Hitachi

概要

iLO5バーション2.35以前を使用するシステム装置において、起動中に電源オフ状態となり、電源オンできなくなることがあります。

重要度

重要

発生頻度

現象および影響範囲

iLO5バーション2.35以前を使用するシステム装置において、電源オンやリブート操作による起動中に、電源オフ状態となり、電源オンできなくなることがあります。
本事象が発生した場合には、IELログに次のメッセージがログされます。

Unable to validate firmware; System Power On prevented.

回避策

回避策はありません。
万一、本事象が発生した場合には、電源ケーブルの抜き差しを行うなど、AC電源のOFF/ONを行うことで復旧します。

対策方法

iLO5バージョン2.40以降にアップデートしてください。
最新のiLO5ファームウェアは、次のHA8000Vダウンロードサイト、RV3000ダウンロードサイトのドライバ・ファームウェア・ユーティリティよりダウンロードしてください。

iLOファームウェアのアップデートは、オンラインもしくはオフラインで可能です。作業時間は、1台あたり約10分です。(当該ファームウェアのみ更新した場合)

対象製品

対象装置 RV3000 A1
HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10 for Nutanix
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

特定の発生条件はありません。

対象バージョン

iLO5バージョン2.35以前

適用済みバージョンの確認方法

適用済みのファームウェアやソフトウェアのバージョンはiLO Web インターフェイスの「ファームウェア & OS ソフトウェア」のページから確認できます。詳細は「HPE iLO 5 x.xx ユーザーガイド」を参照ください(x.xxの部分にはバージョンが入ります)。
「HPE iLO 5 x.xx ユーザーガイド」は、HA8000VダウンロードサイトRV3000ダウンロードサイトの「製品マニュアル」よりダウンロードしてください。

適用したService Pack for HA8000V(SPH)からファームウェアやソフトウェアのバージョンを確認する場合は「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」を参照してください。「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」は、HA8000Vダウンロードサイトの「技術ドキュメント」よりダウンロードしてください。

Service Pack for RV3000(SPR)からファームウェアやソフトウェアのバージョンを確認する場合は「Service Pack for RV3000 補足資料(Readme)」を参照してください。「Service Pack for RV3000 補足資料(Readme)」は、RV3000ダウンロードサイトの「技術ドキュメント」よりダウンロードしてください。

「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」「Service Pack for RV3000 補足資料(Readme)」中で使われているDescription名の対応は以下のとおりです。

FW/SW名称 「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」内でのDescription名
「Service Pack for RV3000 補足資料(Readme)」内でのDescription名
iLO5 Online ROM Flash Component for Linux - iLO 5

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2022年10月28日(更新):現象および影響範囲の誤記を修正しました(IML→IEL)。
2021年11月26日(更新):対象製品にNutanixモデルを追加しました。
2021年10月29日(更新):タイトル、概要、現象および影響範囲の記載を改善
2021年9月3日(公開)

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本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

CRI-2021-0017