Hitachi

概要

BCM 57416 10GbE BASE-T OCP3 Adptr を使用した環境において、当該アダプタのファームウェアアップデートができない場合があります。

発生頻度

現象および影響範囲

対象装置をBCM 57416 10GbE BASE-T OCP3 Adptrを使用した環境において、当該アダプタのファームウェアアップデートを行った場合、アップデートが失敗する場合があります。

エラーイメージ

この問題は、219.0.144.0 (SPH6.60収録バージョン)未満のファームウェアでアップグレードもしくはダウングレードを数十回以上行うことで、ファームウェアのNVMの断片化が起きることが原因です。
本現象が発生した場合、それ以降のファームウェアアップデート処理が失敗するようになるため、保守作業による部品交換が必要になります。

NVMの断片化はファームウェア 219.0.144.0 (SPH6.60収録バージョン)以降で改善されています。

回避策

回避策はありません。

対策方法

対策方法はありません。

対象製品

対象製品名 BCM 57416 10GbE 2p BASE-T OCP3 Adptr (TQ-xxx-P10097-B21)

iLO Webインターフェイス画面で表示されるネットワークアダプターの名称が上記と異なる場合があります。詳細はADV-2022-0112を参照ください。
※「xxx」はお客さまのご購入製品により相違します。
対象装置 HA8000V/DL360 Gen10 Plus
HA8000V/DL380 Gen10 Plus

発生条件

対象製品に対して、対象バージョンに記載しているファームウェアバージョンから新しいファームウェアバージョンへ更新しようとした場合に、更新が失敗することがあります。

対象バージョン

ファームウェアバージョン:219.0.144.0 (SPH6.60収録バージョン) 未満

対象OS

OS依存はありません。

関連するアドバイザリ

ADV-2022-0112:iLOやシステムユーティリティにおいて表示されるネットワークアダプターの名称が異なる現象について

更新情報

2022年7月1日(更新):発生頻度を高→低に変更、現象および影響範囲を更新、発生条件と対象バージョンを変更。
2022年5月27日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2022-0068