Mellanox製ネットワークアダプターでオートネゴシエーションを有効にしてCisco製スイッチと接続した場合に、サーバ再起動後にリンクアップしない場合があります。
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Mellanox製ネットワークアダプターでオートネゴシエーションを有効にしてCisco製スイッチと接続した場合に、サーバ再起動後にリンクアップしない場合があります。
この問題は、特定のMellanox製ネットワークアダプターがリンクアッププロセス中のオートネゴシエーション(DMEページ)に低周波数の通信方式を使用するために発生します。
一部のサードパーティ製スイッチシステムは、IEEE 802.3の仕様に互換性の問題があり、ハードウェアで低周波数の通信方式をサポートしていません。ネゴシエーション信号でロックされるスイッチポート速度を克服するために、スイッチベンダ側で回避コマンドを用意している場合があります。
特定のCiscoスイッチには、低周波数の信号のロックを回避するために、予め設定しておいた遅延時間の後にのみ信号のロックを開始するDFE遅延コマンドがあります。
dfe-tuning-delay
以下に示すように、1500msの遅延を追加することをお勧めします。
dfe-tuning-delay 1500
※dfe-tuning-delayを実行する場合は、オートネゴシエーションを有効にしておく必要があります。
詳細については、Ciscoサポートに問い合わせて、Cisco NX-OSコマンドリファレンスを参照ください。
対策方法はありません。
対象製品名 |
MLX MCX512F 10/25GbE 2p SFP28 Adptr (TQ-xxx-P13188-B21) iLO Webインターフェイス画面で表示されるネットワークアダプターの名称が上記と異なる場合があります。詳細はADV-2022-0112を参照ください。 ※「xxx / xxxx」はお客さまのご購入製品により相違します。 |
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対象装置 |
HA8000V/DL20 Gen10 Plus HA8000V/DL360 Gen10 Plus HA8000V/DL380 Gen10 Plus |
オートネゴシエーションを有効にしている場合に、本現象が発生する場合があります。
バージョン依存はありません。
OS依存はありません。
ADV-2022-0112:iLOやシステムユーティリティにおいて表示されるネットワークアダプターの名称が異なる現象について
2022年7月29日(公開)
ADV-2022-0082