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概要

TPM(Trusted Platform Module)が有効になっており、Windows BitLockerが有効の状態でワンタイムブートメニューからWindows Serverを起動する場合、Windows BitLocker回復パスワードが必要になります。

発生頻度

現象および影響範囲

TPMが有効になっており、Windows BitLockerが有効になっている場合、ハードディスクを暗号化した後にWindows BitLockerによる起動では回復パスワードは必要ありませんが、BIOS/プラットフォーム構成 (RBSU) を開き、ワンタイムブートメニューでWindowsの起動を選択する場合は、Windows BitLockerで回復パスワードが必要になります。

また、iLOのワンタイムブートオプションからWindowsを起動する場合もWindows BitLocker回復パスワードが必要になる可能性があります。

回避策

回避策はありません。

BIOS/プラットフォーム構成 (RBSU) から ワンタイムブートメニューを選択してWindowsを起動する場合は、Windows BitLocker回復パスワードを入力し、通常のブートパスを使用してシステムを再起動してください。
それ以外の場合は、システムユーティリティで、[終了してシステムの起動を再開] ではなく [システムを再起動] を選択して、Windows Bitlocker回復パスワード画面が表示されないようにしてください。

対策方法

対策方法はありません。

対象製品

対象装置 RV3000 A1
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10 Plus
HA8000V/DL380 Gen10 Plus

発生条件

TPMが有効になっており、Windows BitLockerが有効の状態で、BIOS/プラットフォーム構成(RBSU)のワンタイムブートメニューからディスクを選択し、Windows Serverを起動した場合、Windows BitLocker回復パスワードが必要になります。

対象バージョン

バージョン依存はありません。

対象OS

Microsoft Windows Server 2012 R2
Microsoft Windows Server 2016
Microsoft Windows Server 2019
Microsoft Windows Server 2022

更新情報

2022年7月29日(公開)

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文書番号

ADV-2022-0097