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[アドバイザリ]
iLO 5 v2.78においてiLO Web UIやRestful APIの操作を行うとiLOがスローダウンしたり無応答となることがある事象について

概要

LO 5 v2.78においてiLO Web UIやRestful APIの操作を行うとiLOがスローダウンしたり無応答となる現象が発生する場合があります。この現象の対策方法を以下に示します。

発生頻度

低

現象および影響範囲

iLO 5 v2.78においてiLO Web UIやRestful APIの操作を行うとiLOがスローダウンしたり無応答となることがあります。
この問題が発生した場合、Web UIへログインできなくなったり、各種操作やPOST時にタイムアウトエラーが発生することがあります。
なお、SSH接続を使用したiLOへのアクセスは引き続き利用可能です。
以下に発生時の例を示します。

  • iLO Web UIへのログイン失敗
    iLO Web UIへのログイン失敗
  • iLO Web UI上での操作タイムアウト
    iLO Web UI上での操作タイムアウト
  • 電源投入時時のPOSTエラー
    電源投入時時のPOSTエラー

回避策

回避策はありません。

回復策

SSHを使用して、iLO 5を再起動してください。 iLO 5にSSHで接続し、以下のコマンドを入力します。
 reset /map1
コマンド実行して2〜3分後にiLO Web UIにログインできることを確認してください。

注:上記のコマンドを使用すると、iLO Web UIが応答するようになります。ただし、再び応答速度が遅くなり、タイムアウトが発生することがあります。
iLO再起動後にiLO Web UIの応答が遅くなった場合は、再度SSHを使用してiLO 5を再起動してください。
iLO 5が応答するようになるまで繰り返し、iLO Web UIを使用して対策版ファームウェアを適用してください。

対策方法

iLO5ファームウェアをバージョン2.81以降にアップデートしてください。
最新のiLO5ファームウェアは、次のHA8000Vダウンロードサイトのドライバ・ファームウェア・ユーティリティよりダウンロードしてください。

  • HA8000Vダウンロードサイト

iLOファームウェアのアップデートは、オンラインもしくはオフラインで可能です。作業時間は、1台あたり約10分です。(当該ファームウェアのみ更新した場合)

対象製品

対象製品名 iLO 5

iLO Webインターフェイス画面で表示されるネットワークアダプターの名称が上記と異なる場合があります。詳細はADV-2022-0112を参照ください。
※「***」はお客さまのご購入製品により相違します。
対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML30 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10
HA8000V/DL20 Gen10 Plus
HA8000V/DL360 Gen10 Plus
HA8000V/DL380 Gen10 Plus
HA8000V/ML30 Gen10 Plus

発生条件

特定の条件はありません。

対象バージョン

iLO5ファームウェアバージョン 2.78

対象OS

OS依存なし

更新情報

2023年4月27日(公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2023-0015