動物観察カメラ、田んぼに設置しているe-kakashiなどの解説をしました。

エコ村フィールドツアー_新鳥獣害対策ソリューションの紹介
エコ村フィールドツアー_新鳥獣害対策ソリューションの紹介

エコ村フィールドツアー_エコ村の特徴の解説
エコ村フィールドツアー_エコ村の特徴の解説

参加者から後日寄せられた感想を一部ご紹介します。

・今どきの学校等での田植えはバケツにしているとの事でしたので、子どもに田んぼでの田植えを経験させたくて参加しました。良い経験になったのではないかと思います。
・IT化により、若者の農業回帰が進めば良いと感じました。
・子どもも都会育ちで、田んぼやそこに生息する生き物たちと触れる機会は皆無に近く、貴重な経験となりました泥に足を入れること、カエルやイモリを大事に触ってみることなど、実体験を通じて、エコが必要な理由を考える原点になるものと思います。 また、エコ活動を推進することは投資家からも求められているという話なども冒頭で伺い、企業として市場で存続していくための必要要件であることを再認識しました。

皆さんが丁寧に植えた田んぼの苗は今後、地元のボランティア団体やエコ村スタッフで生育を見守っていきます。

集合写真_今回も多くの方にご参加いただきました
集合写真_今回も多くの方にご参加いただきました

田植え2019:渋沢小学校編

2019年5月24日(金)

4年生児童と先生約125名が田植えとエコ村のフィールド見学を行いました。

最初に地元ボランティアから田植えのやりかたを教えてもらいました。
苗の塊を渡すので、4〜5本取り分けて根元を持ってヒモの目印のところに植えていくように教わりました。児童たちは靴下を履いて田んぼに入り、普段経験することのない独特の泥の感触に物珍しさを感じながら田植えをしました。

みんな一斉に植えていきます
みんな一斉に植えていきます

カエルも見守っていました
カエルも見守っていました

田植えの空き時間を利用し、村のフィールド見学を実施しました。
村の中に設置しているIT機器を紹介したり、保全活動の大切さを解説しながらエコ村について知ってもらいました。また池の中にいる水生生物(ドジョウやオタマジャクシなど)を事前に捕獲したものを水槽に入れ、見学のときに見てもらいました。

フィールド見学の様子
フィールド見学の様子

田植えやフィールド見学のあと、児童たちに感想を聞いてみました。
・最初は気持ち悪かったけど、慣れてきたらクセになる感触だった!
・見た目より深かったし、土がやわらかかった。
・(田んぼの)水が冷たかった。
・ドジョウ、カエルの卵を見つけました。
・生きものがたくさんいました。
・生きものを守るためのいろいろと工夫していることを教わりました。

田植え体験を通じて、様々なことを感じてもらえたようです。秋には、自分たちが植えた田んぼで、稲刈りを予定しています。

田植え2019:秦野市立しぶさわこども園編

2019年5月22日(水)

しぶさわこども園の園児と先生約75名が田植えと自然観察を行いました。

当初、予定していた日は大雨警報が出たので、翌日に延期となりました。当日は天気も回復して淡い日差しの中での田植えとなりました。
田植えは初めての園児が多く、お米作りの名人から田植えのやり方を説明されたときには、真剣に聞いていました。

植える本数分の苗をボランティアから貰い植えていきます
植える本数分の苗をボランティアから貰い植えていきます

ヒモの目印の所に苗を植えていきます
ヒモの目印の所に苗を植えていきます

園児たちは、初めて田んぼに入るのでドキドキしながら移動しました。田んぼでは地元ボランティアが待ち受けていて、園児一人に一人ずつサポートして上手に田植えをすることができました。

心を込めて植えていました
心を込めて植えていました

田植えと同時に自然観察会も実施しました。今回も東海大学の北野先生と北野研究室の学生たちが生き物の先生になって、池にいるヤゴ、ホトケドジョウ、アカハライモリ、カエル、などを園児たちに紹介しました。
園児たちは、生き物の先生から「触ってみる?」と声を掛けられると、積極的に触ってみる園児、遠慮がちな園児など、さまざまな反応がありました。

北野先生からは「田んぼは、人間の食べるお米を作っているところですが、同時にいろんな生き物の食べ物となるものが豊富なところなので、生き物がたくさんくるところです。田んぼは様々な生き物たちにとっても大切な場所です。」とお話がありました。

カエルさんに眠くなーれと呪文を唱えると… 眠った!
カエルさんに眠くなーれと
呪文を唱えると… 眠った!

呪文を唱えてみました。成功!
呪文を唱えてみました。
成功!

こども園の園長先生から、「田植えを実際にやってみると、見ているだけではわからなかった泥の感触が直に伝わってきてので、子どもたちには良い体験になったと思う」と感想がありました。

サツマイモの苗植え2019:秦野市立渋沢小学校

2019年5月15日(水)

渋沢小学校2年生児童と先生約125名がサツマイモの苗植えを行いました。

苗を植える前に地元のボランティアから、サツマイモの植え方を教わりました。たくさんおイモができる植え方は、なるべく茎の節の部分を多く埋めるとよいことを学びました。

植え方の説明
植え方の説明

2クラス同時に植えました
2クラス同時に植えました

苗植えは地元のボランティアのメンバーが手伝ってくれました。困っている児童に優しく苗植えの指導をしてくれたので、上手に植えていました。

植え方に迷いのある児童にはボランティアが丁寧にサポート
植え方に迷いのある児童にはボランティアが丁寧にサポート

この日は、しぶさわこども園の年少が秋に芋掘りができるようにと、こども園の分も植えてもらいました。今年は畝の数が多かったので、 1人あたり4〜5本と例年よりも多くの苗を植えることが出来ました。
苗植え後、児童たちに苗植えの感想を聞いてみたところ、
・秋の収穫が楽しみです
・最初は難しかったけど、数をこなしていくうちに慣れてきて最後は上手に植えられました
・ボランティアのみなさんのお手伝いがあり上手に植えることができました
など、大きな声で発表してくれました。
秋の収穫までは、ボランティアとITエコ実験村スタッフがサツマイモの生育を見守っていきます。