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日立 ITエコ実験村

エコ村だより

地域や大学とともにITを活用した生態系の保全活動に取り組んでいます。

雑木林、水田、畑地、小川といった身近な自然。日本の原風景ともいえる里山は、特有の動植物の生育・生息地であり生物多様性の観点からも注目されています。日立は、神奈川県の秦野市と東海大学、地域のみなさんの協力により「ITエコ実験村」を開村。ITで環境に貢献する取り組みとして、里地里山の自然環境を保全する活動を進めています。

エコ村の様子や活動を、エコ村スタッフよりみなさんにお伝えします。

<番外編>頭高山(ずっこうやま)の除伐活動に参加

2020年11月29日(日)

(公財)かながわトラストみどり財団と秦野市が共催する神奈川県秦野市千村にある頭高山(ずっこうやま)の除伐(*)活動(県民の森づくり活動)に全体参加者約50名のうち日立グループの従業員11名(+取材2名)が参加しました。
(*)除伐とは、木が若いうちに不用な木を伐採する作業で、健全な人工林を維持するための必要な作業のひとつです。

頭高山の中腹から丹沢方向の風景
頭高山の中腹から丹沢方向の風景

この頭高山は、エコ村から近い場所にあり鳥獣害対策の実証実験を行っている場所です。また土地の管理団体の中にエコ村の活動にご協力いただいているボランティアの方がいて、そのご縁で本活動を紹介いただきました。

当日の朝の全体オリエンテーションでは、財団の活動の取りまとめの方、秦野市の職員、頭高山管理組合の会長から簡単に挨拶がありました。 その後、全員でストレッチ運動をして、早速除伐活動に取り掛かれるよう準備をしました。 今回、活動班は全部で5班あり、ひと班10名前後で2名の森林インストラクターの指導員が付く構成でした。参加者用の道具は、ヘルメット、ノコギリ、剪定はさみ、フェイスシールドで活動班ごとに用意されていました。参加者はそれらを装着してから指導員に誘導されて除伐する現場へ移動しました。

装備の準備
装備の準備

現場は、山頂への登山道より下側に面する北向きの斜面で、ひと班ごとに区切られた区画が割り当てられました。一つの区画の広さは推定で縦20m×横10mぐらいです。その区画内にある直径3cm以下の雑木を切ったり、雑草を刈ったりしていきます。雑木を切るときは、地面に近い根元からで、切った後を歩いたときに足に引っかからないぐらいが良いそうです。今回はモミジの木だけは切らないようにと注意がありました。

直径3cm以下の木は根元からすべて除伐
直径3cm以下の木は根元からすべて除伐

切った枝をある程度の長さに切ります
切った枝をある程度の長さに切ります

作業の前は一番上から下が見えない状態でした。参加者たちは作業区画の一番低い場所まで移動し、斜面の下から上に向けて除伐を行っていきます。区画内には低木であるアオキが多く自生しており、指導員の方はアオキはすぐに成長するので遠慮なく切ってとアドバイスがありました。約1時間半経過したところで、うっそうとしていた場所がだいぶスッキリし、日光が土まで差し込み明るくなりました。木を切ったり草を刈ったりした後処理も大事で、振り返ると切った後の木や小枝が雑然としていた状況であっため、きれいにまとめて置くようにと指導員の方から指導が入りました。最後、後処理についても合格を頂きました。オリエンテーションを行った場所に戻り、道具のメンテ及び片づけの行い除伐活動は終了しました。その後、その場所で昼食をとった後に解散となりました。

上からのアングル 作業前
上からのアングル 作業前

上からのアングル 作業終了 下まで見通せるようになりました
上からのアングル 作業終了
下まで見通せるようになりました

下からのアングル 開始20分後ぐらい
下からのアングル 開始20分後ぐらい

下からのアングル 作業終了前 明るい森に
下からのアングル 作業終了前 明るい森に

日立の参加者に後日アンケートを実施したところ、
・常緑樹(アオキ)の伐採は大変でしたが、自然環境保護に約立つとはしりませんでした。
・除伐作業は初めて体験でした。インストラクターから森林保護(除伐等の手入れ)の重要性を体験を通じて理解することができた。
・人工林だから除伐が必要と思いますので、これを昔の自然林の状態に戻す方法があれば良いと感じた。
・生態系保全活動は、継続が大事と考えます。
などの声が寄せられました。

生態系保全の活動は現場で体験することにより五感を通して理解が深まったようです。
今回の参加形式について参加者から肯定的な意見が多くあったので、かながわトラストみどり財団が主催する活動の開催地などを確認し、今後は頭高山以外の活動にも参加を検討していきます。

参加者と指導員で記念撮影。お疲れ様でした
参加者と指導員で記念撮影。お疲れ様でした

お米の贈呈式

2020年11月12日(木)

生態系保全活動の一環として今年も稲作を実施しお米を収穫することができました。 もみ殻付きの状態で、もち米は111kg、うるち米は95kgでした。今年は、うるち米を生育した1つの田んぼで「ヒエ」が大量に発生しました。新型コロナの関係で田んぼの草取り活動(田んぼの保全)が十分に実施できなかったためです。

脱穀の日のフィールドの様子
脱穀の日のフィールドの様子

収穫した新米は、生き物の里管理運営協議会の会長(以下、協議会の会長)、千村ネイチャー倶楽部の副会長(以下、倶楽部の副会長)そしてエコ村スタッフが、しぶさわこども園、渋沢小学校、やまばと学園に届けました。その時の様子をレポートします。

★☆★☆★ <しぶさわこども園> ★☆★☆★
こども園の年長園児約60名と先生方、エコ村関係者で贈呈式を行いました。今年は新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から贈呈式の場所は屋外の園庭となりました。
協議会の会長から今年の収穫米についてのお話をした後、協議会会長と倶楽部副会長がそれぞれのクラスの代表にもち米を5kgずつお渡ししました。
その後、それぞれのクラスから園児が作成した感謝状を代表園児から受け取りました。
クラスのみんなはその様子を見守っていました。
今回お渡ししたもち米は、給食でおこわにしてこども園のみんなで食べたり、餅つきをしたりるそうです。

園庭での贈呈式
園庭での贈呈式

協議会の会長からご挨拶
協議会の会長からご挨拶

協議会の会長からゆり組の代表園児へお米を贈呈
協議会の会長からゆり組の代表園児へお米を贈呈

倶楽部の副会長からもも組代表園児へお米を贈呈
倶楽部の副会長からもも組代表園児へお米を贈呈

ゆり組の代表園児からお礼状を受け取りました
ゆり組の代表園児からお礼状を受け取りました

もも組の代表園児からお礼状を受け取りました
もも組の代表園児からお礼状を受け取りました


★☆★☆★ <渋沢小学校> ★☆★☆★
小学校の中休みの20分を利用し、校長室で実施しました。
贈呈式は4年生のクラスごとの代表児童が自分たちで考えた次第にそっておこなわれました。始まる前に、司会の児童から段取りの説明があり、「初めの言葉」「御礼のお手紙の贈呈」「お米贈呈」「終わりの言葉」で進行しました。
初めの言葉は代表児童が緊張した面持ちで宣言があり、その後すぐに各クラスの代表児童から順番に稲刈り体験で感じたことや稲刈りそのものができたことに対する感謝の言葉が伝えられました。そして各クラスから冊子にしたお礼のお手紙を受け取りました。
お米を渡すときに協議会の会長から今年の田植えからのこと、そして稲刈りのその後の脱穀や精米の話があり、児童たちはその話を熱心に耳を傾けていました。協議会の会長と倶楽部の副会長から5kgのうるち米を各クラスの代表にお渡ししました。その後「終わりの言葉」で絞めて式は終了しました。代表の児童たちうるち米はクラスのみんなにこの贈呈式の内容を報告するとのことでした。
後日、教頭先生より「お渡ししたうるち米は、子どもたち一人ひとりに配布し、家で稲刈りのことを家族と話しながら食べたようです」と報告がありました。

児童たちが式を進行しました
児童たちが式を進行しました

クラスごとにボランティアへの御礼のメッセージ冊子を頂きました
クラスごとにボランティアへの御礼のメッセージ冊子を頂きました

協議会の会長からお米の説明をしました
協議会の会長からお米の説明をしました

クラスの代表にお米を手渡しました
クラスの代表にお米を手渡しました

最後に記念撮影
最後に記念撮影


★☆★☆★ <やまばと学園> ★☆★☆★
いつものように笑顔で理事長や施設長に迎えられました。今回は玄関先での受け渡しになりました。「コロナ禍で大変ななか、今年も収穫米をいただくことができ感謝します」とお言葉をいただきました。

理事長と施設長にお渡ししました
理事長と施設長にお渡ししました

記念撮影
記念撮影


これで今年の稲作は終了しました。今年は新型コロナの影響で、稲作そのものの実施ができないのではないかという雰囲気がありましたが、地元のボランティアのご協力により例年と同様に実施できたことに感謝します。

秦野市立渋沢小学校4年生「稲刈り体験」

2020年10月7日(水)

渋沢小学校4年生の児童約120名と先生方がエコ村のフィールドで稲刈り体験をしました。

こども園の実施時と同様にエコ村スタッフの参加は最小限にし、新しい生活スタイル等の新型コロナ感染拡大防止対策を実施しながら、普段から一緒に行動しているクラス単位に実施しました。スタッフとしては4名の地元ボランティアにご協力いただき、エコ村担当も加わりました。

クラスごとに最初はみんなの広場でエコ村スタッフからお米ができるまでのお話とお米作りの名人から稲刈りの方法を説明しました。
児童たちが刈る稲はうるち米の「はるみ」という品種で神奈川県で開発された推奨米です。

お米づくりの名人から稲刈りの方法をききました
お米づくりの名人から稲刈りの方法をききました

田んぼにはクラスの半分の児童が入り、ひとり1本のノコギリ鎌をもって刈っていきます。例年だと二人がペアになって、そのうち一人が鎌で稲を刈り、もう一人がその刈った稲をまとめて稲わらで束ねました。この作業を交互に行っていましたが、今年はペアを作らず に、ひとりで4〜5株刈るまで稲を地面に置いておき、束ねる量になったら麻ひもを2周巻き付けてギュッと縛るのですが、その作業が思ったよりも時間を要したため、前半のクラスは稲刈りが思うように捗りませんでした。

刈れたよー!って見せてくれました
刈れたよー!って見せてくれました

前半のクラスは麻ひもで稲を束ねることも体験しました
前半のクラスは麻ひもで稲を束ねることも体験しました

そのため、後半のクラスは、束ねる作業は後でスタッフが行うことにして、稲を刈ることにだけに専念し、どんどん刈ってもらいました。スタッフは遠くから児童たちの鎌の使い方を注視しながら、刈った稲の置く場所をガイドました。

上手に鎌を使っていました
上手に鎌を使っていました

今年はひとりで稲刈り
今年はひとりで稲刈り

腰が高いので上手に刈れるかな?
腰が高いので上手に刈れるかな?

稲刈り後に感想を数人の児童に聞いたところ、
 ・稲を束ねるのは難しかった
 ・稲刈りしているときにたくさん虫がいたことに気が付いた
 ・楽しかった。ストレス解消になった
などの声があがりました。

稲刈りが終わった児童はみんなの広場で自主的に虫探しを行っていました。そこである児童がクワガタムシを発見しました。その児童は虫が好きで、クワガタムシなどの生きものを見つけることが上手だと担任の先生が教えてくれました。エコ村担当者もなかなか遭遇しない生きものなので驚きました。

小学生が見つけたクワガタムシ。エコ村ではなかなかお目にかかれない生きもの
小学生が見つけたクワガタムシ
エコ村ではなかなかお目にかかれない生きもの

刈り終わった後の稲は、スタッフが束ねてからはさがけしました。はさがけで乾燥させた後は、脱穀・もみすり・精米を行い、小学校にお届けする予定です。

小学生担当の田んぼ1枚の稲刈り完了!
小学生担当の田んぼ1枚の稲刈り完了!

従業員向け「リモート稲刈り&生きもの観察会」

2020年10月3日(土)

地元ボランティアの「千村ネイチャー倶楽部」の倶楽部員17名に集まっていただき、稲刈りを実施しました。
今年はコロナ禍であるため従業員と家族の方の現地参加での稲刈り体験は実施を見合わせました。その代わりにリモートで稲刈りの様子などを伝えられたらとライブ配信を企画し、従業員を対象にSkype(*1)を利用し初めて実施しました。

ライブ配信時のPC上でのSkype画面 地元の方のご挨拶シーン
ライブ配信時のPC上でのSkype画面 地元の方のご挨拶シーン

ライブ配信では、エコ村での稲刈りの方法について、この地で稲作指導をしてくださっている名人に実演とご説明をいただきました。稲刈り鎌を用いての手狩りです。「ひと株ごとに鎌で刈り、4〜5株ぐらいを稲わらで一つに束ねます。この時きつめに縛らないと乾燥している時や脱穀時にバラバラにほどけてしまう」との解説がありました。

お米作りの名人が稲刈り実演(視聴者スマホ画面)
お米作りの名人が稲刈り実演(視聴者スマホ画面)

稲刈り実演を撮影するスタッフ
稲刈り実演を撮影するスタッフ

また竹で稲を干す台(はさがけ台)を作成していただきました。束ねた稲を二股状に分けて竹の棒に跨がせる様にしてかけていきます。かけた後は上部を手でたたき上になっている刈り口を平たんにするのがコツとも教わりました。

別の方がはさがけの実演(視聴者スマホ画面)
別の方がはさがけの実演(視聴者スマホ画面)

はさがけの途中経過の様子
はさがけの途中経過の様子

その後、エコ村スタッフがエコ村のフィールドの案内を行いました。
エコ村は草地や湿地、池などが多様な環境になっているので、それぞれの環境が好きな生きものについて紹介しました。沼地が好きな生きものの例として6月〜7月にかけてはヘイケボタルが舞っていることを伝えしました。さらにフィールドに仕掛けてある動物観察用カメラなど実機を見ていただきながら説明しました。また、木の近くで見つけたホソミイトトンボ属のトンボを紹介し、田んぼで稲刈りをしていたボランティアからカヤネズミの赤ちゃんが見つかったと見せてくれたので、飛び入りで紹介しました。カヤネズミはエコ村スタッフも初めての遭遇で大変貴重な場面となりました。

稲刈り中に見つかったカヤネズミたちと巣
稲刈り中に見つかったカヤネズミたちと巣

稲刈り中のため、一時保護しました
稲刈り中のため、一時保護しました

当日の配信は1時間ほどでした。
家族と一緒に視聴したり、普段では参加が難しい金沢や広島在住の従業員の参加もありました。

他の田んぼの稲刈りの様子
他の田んぼの稲刈りの様子

当日のリモート参加者からの感想を一部紹介します。
◎小学生の子どもに稲刈りの様子や田んぼの生き物の様子を見せたいと思い参加させて頂きました。理科で習う内容なのですが、テキストで習うのと実際に見るとでは大違い。貴重な機会となり大変有意義でした。
◎5、6年前、子どもが小学校高学年のころに2回ほど現地参加させていただきました。その時、子どもが自然の中で昆虫やドジョウをとって遊んだりして大はしゃぎで喜ばれて楽しかったことが記憶から蘇り、とてもよかったです。
◎体験は現地が一番望ましいのですが、状況に応じてリモートでも十分可能であることが実感できました。

稲刈り後のフィールドの様子_ライブカメラで撮影
稲刈り後のフィールドの様子_ライブカメラで撮影

リモート配信は初めての実施で、配信トラブルが少々ありましたが、参加者からはおおむね高評価を頂きました。
今までは従業員参加型として田んぼ関連の体験イベントだけでしたが、今後はライブ配信を利用してエコ村の生態系保全活動の取り組みも伝えていくことも検討します。

(*1)Skypeは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

しぶさわこども園「稲刈り」

2020年9月30日(水)

しぶさわこども園の年長園児約60名と先生方がエコ村の田んぼで稲刈りを行いました。

この稲刈りも先日の虫探しと同様に、スタッフは最小限にして、新しい生活スタイル等の新型コロナ感染拡大防止対策を実施しながら、普段から一緒に行動しているクラス単位に実施しました。
スタッフとしては3名の地元ボランティアにご協力いただき、エコ村担当も加わりました。

みんなの広場でエコ村担当がお米のできるまでを話した後、稲刈りの方法を説明しました。園児たちは一生懸命お話に耳を傾けていました。

広場で稲刈りについて説明
広場で稲刈りについて説明

いよいよ実践です。園児たちが刈る稲はもち米の「喜寿」という品種です。
田んぼには一度に3〜4人にずつ入り、ひとり1本稲刈り鎌を使って刈っていきます。例年、園児ひとりに地元ボランティアがひとりサポートについて稲刈りを行うのですが、今年は園児がひとりで稲刈りにチャレンジしました。しかし、園児一人では鎌を使った稲刈りは少し難しそうだったので、こども園の先生が順番サポートについて刈っていきました。

稲刈りの様子
稲刈りの様子

ひとりでも稲刈りにチャレンジ!
ひとりでも稲刈りにチャレンジ!

スタッフはすこし離れたところからひとりで頑張っている園児たちの様子を見守っていました。見守っていると鎌を慎重に使って刈る園児や、最初は慎重に刈って感覚をつかんだら2回目からは鎌を上手に使って一気に刈っている園児など、さまざまな様子でした。

上手に刈れるかな?
上手に刈れるかな?

園児が刈り終わった稲はスタッフの手によって適当な大きさに束ねてられはさがけしました。

園児たちが刈った稲のはさがけ
園児たちが刈った稲のはさがけ

今年は田植え体験ができなくて残念でしたが、たくさん稲刈りができたようで園児たちも満足そうでした。
刈った稲は、天日で干した後に脱穀・精米を行い、こども園にお届けする予定です。

秦野市立しぶさわこども園「秋の虫さがし」

2020年9月10日(木)

しぶさわこども園の年長園児約60名と先生方がエコ村のフィールドで虫探し(生きもの観察)を行いました。

今回の虫探しは、スタッフは最小限にして、新しい生活スタイル等の新型コロナ感染拡大防止対策を実施しながら、普段から一緒に行動しているクラス単位に実施しました。講師は、今回も東海大学の北野先生にご協力いただきました。

ひとクラスずつ北野先生を紹介
ひとクラスずつ北野先生を紹介

最初にみんなの広場で北野先生の紹介を園児たちに行い、その後は広場チームと池の観察チームに分かれ、それぞれで生きものを探すことになりました。
園児たちは、ひとり1冊、ミニサイズの虫図鑑を首から下げていて、すぐに何の生きものかを調べられるように準備していました。更に広場で見つけた昆虫類を捕まえてから観察できるように、透明のふた付のプラスティック容器も手にしていました。

広場チームは、主にこども園の先生やエコ村のスタッフが協力する形で園児が捕まえた虫の名前を教えたり、生きものがどのような場所に隠れているかなどをガイドしたりしました。見つかった生き物は、秋を代表する昆虫であるイナゴやコオロギが多く、そのほかにもケラやカマキリなども見つかりました。

スタッフは透明ビニールカーテン越しで対応
スタッフは透明ビニールカーテン越しで対応

広場でコオロギやイナゴを発見
広場でコオロギやイナゴを発見

標本を見て自分で確認する園児
標本を見て自分で確認する園児

池の観察チームは、北野先生がサポートして水生生物を見せてくれたりしました。今回は園児たちに網を渡して池の生きものをすくってみるという体験もしました。見つかったのは、マドジョウやホトケドジョウ、マツモムシ、カエルなどでした。北野先生は見つけた生きものの特徴を丁寧に園児たちに教えていました。

池のまわりの様子
池のまわりの様子

園児が到着する前に捕獲していた生きもの観察
園児が到着する前に捕獲していた生きもの観察

アミで生きものすくえたかな?
アミで生きものすくえたかな?

熱心に観察している園児たち
熱心に観察している園児たち

短い時間でしたが、里山に園児たちの楽しそうな声が響きました。

後日こども園の先生から
「子どもたちは、園に戻ってからはもちろんのこと、家に帰ってからも夢中で虫探しの話をしたらしく、保護者からも実施してくれてよかったとの声が寄せられました。」
とコメントを頂きました。

9月下旬には、エコ村のたんぼで稲刈りにも挑戦予定です。

その日スタッフが見つけた ミスジマイマイ
その日スタッフが見つけた ミスジマイマイ

エコ村の夏の様子、案山子3兄弟が登場!

2020年8月31日(月)

今年も田んぼを作成して3か月が経ちました。

8月下旬の最新の状況をリアルタイムカメラ(動画撮影録画機能付きのカメラ Safie(セーフィー) (*1))から撮影したスナップショットです。

8/27午後:エコ村フィールド様子
8月27日午後:エコ村フィールド様子

今回は村の夏の様子を写真とともに紹介していきます。

ニホンカナヘビ(体長20cmぐらい)
二ホンカナヘビ(体長20cmぐらい)

7月下旬、木道の上で日向ぼっこをするニホンカナヘビがいました。木道の色とそっくりですね。近くに寄っても逃げないな、と思ったらお腹が丸々と膨らんでいました。 重くて動きたくなかったのかな?この日はこのように木道の上で休んでいるニホンカナヘビが数匹いました。

同じ日、きれいに咲いているヤマユリを発見しました。エコ村では数年前まではヤマユリを広範囲で観察することができたのですが、ここ数年イノシシが多く出没するようになってからは、数が減ってしまっているので貴重なヤマユリです。(ゆり根はイノシシの大好物のようです)このヤマユリはイノシシが気づきにくい場所に自生しているようで被害に遭っていないと思われます。来年も同じ場所で咲くといいな。

ヤマユリ(神奈川県の花)
ヤマユリ(神奈川県の花)

ここからは主に田んぼの話題です。

お米の赤ちゃん(幼穂)
お米の赤ちゃん(幼穂)

田植えから66日後(7月下旬)。お米づくりの名人とともにうるち米の田んぼの苗の成長具合を確認したところ、茎の中にお米の赤ちゃん(幼穂)ができていました。順調に生育しているとのことでした。

田植えから81日後(8月中旬)のうるち米ともち米の比較写真です。

田植えから81日後:うるち米
田植えから81日後:うるち米

田植えから81日後:もち米
田植えから81日後:もち米

うるち米はすでに出穂していました。白く粒のように見えるのはお米のお花です。これで受粉が行われ実をつけていきます。 もち米は、出穂後すぐの様子でした。例年、もち米はうるち米より1〜2週間遅く出穂となります。

ハネナガイナゴ発見!
おしりより羽が長いイナゴです。エコ村にはおしりより羽の短いコバネイナゴもいます。違いを観察できるかも。すぐ近くには赤色のトンボ(マユタテアカネ)もいました。

ハネナガイナゴ
ハネナガイナゴ

マユタテアカネ
マユタテアカネ

百葉箱の近くの田んぼの様子
百葉箱の近くの田んぼの様子

8月18日頃。あれ?田んぼの苗のようすがおかしい!百葉箱のそばの田んぼをよーく観察してみると苗の上の部分が何者かに食べられている!! このままでは無事に収穫を迎えられないかも…
そんななかタイミングよく田んぼの番人である案山子3兄弟が登場しました!案山子たちはボランティア団体に作成してもらいました。その後、ここ数年欠かせなくなったアイテム、鳥獣忌避ネットも同時に設置しました。

長男:ちむお
長男:ちむお

次男:きんぱつ
次男:きんぱつ

三男:めがね
三男:めがね

このあとは、案山子三兄弟に田んぼを見守ってもらいます。


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追伸:お米の苗を食べたのは次の写真に写っている動物のようです。夜な夜なエコ村のフィールドに遊びに来ています。(去年も田植えして2週間後ぐらいに苗の一部を食べられました)

観察カメラ1の映像
観察カメラ1の映像

観察カメラ2の映像
観察カメラ2の映像

(*1)Safieのサービスにて録画している映像は同時にYouTubeLive配信と連携させているためリアルタイムでエコ村の様子を確認することができます。
ITエコ実験村 YouTube Live配信映像

今年の田んぼの再生活動

2020年6月1日(月)

今年も新緑の季節がめぐってきました。

エコ村は、秦野市みどり条例の「生き物の里」に認定されている場所です。里地・里山保全活動を行うことで、様々な生き物の生活の場を維持しています。毎年、この時期に作成する水田(以下、田んぼ)は、水辺の生き物などの生活を支える場としての役割があります。

今年は新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大の影響により、外出自粛などで人との接触の機会を減らさなければならない状況になりました。そのため、エコ村のフィールドへはエコ村スタッフが訪れられない状況になり、さらに毎年実施していた渋沢小学校の4年生の児童、しぶさわこども園の園児、従業員とその家族による田植え体験イベントは見送りました。

このため、今年は地元ボランティアの方々が中心となり田んぼ活動をおこなってくれることになりました。

春の田んぼ活動として、田おこし、あぜぬり、しろかき、田植え、草刈りなどを数日に分け、「密閉」「密集」「密接」にならないように配慮しながら実施していただきました。
今回の田植えは、少人数なので大部分を機械で植えました。機械が入らない田んぼや田んぼの隅などは人の手で植えました。そして、5月下旬にはエコ村フィールドの田んぼが完成しました!
田んぼができる様子をエコ村に設置した 動画撮影録画機能付きのカメラ Safie(セーフィー) (*1) で確認したのでご紹介します。

4月26日:田起こし(全景)
4月26日:田起こし(全景)

4月26日:田起こし(拡大)
4月26日:田起こし(拡大)

5月17日:あぜぬり/しろかき/草刈り(全景)
5月17日:あぜぬり/しろかき/草刈り(全景)

5月17日:あぜぬり/しろかき/草刈り(拡大)
5月17日:あぜぬり/しろかき/草刈り(拡大)

5月23日:機械での田植え(全景)
5月23日:機械での田植え(全景)

5月23日:機械での田植え(拡大)
5月23日:機械での田植え(拡大)

5月24日:人手による田植え(全景)
5月24日:人手による田植え(全景)

5月24日:人手による田植え(拡大)
5月24日:人手による田植え(拡大)

田植えから数日後のフィールドの様子
田植えから数日後のフィールドの様子

田んぼの苗は今後、地元の方々が中心となって生育を見守っていきます。

(*1)Safieのサービスにて録画している映像は同時にYouTubeLive配信と連携させているためリアルタイムでエコ村の様子を確認することができます。
ITエコ実験村 YouTube Live配信映像