Hitachi

概要

HA8000V/DL360, DL380, DL580において、装置前面のユニバーサルメディアベイ上の表示ポートから接続するディスプレイの画面が表示されないことがあります。

発生頻度

現象および影響範囲

HA8000V/DL360, DL380, DL580において、iLO5ファームウェア 2.70より前のバージョンをご使用の場合、装置前面のユニバーサルメディアベイ上の表示ポートから接続するディスプレイの画面が表示されないことがあります。
なお、ユニバーサルメディアベイは、DL380の8LFFモデルは標準搭載、その他の機種/モデルではオプションです。

回避策

回避策はありません。

対策方法

iLO5ファームウェアを下表の対策バージョン以降にアップデートしてください。

ファームウェア名称 対策バージョン
iLO5 2.70

最新のiLO5ファームウェアは、次のHA8000Vダウンロードサイトのドライバ・ファームウェア・ユーティリティよりダウンロードしてください。

iLOファームウェアのアップデートは、オンラインもしくはオフラインで可能です。作業時間は、1台あたり約10分です。(当該ファームウェアのみ更新した場合)

対象製品

対象製品名 DL360 Gen10 ユニバーサルメディアベイ(TQ-UNC-868000-B21)
DL380 Gen10 ユニバーサルメディアベイ(TQ-UNC-826708-B21)
DL560 Gen10 ユニバーサルメディアベイ(TQ-UNC-872267-B21)
DL360 G10+ LFF Display Port/USB Kit(TQ-UNC-P26455-B21)
DL38X Gen10+ Univ Media Bay Kit(TQ-UNC-P14609-B21)
対象装置 HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10 Plus
HA8000V/DL380 Gen10 Plus

発生条件

特にありません。

対象バージョン

iLO5バージョン2.70より前

バージョン確認方法

適用済みのファームウェアやソフトウェアのバージョンはiLO Web インターフェイスの「ファームウェア & OS ソフトウェア」のページから確認できます。詳細は「HPE iLO 5 x.xx ユーザーガイド」を参照ください(x.xxの部分にはバージョンが入ります)。
「HPE iLO 5 x.xx ユーザーガイド」は、HA8000Vダウンロードサイトの「製品マニュアル」よりダウンロードしてください。

適用したService Pack for HA8000V(SPH)からファームウェアやソフトウェアのバージョンを確認する場合は、「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」を参照してください。
「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」は、HA8000Vダウンロードサイトの「技術ドキュメント」よりダウンロードしてください。

「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」中で使われているDescription名の対応は以下のとおりです。

ファームウェア/ソフトウェア名称 「Service Pack for HA8000V 補足資料(Readme)」内でのDescription名
iLO5 Online ROM Flash Component for Linux - iLO 5

対象OS

OS依存はありません。

更新情報

2022年7月29日(公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2022-0098